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Webブラウザ「Google Chrome」は拡張機能が豊富

2010年12月 入手
Google Chrome
無償のWebブラウザ Google Chrome(グーグル・クローム)を使い始めた。

常用している Sleipnir に不満があったわけではなく、Google Chromeでもぱふぅ家のホームページが正常に表示されているかどうかチェックするためにインストールしてみたのだが‥‥早い。起動が極めて早いのである。
※その後、機能が増え、メモリも多く消費するようになったのでタイトルを改めた。
Google Chromeのロゴの変遷
Google Chromeのロゴの変遷

動作環境

項目 要求要件
OS Windows 10 以降(Chrome 110以降)
Windows Server 2016 以降(Chrome 110以降)
macOS Catalina 10.15 以降
64bit Ubuntu 18.04 以降 / Debian 10 以降 /
openSUSE 15.2 以降 / Fedora Linux 32 以降のいずれか
Android 7.0 以降
iOS 14.0 以降 / iPadOS 14.0 以降
プロセッサ Windows : Intel Pentium 4 以降のプロセッサ(SSE3 対応)
Linux : Intel Pentium 4 以降のプロセッサ(SSE3 対応)
最新バージョン 131.0.6778.85(2024年11月19日)

主要機能

項目 仕様 コメント
テーマ 世界中のアーティストが作成したテーマを利用できる。 シンプルなデフォルト・テーマのまま使っている。
アドレスバー URL表示、履歴閲覧、検索が1つのアドレスバーに集約 シンプルで使いやすい。
タブと安定性 ひとつのタブがクラッシュしても、他のタブにまで影響が及ばないようになっている。
自動翻訳 ウェブページの言語がブラウザの設定言語と異なっていると、ウェブページを設定言語に翻訳するかどうかを確認するメッセージが表示される。
シークレット モード どのウェブサイトにアクセスしたかをブラウザの履歴に記録したくない時に使う。
その他 本体機能はシンプルで、必要な機能は拡張機能を追加する形になっている。

Chrome 131

2024年(令和6年)11月12日、Chrome 131 をリリースした。

PDFドキュメントでオンデバイスの光学式文字認識(OCR)が利用可能になる。とくに紙からスキャンしたPDFドキュメントでテキストの検索や選択、コピーが行えるようになるなど、アクセシビリティが大きく向上し、一般的なHTMLページと変わらない使い勝手が得られる。この処理はデバイス上で完結し、Googleへコンテンツが送信されることはないとのこと。
省エネモードが有効な場合にタブをフリーズしてCPU使用率を抑制する機能が、安定版「Chrome 131」の約1%に展開される。フリーズされるタブは5分以上非表示かつ無音状態でCPUを多く使用しているものが対象だが、オンラインミーティングや外部デバイスの利用中は対象外となる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」1件を含む13件の脆弱性に対処した。

Chrome 130

2024年(令和6年)10月15日、Chrome 130 をリリースした。

ツールバーのカスタマイズ機能が段階的に展開される予定で、このユーザーインターフェイスを利用すると、ユーザーはツールバーに表示するアイコンをサイドパネルで簡単にカスタマイズできる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」1件を含む12件の脆弱性に対処した。

Chrome 129

2024年(令和6年)9月17日、Chrome 129 をリリースした。

新しいトースト(Toast)パターンの導入が開始される。たとえばリーディングリストにコンテンツを追加すると、ブラウザーのツールバーと閲覧ページの間に小さなメッセージチップが表示され、リーディングリストにコンテンツが追加されたことを伝えると同時に、[リーディングリスト]サイドパネルへのクイックリンクを提供する。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」1件を含む9件の脆弱性に対処した。

Chrome 128

2024年(令和6年)8月21日、Chrome 128 をリリースした。

<ruby>タグを使用した際の配置の改善や途中階業ができるようにした。長いルビでも読みやすくなる。
Promise.try() をサポートし、関数の戻り値が何であっても適切に処理できるようになった。Promise.try構文を使用する際に発生したエラーは通常のPromiseと同様に .catch() で処理できる。
ペンタブレットなどの入力機器において複数のペンを同時に使用する時、devicePropertiesに含まれる uniqueId を使用することでそれぞれのペンを永続的に識別することが可能になった。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」7件を含む20件の脆弱性に対処した。

