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TOEFLおすすめ参考書・問題集セクション別まとめ:留学基準スコアを満たすiBT80点突破法を解説します

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英語の資格といえば、日本で最もポピュラーなのがTOEIC。
しかし、アメリカを初め、海外の大学へ留学を目指す方は、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)を受験し、基準スコアを満たす必要があります。

イギリスやオーストラリアの場合、IELTS(アイエルツ:International English Language Testing System)の受験を指定されることも多いですが、僕がオーストラリアの大学に留学した際はTOEFLのスコアを利用できました 。

今日の記事では、TOEFL iBTで留学基準(学部生)を満たすための勉強法おすすめテキスト(参考書・問題集)を解説していきます。

TOEFLはTOEICと違って難易度が高く、セクションごとにしっかりと対策する必要があります
TOEFLの感覚を掴むだけなら良いですが、スコアアップを目指すなら全ての単元がまとまった参考書だと内容が薄くなりがち。

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングとセクション別に解説していきますので、伸び代がある苦手科目を優先的に取り組んでいきましょう。

 

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はじめに:TOEFL iBTの留学基準(足切りスコア)

まず、当たり前ですが自分の行きたい大学の基準スコアを確認しましょう。

僕は大学のサービスを利用して留学したのですが、当時の基準スコアはTOEFL iBT 86点以上でした。
学部生の留学基準としてはかなり高い方です。
一般的には61〜80点程度に足切り基準が設定されている場合が多いです。

例えば、ニューヨーク州立大学の案内を見ると、キャンパスや学部ごとに基準スコアが異なりますが、61点、または79-80点と書かれている箇所が多いです。
MBA取得や、医学部など専門性の高い学部では、足切り基準が90点、高い所だと100点以上に設定されていることも…

TOEICの他にも大学の成績(GPA)が一定以上であることを求められますので、1年生からしっかりと単位を取らないといけませんね!
GPAに関しては4段階で3.0〜3.5が足切り基準になっていることが多いです。
僕は大学1年からGPA3.1〜3.5をウロウロしていたので、まぁボーダーラインといったところ。
大学で単位を落としたことは無いのですが、定期テストではもう少し高い点数を取っておきたかったです。

 

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リーディング対策

リーディングの勉強法

リーディングとリスニングに関して、勉強法はTOEICと同じです。

高校レベルの英文法や単語はマスター出来ている前提で話します。
このレベルに達していないなら、TOEICなどで基礎的な英語力を養いましょう。

TOEFL iBTリーディングの勉強法は、

  1. 本番に即した問題集を解く
  2. 1冊に時間をかける(何周も解くこと)
  3. 本番同様の時間制限を設けて解く

以上の3つを守ることです。
1つのパッセージが700単語で目標の回答時間が20分程度。
制限時間はさほどタイトではありません。

しかし、TOEICと違って、心理学や物理、科学など、アカデミックな論文が長文問題に使われます。
初受験者にとっては専門的な英単語が一番のハードルになるでしょう。

キクタンSuperレベルなど最難関の単語帳を見ると、大学受験やTOEICでは、

『出ねえよこんな単語ww』

というような単語が普通に出題されます。

逆に言えば、語彙力さえクリアすればスコアを稼ぎやすいセクションです。
パッセージ中に出てきた単語の同意語を問う問題も多いです。
TOEICで800点以上取れている人であれば、少ない時間で高得点を狙えます。

TOEFLのスコアは相対評価ですが、ほとんど正答率 ≒ スコアに落ち着きます。
最低7割、出来れば8割以上の正答率を目安に学習を進めましょう 。

 

リーディングおすすめ参考書、問題集

TOEFLゼミナールの英単語帳が『結論』

既述の通り、TOEFL iBTリーディングは単語力が鍵となってきます。

現時点で最良の英単語帳はTOEFLゼミナールの『TOEFL TEST対策 iBT英単語』でしょう。
ボリュームが多めですが、CDも4枚付属しており、リスニングの練習も同時に出来ます。
難易度もTOEFLでハイスコアを目指すために過不足ないレベルとなっており、80点を目指すならこの英単語帳1冊終わらせればOKです !

