プロジェクト概要
経済財政諮問会議2021年「骨太の方針」や科学技術・イノベーション基本計画において、ウェルビーイング(幸福度)は取り上げられており、2019年の自民党・日本well-being計画推進プロジェクトチームにおいても、ウェルビーイング指標について、政策での活用を提案されている。
こうしたウェルビーイングの社会的な関心の高まりや利活用に向けたニーズに応えるべく、日本において山積する様々な持続可能性に関連する社会問題を解決し、社会・経済の持続可能性を実現するためには、統合的にウェルビーイングの維持向上を実現する政策立案が欠かせない。本研究プロジェクトでは、人々の物的な満足度を充足させるだけでなく、人々の内的(幸福感、健康等)充足をも十分に考慮したウェルビーイングの向上を可能とするため、政策的な提案を行うことを目的とする。様々なデータを接合するとともに、経済学的なエビデンスにもとづき、人々の多種多様な選好や経済状況を加味したうえで、より充実したウェルビーイングの実現が可能な包摂的成長のあり方について明らかにするために、人工知能などの新技術活用だけでなく、既存のインフラストラクチャーや各地域に賦存する様々な資源の有効的な利活用の在り方を提示する。
プロジェクト期間: 2023年2月 1日 〜 2025年7月31日
(上記プロジェクト期間のうち、研究活動期間は2023年2月1日 〜 2025年1月31日とし、データ利用報告期間は2025年2月1日 〜 2025年7月31日とする)