Chrome 127

2024年(令和6年)7月23日、Chrome 127 をリリースした。

Cookieの盗難対策として、Windows環境でアプリバインド暗号化(App-bound encryption for cookies)を導入した。Cookieを暗号化する際に用いられるキーに Chrome のアプリケーションIDを紐付けることで、万が一 Chrome と同じ権限がマルウェアに奪取されても、システムから Cookie を盗み出すのが難しくなる。
公開鍵証明書認証局(CA)の1つである Entrust でコンプライアンス違反が続いていることから、同社の発行した証明書は信頼リストから削除する。このブロックは2024年(令和6年)10月31日以降に発行された証明書に対してのみ開始する。
異なるフォントファミリー間でテキストの相対的な大きさを調整するCSSプロパティ font-size-adjust を追加した。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」5件を含む16件の脆弱性に対処した。

Chrome 126

2024年(令和6年)6月11日、Chrome 126 をリリースした。

PDFビューワーのアーキテクチャーを刷新し、iframeのアウトプロセス(OOPIF)を活用するスタイルになり、今後の機能追加が容易になった。
また、OCRのAIリーダーが組み込まれ、PDFドキュメントを抽出、カテゴライズ、セクション化できるようになった。これにより、視覚障碍者のアクセシビリティギャップを埋めることができる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」9件を含む18件の脆弱性に対処した。

Chrome 125

2024年(令和6年)5月15日、Chrome 125 をリリースした。

別の要素の位置を基準にして要素を配置できる「Anchorポジショニング」が利用可能になったほか、CPU負荷をアプリに伝えるCompute Pressure APIや数値を丸めたり剰余を求めたりできるCSS関数などが導入された。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」2件を含む9件の脆弱性に対処した。

Chrome 124

2024年(令和6年)4月16日、Chrome 124 をリリースした。

Windows環境の ClearType Text Tuner に対応し、SkiaライブラリのテキストレンダリングがWindows OSの設定(コントラスト、ガンマ値)を尊重するようになり、描画品質が向上する。この改善は、アンチエイリアス処理されたピクセルがレンダリングされた各グリフに占める割合が高い日中韓の文字でより顕著にあらわれるという。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む13件の脆弱性に対処した。

Chrome 123

2024年(令和6年)3月19日、Chrome 123 をリリースした。

CSSやWeb APIの強化によりウェブコンテンツ表現力が向上した。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」1件を含む12件の脆弱性に対処した。

Chrome 122

2024年(令和6年)2月20日、Chrome 122 をリリースした。

Chromeの攻撃対象領域を減らすため、スクリプトエンジン V8 のJITオプティマイザを無効にする新しいエンタープライズ設定が追加された。また、読み込み速度を向上させるため、サーバー側の セーフ ブラウジング リストで確認してもページの読み込みがブロックされなくなった。さらに、マルウェアと思しきファイルをダウンロードした際の警告メッセージとそのパターンを見直し、明確で一貫性のあるものにする取り組みを進めている。

Storage Bucket API においてバケットごとに永続化を選択できるようになったり、Clipboard API でHTMLを読み取る際にサニタイズしない選択が可能になったりするなどAPIが更新されたほか、開発者ツールにおいてスタイルの再計算など一定のイベントについて原因となるイベントをさかのぼって追跡できるようになった。また、WebGL を使用することで8bitを超える精度でコンテンツを描画可能になった。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」2件を含む12件の脆弱性に対処した。

Chrome 121

2024年(令和6年)1月23日、Chrome 121 をリリースした。

新しい生成AI機能を多数追加したが、米国ユーザーでGoogleアカウントでログインしている場合のみ。
サードパーティCookieのサポート終了に備え、Chrome 121 ではテストを容易にするために、ユーザーの1%に対し既定でトラッキング防止機能が有効化される。これは2024年(令和6年)第3四半期にもすべてのユーザーに適用される予定だ。
セーフブラウジングを標準保護機能レベルで利用している場合、暗号化された書庫ファイルをダウンロードする際にパスワードが求められるようになった。
ツールバーのサイドパネルアイコンが削除され、代わりに特定のパネルを開くためのボタンをピン留めできるようになる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む17件の脆弱性に対処した。