 

英文法は常に『Evergreen』が至高

TOEFL用の英文法テキストも販売されていますが、英文法に関してはTOEIC、国内大学受験レベルをマスターしていればでOKです。
大学で新たに習う英文法なんてありませんからね。
大学受験やTOEICの勉強で使っていた英文法の参考書があれば、そのまま利用しましょう。

英文法の基礎を学ぶには、Evergreen(廃刊となったForestの後継)が最高の参考書です。この1冊をマスターすれば、リーディングの基盤は完成します 。

『英文法といえばforest』が定番でしたが、内容、作者はほぼ同じです。
Forestと異なり、音声ファイルのCDを入手するのに別冊を買う必要がありません。
英文法の参考書としては完成された1冊といえるでしょう。

下記の記事でもまとめておりますので是非ごらんください。

 

単語から長文まで1冊で終わらせたいなら

受験英語からの…と書いてありますが、解きごたえは十分!センター試験レベルを想定すると痛い目を見ます。
TOEFL本番よりも若干パッセージが簡単な印象ですが、スコア80〜90程度までは十分対応できます。

長文の問題と解説に加えて、英単語についてもしつこく解説しているので、

『リーディングのテキストを1冊だけで済ませたい』

という人はこの本が結論です 。

 

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リスニング対策

リスニングの勉強法

TOEFLを勉強し始めた人は、初めてリスニングを聞くと愕然とすると思います。
なぜならTOEICと違って『会話がネイティブレベル』だからです。当たり前ですね。笑

TOEICや英検のようにハキハキとわかりやすく話してはくれません。
思いきりネイティブのトーンで話します。
汚い言葉は出てきませんが、スラングや短縮も頻出です。

とはいえ、勉強法はTOEICと同じ。

『本番と同じレベルの会話を聴き込むこと』

これに尽きます。

TOEICでは、会話文を速く編集して聴き込む『速聴』を勧めましたが、TOEFLでやってしまうと挫折します苦笑

80点レベルを目指すのであれば、まずは同速でしっかりと聴き込みましょう。
特にスラングや短縮系の部分を繰り返し聞いて慣れることが大切です 。

TOEICリスニング必勝法:L450点を超えるための速聴トレーニング

 

リスニングおすすめ参考書、問題集

TOEFL初受験&80点を目指すレベルの方に最適のリスニングテキストです。

『スピードが適切で、解説が充実している』問題集なので、1冊選ぶならこれでしょう。TOEFLリスニングを解くためのテクニックも解説されています。

より上を目指したい人や、ボリュームが大きくても耐えられる人なら、単語帳と同じ『TOEFLゼミナール』が出版するリスニングの問題集もおすすめですよ 。

 

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スピーキング対策

スピーキングの勉強法

英検の二次試験でも経験しますが、TOEICだけしか受けてこなかった人は初めての経験でしょう。

TOEFL iBTのスピーキングは『画面に表示されるお題に答える』形式です。
Skypeで会話するようなイメージをする人がいますが、ネイティブと実際にトークするわけではありません。

『あなたが尊敬する人を挙げて説明してください』

といったお題です。

ポイントは『起承転結』です。

TOEFLのスピーキングで高得点を狙う方法はテンプレート化している部分も多く、

  1. まずお題に答える【例:私は大学の先輩を尊敬しています】
  2. 理由を答える【例:彼はリーダーシップに優れているからです】
  3. 理由を肉付けする【例:なぜなら私が人間関係で困っていた時に…】
  4. 2つめの理由を答える【例:2つめに、彼は非常に賢い人間です】
  5. 2つめの理由を肉付けする【例:私が研究が行き詰まった時にアドバイスをくれて…】

3.まで答えて及第点(15〜18点程度)、5まで完璧に答えられればハイスコア(20〜25点)を狙えるでしょう。

スピーキングのスピードや発音なども採点対象になります。

このテンプレートはライティングでも同じテクニックが活用できるので、しっかりと頭に叩き込んでおきましょう 。

 

スピーキングおすすめ参考書、問題集

ニューヨーク式発音メソッドは至極の一冊!

