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Amazonクラウドの支払いで日本円が選択可能に。VISAもしくはMasterCardで

2015年2月17日

Amazonクラウドは、日本円を含む11の通貨によるクレジットカード支払いを開始したこと明らかにしました

対象はVISAもしくはMasterCardによる支払いで、Amazonクラウドのアカウント設定画面を開き、通貨を指定することで日本円の支払いが可能になります。

fig Amazon Web Services ブログの記事「【AWS発表】 AWSアカウントへの支払い通貨の設定機能」から

日本でAmazonクラウドを利用する場合、これまでは基本的にAmazonクラウドから米ドルで請求が行われていました。利用者はその請求額に対し、クレジットカード会社の設定した為替レートによって置き換えられた日本円の金額で支払っていました。

今回の発表後もAmazonクラウドの利用料がドルベースであり、為替レートによって日本円の金額が変動する点は変わりません。が、上記画面で分かるとおりAmazonクラウドが独自の為替レートに基づいて日本円での金額を計算し、日本円で請求することになります。クレジットカード会社による為替レートでの変換がなくなるのがこれまでとの違いです。

一般にクレジットカード会社による為替レートはコストが高いとされているため、日本円での支払いに切り替えることで支払金額が安くなることが期待されます。

今回の発表では、日本円のほかに、オーストラリアドル(AUD)、スイスフラン(CHF)、デンマーククローネ(DKK)、ユーロ(EUR)、イギリスポンド(GBP)、香港ドル(HKD)、ノルウェークローネ(NOK)、ニュージーランドドル(NZD)、スウェーデンクローナ(SEK)、南アフリカランド(ZAR)などの通貨での支払いも可能になっています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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