Chrome 120

2023年(令和5年)12月5日、Chrome 120 をリリースした。

サードパーティCookieのサポート終了(3PCD)に備え、2024年(令和6年)第1四半期の初めよりグローバルトラフィックの1%でサードパーティーCookieを無効化する。ただし、エンタープライズユーザーはほとんどの場合で自動的に除外する。管理者にはサードパーティーCookieをブロックするポリシーとURLベースで許可するポリシーを提供する。
Webブラウザーの安全性に関する問題を定期的にチェックし、注意が必要な点があればユーザーに通知する、プロアクティブな新しい「安全チェック」のロールアウトははじまる。

マウスやタッチパッドといった入力デバイスや、ウィンドウのサイズ変更に応じて、ユーザーが使いやすいようにシームレスに変化するツールバーを導入しり。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」2件を含む10件の脆弱性に対処した。

Chrome 119

2023年(令和5年)10月30日、Chrome 119 が1週間前倒しでリリースされた。
WebSQL の廃止や、Native Client を許可するポリシーが削除されるなど、レガシー要素を排除した。
分かち書き器 BudouX が導入され、HTML要素に lang=ja, word-break: auto-phrase を指定すれば、日本語のテキストで分節に応じた自然な改行が自動で行われる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む15件の脆弱性に対処した。

Chrome 118

2023年(令和5年)10月10日、Chrome 118 がリリースされた。
CVEベースで危険度レベルが最も高い「Critical」1件を含む20件の脆弱性に対処した。

Chrome 117

Material You - Google Chrome
Material You
2023年(令和5年)9月15日、Chrome 117 がリリースされた。

Material You(Google Material 3)ベースの新しいデザインが一部環境より展開が開始される。すぐに利用できるとは限らないが、ダイナミックカラーシステムによるパーソナライゼーション、アクセシビリティの改善、メインメニュー(画面右上の3つの点アイコン)の刷新といった新しい要素が順次提供される予定だ。
暗号化されていないHTTP接続でコンテンツをダウンロードする際に、一部で警告ダイアログが表示されるようになった。これは Chrome をHTTPSファーストにする取り組みの一環で、「HTTPSファーストモード」が有効になっていない限り、リスクを承知の上でHTTPコンテンツをダウンロードすることは引き続き可能だ。
拡張機能マネージャーに新しい確認パネルが追加され、不正な拡張機能やポリシー違反の拡張機能、「Chrome ウェブストア」で入手不能となった拡張機能など、ユーザーの注意が必要と判断される場合に表示されるようになる。ユーザーは拡張機能を削除するか、そのまま使い続けるかを選べる。

CVEベースで危険度レベルが一番高い「Critical」1件を含む11件の脆弱性に対処した。深刻度「Critical」と評価されている「CVE-2023-4863」はWebPにおけるヒープバッファーオーバーフローで、9月11日に緊急対処された。

Chrome 116

2023年(令和5年)8月15日、Chrome 116 がリリースされた。

ムービーに限らずさまざまな要素をピクチャーインピクチャーで表示する機能や、複雑な2Dアニメーションを簡単に行えるモーションパスの機能などが追加された。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」8件を含む26件の脆弱性に対処した。
また、このバージョンからセキュリティパッチの更新間隔を毎週実施するとしている。

Chrome 115

2023年(令和5年)7月30日、Chrome 115 がリリースされた。

サードパーティCookie排除に向けた施策の一環として「Topics」と呼ばれるAPIが導入された。同社は、無料サービスを維持するための収益源として重要なターゲティング広告と、ユーザーのプライバシー保護・広告のコントロール性向上を両立させるために「プライバシーサンド ボックス」という仕組みを提案しているが、「Topics」はそれを支えるAPIの1つだ。

Scroll-driven animations」は、スクロールに応じてアニメーションするタイプのデザインをHTML/CSSだけで実現する標準仕様。パララックス(視差)背景画面やリーディングインジケーター、表示されるときにフェードインする要素などを手軽に実現できる。
Fenced frames」は従来からある「iframe」とよく似ており、他のサイト(サードパーティ)のコンテンツを自分のWebサイト(ファーストパーティー)に埋め込むことができる。しかし、サードパーティーとの通信は制限されており、ファーストパーティーからデータを盗み出すことはできない。この仕組みはプライバシーを保護しながらインタレストベース広告を配信したり、パーティション分割されていないクロスサイトデータへ安全にアクセスするといった用途に役立つことが期待されている。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」4件を含む11件の脆弱性に対処した。

