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フィリップ・ジャルスキー

ヴィヴァルディとヘンデルを得意レパートリーとするフランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキー(1978年生まれ)。ヴィヴァルディの英雄たち』(2006年)に続き、『カレスティーニ、あるカストラートの物語』(2007年)では、カストラートの最も輝かしい人物の一人であるカレスティーニにオマージュを捧げている。その声の純粋さは高く評価されているが、その地位に安住することなく、2009年には『オピウム:メロディー・フランセーズ』(Opium: Mélodies Françaises)とフランスのメロディーに捧げたプログラムで驚きを与えている。2012年、このカウンターテナーはレオナルド・ヴィンチのオペラ『アルタセルセ』でカストラートの声に戻った。同時に、コンピレーション『La Voix des Rêves 』は年末のクラシック音楽界を席巻した。2013年には、ニコラ・ポルポラ作曲のアリアをフィーチャーしたファリネッリに捧げる待望のリサイタルがリリースされた。翌年には、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル 」や「サルヴェ・レジーナ」などの神聖作品を集めた「ピエタ」が発売された。このセールスの成功に続いて、ナタリー・シュトゥッツマンとクアトゥオール・エベーヌをフィーチャーしたポール・ヴェルレーヌへのオマージュ『グリーン~ヴェルレーヌの詩によるメロディーズ・フランセーズ 』(2015年)がリリースされた。フィリップ・ジャルスキーはその後、バッハとテレマンの聖なるカンタータを録音し、ハンガリーのソプラノ、エム?ケ・バラースと『オルフェオの物語』(2017年)でモンテヴェルディ、サルトリオ、ロッシの3つのオペラのさまざまなアリアを演奏した。


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