本書は、Arduinoを使った新しいものづくりの実践を目的とした書籍です。その中心は「距離を測る」「動きを検出する」「光(RGB LED)をコントロールする」「DCモータをコントロールする」「サウンドを再生する」「無線で接続する」などの目的ごとに、すぐに使える35本のレシピ(配線図+サンプルコード)をまとめたクックブック。電子回路とArduinoの基礎も解説し、読者のアイデアを実現することをサポートします。第2版では、Bluetooth LEによる無線通信やウェブサービスとの連携を扱った章とArduinoとRaspberry Piを組み合わせた自律型2輪ロボットの作例を追加。さらにArduinoをベースにプロトタイプが作られたさまざまなプロダクトの事例を紹介しています。
著者によるサポートサイト(サンプルコード、正誤表、追加情報)
Prototyping Lab 第2版
―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ
小林 茂 著
- TOPICS
- Programming , Make/Electronics/DIY
- 発行年月日
- 2017年01月
- PRINT LENGTH
- 496
- ISBN
- 978-4-87311-789-8
- FORMAT
- Print PDF
目次
目次 はじめに 作品紹介 Orphe(株式会社 no new folk studio) BOCCO(ユカイ工学株式会社) MESH(ソニー株式会社 MESHプロジェクト) 光枡(光枡プロジェクト) 形骸化する言語(菅野創、やんツー) METCALFシリーズ(きゅんくん) NO SALT RESTAURANT(NO SALT RESTAURANT制作委員会、 aircord) IRKit(大塚雅和) HACKberry(イクシー株式会社) ベゼリー(チームベゼリー) I部:イントロダクション 1章:「プロトタイピング」をはじめよう ゼロからイチを生み出すプロトタイピング イノベーションの新たな波 Pebble:21世紀型イノベーションのモデル 実例紹介:光枡 第1ステージ 第 2ステージ アイデアから製品までのプロセス Arduinoの使われ方 Orpheの場合 電気味覚フォークの場合 HACKberryの場合 ゼロからイチを生み出す Arduino おわりに 2章:開発環境を整える Arduino IDEのセットアップ Arduinoについて ドライバのインストール Arduino IDEの起動と動作確認 Processing IDEのセットアップ Processingについて ProcessingでArduinoボードと通信するための準備 3章:電子回路の基礎と最初の一歩 電子回路の基礎知識 電圧〜電流〜抵抗 オームの法則 実際に回路を組んでみよう ブレッドボードとジャンパワイヤ 主な電子部品について 実際に回路を組んでみよう オームの法則、ふたたび スイッチで LEDをオン/オフする 自分のツールボックスを整備しよう そろえておくと便利な電子部品 そろえておくと便利な工具 ブレッドボード以外で利用できるモジュールについて センサ用ケーブルの作り方 4章:Arduinoチュートリアル Arduinoの基礎知識 スケッチの基本的な構造とデジタル出力 PWMによるアナログ出力 デジタル入力 アナログ入力 Arduinoボードに LCDを接続する LCDを自分でシールド化する Arduino+PCで使う Processingの場合 Arduino IDEを拡張する ライブラリを追加する ボードを追加する II部:クックブック 5章:入力 レシピ 1:自然光の明るさを測りたい レシピ 2:距離を測りたい(赤外線センサ) レシピ 3:距離を測りたい(超音波センサ) レシピ 4:振動を測りたい レシピ 5:直線上の位置を測りたい レシピ 6:圧力を測りたい レシピ 7:曲がり具合を測りたい レシピ 8:温度を測りたい レシピ 9:傾きを測りたい レシピ 10:動きを検出したい レシピ 11:方位角を測りたい レシピ 12:人が動いたことを検知したい レシピ 13:何かがタッチしたことを検出したい レシピ 14:タッチパネルを使いたい 6章:出力 レシピ 15:光をコントロールしたい レシピ 16:モノを叩いて音を出したい レシピ 17:モノを振動させたい レシピ 18:モノを動かしたい(角度を変える) レシピ 19:DCモータをコントロールしたい レシピ 20:DCモータをコントロールしたい(センサによるコントロール付き) レシピ 21:小型のディスプレイで情報を提示したい レシピ 22:AC100V機器のオンオフをコントロールしたい レシピ 23:サウンドを再生したい 7章:データ処理 レシピ 24:入力から不要な変動を取り除きたい レシピ 25:アナログ入力をデジタル的にいくつかの範囲に分割したい レシピ 26:ある状態になった後、一定時間が経過してから処理を行いたい レシピ 27:環境ごとにセンサの値をキャリブレーションしたい レシピ 28:ある状態になった瞬間に処理を行い、その後一定時間の変化を無視したい レシピ 29:複数の入力がある状態にマッチしたかどうか判断したい レシピ 30:時間変化を伴う入力があるパターンにマッチしたかどうかを判断したい レシピ 31:状態遷移をわかりやすく記述したい 8章:ネットワーク接続 レシピ 32:スマートフォンと無線で接続したい レシピ 33:ローカルなトリガによりネットワーク上でアクションを起こしたい レシピ 34:ネットワーク上のトリガによりローカルでアクションを起こしたい 9章:実践 レシピ 35:自律型 2輪ロボットをつくる 付録 付録 A:トラブルシューティング 付録 B:ライブラリの作成 付録 C:参考情報 付録 D:Arduinoボード選択ガイド あとがき 索引