Chrome 114

2023年(令和5年)5月30日、Chrome 114 がリリースされた。

クロスサイトCookieをトップレベルサイトごとに分割する CHIPS(Cookies Having Independent Partitioned State)がデフォルトで有効になった。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」8件を含む13件の脆弱性に対処した。

Chrome 113

2023年(令和5年)5月2日、Chrome 113 がリリースされた。

省エネモードの設定が追加され、バッテリー使用時の電力消費量が軽減された。バッテリーの残量が20%を切ったときだけオンにするか、バッテリー使用時は常にオンにするかを選択可能だ。
AV1エンコードの高速化によりビデオ通話の品質が向上した。CPUベースのAV1ビデオエンコードのパフォーマンスが大幅に向上したlibaom 3.6リリースを取り込むことで実現したもので、Google Meetでは、40kbpsという極めて低い帯域幅でのAV1テストに成功している。
また、WebGLとWebGL 2の後継として期待されているWebGPUのサポートがデフォルトで有効になった。WebGPUによってシステムのGPU(Graphics Processing Unit)を使って計算を行い、ページ内の複雑な画像を描画できるようになる。

15件の脆弱性に対処した。

Chrome 112

2023年(令和5年)4月4日、Chrome 112 がリリースされた。

2013年(平成25年)に発表された Chromeアプリの段階的な廃止が完了し、Windows、Mac、LinuxでChromeアプリが動作しなくなった。
拡張機能で認証が必要な場合に、アプリウィンドウではなくWebブラウザーのタブが用いられるようになった。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む14件の脆弱性に対処した。

Chrome 111

2023年(令和5年)3月7日、Chrome 111 がリリースされた。

開発者向けに、スムーズなトランジションを実現する「View Transitions API」への対応、CSS Color Level 4への対応などが実装された。

また、40件の脆弱性に対処した。

Chrome 110

2023年(令和5年)2月7日、Chrome 110 がリリースされた。Windows版はWindows 10以降のみサポートとなった。

パスワードを自動入力する際に生体認証を要求するオプションが追加された。デバイスが生体認証に対応していれば、パスワード入力機能を利用する際のセキュリティを強化することができる。
セーフ ブラウジングで「保護強化機能」を有効にしている場合、拡張機能が要求するCookie情報がテレメトリの対象となり、収集・送信される。これは悪意のある拡張機能やポリシー違反の拡張機能を検出するために用いられるとのこと。
新しいリリースチャネル「Early Stable」の提供が開始される。これは「Stable」チャネルを一部ユーザーに対し先行ロールアウトすることで致命的な問題を早期に検出し、影響が比較的小さいうちに対処するためのものだ。
CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む15件の脆弱性に対処した。

Chrome 109

MathML Core - Google Chrome
MathML Core
2023年(令和5年)1月10日、Chrome 109 がリリースされた。

HTMLやSVGに埋め込む事ができる数学表記言語である MathML Core をサポートした。MathMLは、OpenType MATHとCSS互換の方法でレンダリングされ、プラットフォームアクセシビリティAPIを介して公開される。
CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」2件を含む14件の脆弱性に対処した。

Chrome 108

2022年(令和4年)11月29日、Chrome 108 がリリースされた。

開発者向け機能として、CSSで新しいビューポート単位が導入されるほか、「LayoutNG」印刷のサポートの改善、「COLRv1」可変フォント、ワーカーにおける「Media Source Extensions」(MSE)のサポートなどが含まれている。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」8件を含む28件の脆弱性に対処した。

Chrome 107

2022年(令和4年)10月25日、Chrome 107 がリリースされた。

Chrome 102 から展開が始まっていたダウンロードバブルが、すべてのユーザーに解放された。これまでは閲覧画面下の「シェルフ」にダウンロードアイテムが保存されていたが、Microsoft Edge によく似た「ダウンロードバブル」が利用できる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」3件を含む14件の脆弱性に対処した。