正直に言って、日本人の英語の発音は世界で最低クラスです。
東アジア人の発音は独特です。韓国訛りもキツイですが、韓国は英語教育がしっかりしており、平均レベルが高いため、英会話のレベルも徐々に上がっています。

日本人の発音はそもそもローマ字を読んでいるだけの場合が多く、『英語』として発音出来ていない場合がほとんどです。

have → はぶ、going to → ごーいんぐとぅー

などなど…正直恥ずかしいものばかり…

発音を矯正するにはまず真似ること。
僕は『外人っぽい発音』をモノマネすることで矯正していきました 。

『ニューヨーク発 最強英語発音メソッド』は全ての子音、母音の発音について、口や舌の使い方まで詳細に解説しています。
正しい発音方法を身につければ、自然とリエゾンも身につきます。
リエゾンは意識的な発音方法ではなく、正しく発音すれば自然と出てしまうものですからね 。

発音矯正の決定版!と言えるでしょう。

 

TOEFLゼミナールのスピーキング対策がベスト

簡単すぎるという指摘もありますが、正直100点以下を目指すレベルなら全く問題無いですね。

逆にスピーキング対策をココまで文章に落とし込んだ参考書はありません。

スピーキングの例題を示しつつ、ハイスコアを狙える文章展開やコツが散りばめられています。
テンプレートのセリフを覚えるだけでも最初は苦労します。これらは本番で必要な『アドリブ力』や『演技力』の基礎となります。

留学基準レベルの80点を目指す方であれば、この本が結論です !

 

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ライティング対策

ライティングの勉強法

TOEFL iBTライティングの攻略法は基本的にスピーキングと一緒です。
文法を間違えず、起承転結を意識した文章(スピーキング参照)を書ければ18点は取れるでしょう。あまりにも稚拙な短文が多いと問題ですが…。
解答量は諸説ありますが、まずは200単語、24点以上のハイスコアを狙うなら300単語を目安としましょう。
(よく”文字数”と書いてありますが、”単語数”なので勘違いしないように…)

論文など、アカデミックな文章を普段から読んでいる(書いている)学生であれば、ライティングで20点を超えるのはそこまで難しくありません。

問題は、ライティング資料(長文と大学講義のリスニング)をしっかりと把握できるかです。

資料に沿って『講義の概要を説明しなさい』などの問題が出るので、特に講義のリスニングを聞き漏らさないことが鍵になります。リスニング能力が非常に重要です 。

ライティングおすすめ参考書、問題集

ここでもTOEFLゼミナール!

正直、TOEFL対策ならココに勝る機関は無いですね。
統一性をもたせた方が勉強が捗りそうなら、4セクション全てトフルゼミナールのテキストで揃えても良いでしょう。

TOEFL iBTのライティングセクションの採点方法やルールを解説しながら、最適な文章の作り方を叩き込んでくれます。
大学院生にとっては論文作成のベースにもなる良書ですよ!

ライティングに関しては、この本1冊で満点までいけるでしょう。残りは語彙力や文章展開力など慣れの問題です 。

 

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TOEFLのテキストをお得に買う方法

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おわりに

留学をする上でTOEFLは超えなければならないハードルです。

また、少なくとも日本で受けられる英語のテストでは、最も実用的なテストでもあります。

履歴書に書くためではなく、仕事やプライベートで英語を活用したい人にとっては、TOEFL iBTの各セクションをこなせすだけで英語力が段違いになります。

勉強不足で後悔しないためにも、しっかりと力をつけていきましょう!

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