これまでの3回のシリーズでは、最低限ゲームを始めることに主眼を置いていたので、初期設定はほとんどしていません。なので、ここで改めて「これはやっておいたほうが良い」初期設定をご紹介します。
RetropieをPC等からSSHで接続する方法
わかる人は読み飛ばしてください(笑)。Retropieはゲームをするために必要な機能のほとんどがGUI(Graphical User Interface)で設定できますが、それ以上のカスタマイズをする場合は、テキストのコンソールからコマンドを入力する必要があります。もちろん、Raspberry Piに直接USBキーボードを接続して直接コマンドを叩くこともできますが、より便利なPCからSSH接続してPCでコマンドを叩く方法をご紹介します。なお、これ以降はある程度分かる人を前提としますので、細かい説明は端折っていきます。
Tera Termをインストール~設定
SSH接続のソフトは、Puttyなどいくつかありますが、ここでは代表的なソフトの1つである「Tera Term」を使った方法をご紹介します。
※2018/10/14 追加
先に、RetropieをSSH接続を有効にする必要があります。raspi-config => Interface Setting => SSH => enable をしてください
2.Tera Termをインストールして起動する。ホスト欄にRetropieに割り振られたIPアドレスを入力して「OK」を押します。
3.セキュリティ警告が出たら「続行」
4.SSH認証が出たら、ユーザー名に「pi」、パスフレーズに「raspberry」と入力して「OK」
5.RetropieにSSHで接続できました。これで、PCのキーボードを使って、Retropieをカスタマイズすることができます。
Retropieを最新の状態にする
とりあえず、OSを最新の状態にしましょう。rpi-updateは、公式にはあまり進めていないらしいので、必要な人だけやりましょう。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get install rpi-update $ sudo rpi-update $ sudo reboot
地域・日本時間に合わせる
標準だと英語&GMT0:00になっています。別に問題はないのですが、一応日本語&日本時間に合わせましょうか。
$ sudo raspi-config 4 Localisation Options I1 Change Locale ※デフォルトでen_GB.UTF-8 UTF-8 が選択[*]されています。ja_JP.UTF-8 UTF-8も選択[*]しましょう。[*]はスペースキーで付きます。 次に、デフォルトのlocaleを選択します。ja_JP.UTF-8を選択しましょう。 I2 Change Timezone Asia→Tokyoを選択します。 再起動を求められるので、Yesを選択します。
ROMファイル名に使っている、日本語ファイル名の表示
※2019/6/15 修正 最新の記事を更新していますので、レトロパイの日本語ファイル名表示で文字化けしてお困りの方は、こちらの記事もご覧ください。
ROMファイル名を日本語にリネームしている方は、これをやったほうが便利です。デフォルトでは日本語名に対応していないので、日本語部分が「???」等に文字化けされてしまい、どのゲームかわからなくなってしまいます。下記コマンド1つ+再起動するだけで、ゲームリストに日本語で表示されます。
$ sudo apt-get install fonts-droid-fallback ※2018/10/14修正 $ sudo reboot