Chrome 106

2022年(令和4年)9月27日、Chrome 106 がリリースされた。

オムニバー(アドレスバー)の検索機能を拡充し、対象を履歴やブックマーク、タブに絞って検索する機能が追加された。iOS版では iOS 16 のウィジェットに対応した。Android 6.0をサポートする最後のバージョンとなる。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」5件を含む20件の脆弱性に対処した。

Chrome 105

2022年(令和4年)8月30日、Chrome 105 がリリースされた。

Chromeアプリのサポート終了を案内するメッセージが追加。Chrome アプリを強制的にインストールしている場合に表示されるようになった。Chrome アプリはPWAへの置き換えが進んでおり、Chrome 109以降はWindows/Mac/Linuxで完全に動作しなくなる予定だ。
また、これまで証明書の管理を各プラットフォームのルートストアに任せていたが、Firefoxのように独自のルートストアに置き換えられるようになった。

CVEベースで危険度レベルが最高の「Critical」1件、2番目の「High」8件を含む21件の脆弱性に対処した。

Chrome 104

2022年(令和4年)8月2日、Chrome 104 がリリースされた。

Region Capture機能を使用することにより、タブ画面から必要な部分だけをトリミングしてキャプチャーし、リモートに共有する必要のない部分を削除することができるようになった。
開発者向け機能として、Media Queries Level 4 に対応し、Shared Element Transitions 機能がオリジントライアル開始となった。

CVEベースで危険度レベルが2番目の「High」7件を含む27件の脆弱性に対処した。

Chrome 103

2022年(令和4年)6月21日、Chrome 103 がリリースされた。

新しいHTTPレスポンスコード「103 Early Hints」のサポートがサポートされるなど、多くの新機能が導入されている。
新たにサポートされた103 Early Hintsは、CSSやJava Scriptなどのリソースをブラウザに先読みさせることでWebの高速化を図るもの。通常のWebページを送信する前に、サーバからレスポンスコード103として、これらリソースのURLがクライアントに渡される。クライアント(ブラウザ)はそのURLを元にキャッシュがあればそれを読み、なければプリロードを行う。当然、ブラウザだけではなく、サーバ側での対応も必要となるが、CDNサービスのCloudflareは既に103 Early Hintsに対応している。

CVEベースで危険度レベルが最も高い「Critical」1件、2番目の「High」2件を含む14件の脆弱性に対処した。

Chrome 102

2022年(令和4年)5月24日、Chrome 102 がリリースされた。

「Progressive Web Apps」(PWA)のタイトルバーを開発者側がOSアプリのように見せかけることができる「ウィンドウ コントロール オーバーレイ」など、開発者向けのいくつかの機能が追加されている。

CVEベースで危険度レベルが最も高い「Critical」1件、2番目の「High」8件を含む32件の脆弱性に対処した。

Chrome 101

2022年(令和4年)4月26日、Chrome 101 がリリースされた。

リソースタグで読み込み優先度(fetchpriority)を指定する仕組み「Priority Hints」が正式機能として採用になった。
たとえば、Webサイトをとりあえず表示させるのに必要な画像や動作に不可欠なスクリプトの読み込み優先度を上げてLCP(Largest Contentful Paint:Webページの主要部分が描画されるまでの時間)を改善するといった用途での利用が想定されている。

Chrome 100

2022年(令和4年)3月29日、Chrome 100 がリリースされた。2008年(平成20年)9月1日にβ版をリリースしてから約13年でバージョン100を迎えた。

ロゴのデザインが変更になった。
Webアプリのマルチディスプレイ対応で、プレゼンなどで大画面でスライドを表示し、手元のPCで原稿メモを表示するような使い方ができるようになった。

CVEベースで危険度レベルが上から2番目の「High」9件を含む28件の脆弱性に対処した。

URIスキーム

NAPI はChrome 45で廃止されることが決まっている。そのとき、本当に拡張機能「IE Tab Multi」が動作しなくなる。
回避策を探しているうちに、シャープの電子書籍 GALAPAGOSリーダーアプリが、Chromeから起動することを思い出した。調べてみると、URIスキームという仕組みを使っていることが分かった。

