Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

本セミナーは、8月10日に開催したWEBセミナーのプレイバック公開となります。公開期間中はお好きな時にお好きな場所で見ることができるほか、繰り返し再生も可能ですので、じっくりと講義を理解することができます。

 2030年までの国際目標としてSDGs(持続可能な開発目標)が掲げられていますが、そのうち、環境・エネルギーに対する課題解決も盛り込まれています。月刊オプトロニクス2022年6月号では光技術の観点に立ち、この環境・エネルギー応用を特集しました。
 「光技術と環境・エネルギーは親和性が高い」―本特集の冒頭、千葉大学・椎名達雄准教授が述べていますが、今回のセミナーではその技術開発に迫ります。強力な節電対策も求められる中にあって、地球温暖化対策を考える上で、光技術の果たす役割は何か?何が必要なのか?―本セミナーを通じて、参加者の皆様と議論が出来れば幸いです。
ぜひこの機会にご参加下さい。

公開日時

2022年12月1日(木)9:30~2022年12月28日(水)18:00

形態

動画配信サービスVimeo上でのオンライン公開
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。

プログラム  各講演時間:約40分

総論―「光と環境・エネルギー」を観点としたレーザーセンシング技術の基礎と応用

千葉大学 椎名 達雄 氏

特集では「光と環境・エネルギー」のタイトルで構成を図ったが、本セミナーでは光と環境の話題として、ライダーの要素技術、それから先端技術となる水中応用を講演いただく。また、光とエネルギーの話題として、有機薄膜太陽電池、水素ガス・メタンガス計測の新しい試みに関して講演をいただく。
本総論では講演に共通するレーザーセンシング技術の基礎と応用に関して述べる。特に産業応用を観点にしたハードターゲット・ソフトターゲット用ライダーの計測技術、各種ガス計測技術に関して基礎理論と応用技術を概説する。

ライダーリモートセンシングのためのレーザー光源技術

東北工業大学 佐藤 篤 氏

環境計測用ライダーは、エアロゾルや温室効果ガスなどの空間分布情報を高精度に観測することができる光学センサーであり、気象予測精度の向上や温暖化対策、防災・減災対策への貢献が期待されている。その光送信機となるレーザー光源には、観測対象や利用環境に応じて、波長、出力、パルス波形、安定性などに対し特別な仕様が要求され、市販のレーザー光源では対応できない場合がある。本講演では、波長2ミクロン付近のアイセーフ波長帯レーザーを中心に、ライダーリモートセンシングへの応用に特化したレーザー光源開発の事例を紹介する。

水中の見える化から始まる水中ネットワーク構想 ─光技術の可能性─

(株)トリマティス 鈴木 謙一 氏

「水中の見える化」を行うため水中に地上並みのネットワークの構築を目指し、その要素技術である水中光無線技術の検討を行っている。
本講演では、特に水中での対象物の距離測定や3Dスキャンによる構造把握が可能な水中LiDAR、および水中での大容量通信の可能性を秘めた水中光ワイヤレス通信技術への取り組みについて紹介する。また今後の展望として、様々な海洋環境問題に対応するための水中光技術の応用への期待について述べると共に、「水中の見える化」を行う水中ネットワークの構想について紹介する。

有機薄膜太陽電池の発展

(国研)理化学研究所 中野 恭兵 氏

光を電気エネルギーに変換する電子デバイスを太陽電池と呼ぶ。太陽電池に用いられる半導体はシリコンを中心とする無機材料が一般的だが、次世代の太陽電池として有機材料を用いた素子が活発に研究されている。有機材料は軽く、柔らかいことが特徴であり、それを使うことでいつでもどこにでも簡単に設置できる柔軟な太陽電池が実現できる。
本講演では有機半導体を用いた太陽電池―有機薄膜太陽電池―の発展の歴史を概説する。そもそも有機半導体とはなんなのか?という基本的な疑問に答えることから始め、有機半導体に光が当たったときにどのようなプロセスを経て電気に変わるのか説明する。そのうえで有機薄膜太陽電池の特性向上の歴史を材料開発の視点から俯瞰する。

H2ガス漏洩計測技術の開発

(株)四国総合研究所 朝日 一平 氏

従来、ガス漏えい検出は、いわゆる化学センサに基づくデバイスを用いて行われてきた。これらの検知器は、小型・安価であり、各種ガス関連事業の運用コストを抑制することにつながっている一方で、漏洩の位置や規模の特定が困難であるといった課題がある。これに対し発表者らは、瞬時に応答し、アクティブな位置探査ができる漏えい検出技術として、光をガス分子に照射することによって生じるラマン散乱光と呼ばれる光-分子相互作用を応用した独自の計測技術による、水素漏洩検知装置の開発を進めてきたので、その原理や装置の概念及び計測事例等について解説する。
 講演では、発表者がこれまでに開発してきた水素を検知するラマンLIDAR等の紹介に加え、安価な半導体レーザーを用いた最新の高感度水素検知技術について紹介する。

レーザーメタン検知器の開発

東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株) 安部 健 氏

本年6月1日に行われた日本ガス協会の指針改定によって、我が国の都市ガスの保安業務において使用される漏洩検知機にレーザー式ガス検知器が加えられた。これを受けて、今後ますます利用の拡大が見込まれるレーザー式ガス漏れ検知器レーザーメタンについて動作原理およびこれまでの開発の道のりについて概説したのち、発表したたばかりの新製品レーザーメタンスマートを紹介する。さらに大企業の中のベンチャー企業という独自のポジションを確立し、様々な開発をしてきた経験を通して、イノベーションを起こすための方法論についても議論する。


参加方法 他

参加方法 お支払い完了後に視聴URLとパスワードをメールにてお送りします。
講演資料 講演資料+月刊オプトロニクス2022年6月号(PDF)
視聴URLとパスワードのメール内に、講演資料のダウンロードURLを記述します。
注)配布資料は公開可能な範囲となります。また、資料は複製・コピー、第三者への開示・提供を固く禁じます。

受講料・申込方法ほか

受講料 26,400円(税込)* 講演資料代含む
---複数名申込割引---
同一企業から複数名でお申込みいただいた場合、
2人目以降の方の受講料を半額の13,200円(税込)にさせていただきます。
<複数名でお申込みの場合>
【申込区分】にてお申込みになられる人数を選択し、【同時申込者】にて同時に参加される人数(お申込者を除く)を選択していただきますと、その人数分の記入欄が表示されますので「お名前」「ご所属先」「E-mailアドレス」をご記入ください。
申込方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら下記件名の自動返信メールが届きます。メール内の決済用アドレスより決済を完了させてください。

件名: 「光技術と環境・エネルギー応用プレイバック」 お申込み確認メール【オプトロニクス社】

決済が済みましたら、下記件名のメールが届きます。

件名:【ZEUS】決済完了メール(自動配信)
件名:「光技術と環境・エネルギー応用プレイバック」 料金お支払い確認メール【オプトロニクス社】
支払方法 各種クレジットカード

領収書発行 クレジットカードご決済後、料金お支払い確認メール内に、領収書のURLが記載されていますのでご使用ください。
※領収書の宛名は申込フォームの「会社名・団体名」がそのまま反映されます。
申込締切 12月26日(月)13時
注意事項 講演動画の録画・録音および、視聴URLやパスワードの複数人による使用、公開、譲渡の一切を禁じます。
お問合せ (株)オプトロニクス社
セミナーに関するお問合せ   担当:杉島
講演内容に関するお問合せ   担当:三島
支払いに関するお問い合わせ  担当:光岡
Tel:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp

申込受付は終了しました