<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
【ミニレビュー】ハブで音が変わる?akitsukoのネットワークリファイナー「SW0200」
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、新興ブランド、秋山通信工業(akitsuko)の2ポート“スイッチングハブ”「SW0200」をピックアップ。音質のためにあえて2ポートとしたこだわりのアイテムの実力は?
ノイズフロアが下がり濃い音色に酔わされる
NETWORK REFINER(ネットワークリファイナー)「SW0200」はネットワークオーディオの音質向上を目的とした2ポートのオーディオ用スイッチングハブ。LANケーブルで繋ぐ機器の間に本機を介在させると、他のネットワーク機器からのノイズを遮断し、内蔵の低ノイズ電源、高精度クロック、厳選したパーツで構成した回路による高品質なLAN信号をネットワークプレーヤーに供給することができるという。

BLUESOUNDのネットワークトランスポート「NODE 2i」の直近に設置して試聴してみた。ヴァイトハース(ヴァイオリン)、アヴェンハウス(ピアノ)によるブラームスのヴァイオリン・ソナタは、かなり下がったノイズフロアに、とても耽美的な表現が展開して驚く。ヴァイオリンとピアノの滑らかで澄んだ濃い音色に酔わされる。楽器間の距離も明瞭だ。

松任谷由実「雨のステイション」は伴奏の各楽音の音色と質感の描き分けが巧み。引き締まったヴォーカル音像には肉声感が強い。
宇多田ヒカル「One Last Kiss」でもヴォーカル音像が引き締まり肉声感が強い。電子音の3次元的位置が鮮明!
非常に素晴らしい効果だ。聴くと欲しくなる可能性がかなり高い。