URIスキームとは、URLの先頭にある "http:~" の部分である。コロン : の前はリソースに到達するための手段を、その後ろはリソースの場所を示す。
"http:~", "https:~", "ftp:~" などがよく使われるURIスキームであるが、"mailto:~" ではメーラーが起動することがある。
つまり、URIスキームを使ってアプリを起動することができる。

Windowsでは、URIスキーム はレジストリに設定されている。
先度ほどの GALAPAGOS リーダーアプリ の場合、"galapagosapp:~" というURIスキームが設定されている。そのレジストリキーは以下の通りだ。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp]
@="URL:galapagosapp"
"URL Protocol"=""
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell\open]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell\open\command]
@="C:\\Program Files (x86)\\SHARP\\GALAPAGOS\\GPBookShelf.exe \"%0\" \"%1\""


これを「WZ EDITOR」に適用したのが、以下のレジストリである。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp]
@="URL:wzeditorapp protocol"
"URL Protocol"=""
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell\open]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell\open\command]
@="C:\\Program Files (x86)\\WZ EDITOR 9\\wzeditorapp.bat %1"


引数 %1 を使って編集対象ファイルを渡すのだが、WZ EDITOR側にURIスキーム "wzeditorapp:" も含んで渡されてしまう。これでは都合が悪いので、バッチ処理 "wzeditorapp.bat" を介してURIスキームの部分を削除するようにした。
バッチ処理 "wzeditorapp.bat" の中身は以下の通り。
echo off
set fname=%1
set fname=%fname:~15%
"C:\Program Files (x86)\WZ EDITOR 9\wzeditor.exe" "%fname%"

Chrome 12

2011年(平成23年)6月8日、Chrome 12の安定版をリリースされた。セキュリティとグラフィック処理が強化された。
公式サイトから無償でダウンロードできるほか、すでにGoogle Chromeを使用している場合は自動的にアップデートされ

悪意のあるコンテンツを含むファイルがダウンロードされる際に警告を表示するほか、いわゆる Flashクッキーを設定画面から削除できるようになった。
3D CSSのハードウェアアクセラレーションをサポートし、3Dエフェクトを利用するWebサイトやWebアプリケーションを速く実行できるようになった。

拡張機能 Close Right Tabs

拡張機能「Close Right Tabs」は、Google Chromeの「右側のタブを閉じる」機能を実行する拡張機能だ。
拡張機能を管理
拡張機能を管理」の右下の「キーボードショートカット」をクリックすると、拡張機能にショートカットキーを付与できる。これにより、Close Right Tabsにショートカットキーを与えることで、一気に右側のタブを閉じることができるようになる。
Chrome 50あたりから、なぜか拡張機能「Shortcut Manager」「Keyconfig」では右側のタブを閉じる機能が利用できなかったことから、Close Right Tabsを使うようになった。

拡張機能 Shortcut Manager

拡張機能「Shortcut Manager」は、Google Chromeにショートカットキーを追加する機能だ。
Sleipnirのショートカットキーに慣れているので、Google Chromeにも同じキーが使えるように設定している。

拡張機能 AutoPatchWork

AutoPatchWork
朝日新聞デジタルを利用しているのだが、記事の切り抜き(PDF化)をしようとすると、長い記事では画面が複数ページに分かれているのでその都度印刷ボタンを押して、Acrobatでファイルを1本化しなければならないので手間がかかる。
Google Chromの拡張機能「AutoPatchWork」を使うことで、その手間が省ける。

AutoPatchWorkは、ページの下までスクロールすると、もし続きのページがある場合には、自動的に連続したページであるかのように表示してくれる。そして、画面上にページ番号が表示される。
たいへん便利な拡張機能である。

環境のバックアップ

Google Chromeの実行ファイルはユニークな場所にある。

Windows XPC:\Documents and Settings\アカウント名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application\chrome.exe
Windows Vista/7C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Google\Chrome\Application\chrome.exe
GoogleパックでインストールC:\Program Files\Google\Chrome\Application


このディレクトリをすべてバックアップすれば、お気に入りや拡張機能、その他の設定がすべて保存できる。なお、"\Google\Chrome\User Data\Default\Cache\" はブラウザ・キャッシュなので、このディレクトリだけは保存する必要はない。

参考サイト

(この項おわり)
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