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数ある生協の食材宅配サービスの中でもトップクラスの会員数を誇る、人気の「コープデリ」と「パルシステム」。どちらもメジャーな生協で似ているがゆえ、違いがわかりにくい2つ。各サービスの違いを解説します。

両者の特徴を表すキーワードは、コープデリなら「品揃え」と「安さ」、パルシステムなら「安全性」と「子ども向き」です。

そんな両者を品揃え、価格、子育て家庭向きかなど合計9項目に分けてじっくり比較します。味については、届いた商品を実食して品質を確かめました。

※コンテンツの制作方法等について

【1分でわかるまとめ】コープデリは品揃え・安さ、パルシステムは安全性・子ども食が特徴!

コープデリとパルシステムの違いをまとめた図

コープデリは会員数500万人以上、パルシステムも会員数170万人以上と、どちらも生協として最大規模の会員数を誇る食材宅配サービスです。また、食材宅配サービス全体で見てもその規模はトップクラス。多くの人に支持されています。

どちらも生協で、自社のトラックが配送してくれること、ファミリー向けの商品が多いことなどから似た印象のある両サービス。比べてみると、品揃えや価格、安全性などに違いがあります。

また、コープデリは一般的なスーパーで購入できるメーカー品も取りそろえているほか、日用品も充実しているので、スーパーに行かなくても日々の買い物を完結できます。パルシステムはおいしさにも定評があるほか、離乳食・幼児食のレシピや子育て情報サイトなど、子育て世帯向けサービスが充実しています。

●配送エリアは首都圏を中心とした1都7県と1都11県

知名度が高く全国ブランドのようなイメージのある両サービスですが、実は配送エリアが10都道府県エリアと限られています。それぞれの配送エリアは下記の表の通り。全国ではないので、注意してください。

コープデリ パルシステム
1都7県
東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟
1都11県
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、山梨、長野、静岡、新潟

●各サービスの違い比較表

コープデリ パルシステム
人気商品 ・ミールキット
・加工食品
・離乳食
・産直野菜・果物
・産直肉・卵・牛乳
・加工食品
・離乳食・幼児食
商品の価格
品揃え
子育て世帯向けサービス
安全性
離乳食・幼児食
日用品
注文方法 ウェブサイト、アプリ、LINE、注文用紙、電話 ウェブサイト、アプリ、注文用紙、電話
支払い方法 口座振替(※1) クレジットカード、口座振替
配送頻度 基本は週に1回 基本は週に1回
配送エリア 1都7県 1都11県
配送方法・手数料 自社便
6,000円以上利用で0円(※2)
自社便
12,000円以上利用で0円(※2)
出資金 500円(※2) 1,000円
お試しセット あり あり

※1 指定日お届けコープのみクレジットカード可。※2 東京在住の人の場合

注目したいのは以下の6点です。

コープデリとパスシステムの違い6つの箇条書きの図

大きく違いが出たのは、まずは価格面。コープデリは一般的なスーパー並の安さを誇ります。安全性ではパルシステムが一歩リード。食べるものに気を使いたいという人にぴったりです。

また、ミールキットはコープデリのほうが充実していて、毎日の料理の心強い味方に。離乳食・幼児食の品揃えはパルシステムのほうが豊富で、子どもがいる家庭向け。日用品の品揃えはコープデリのほうが断然多く、ドラッグストアを利用しなくても一通り揃えられます。

どちらかをまずは試してみたいという方には、お得なお試しセットがおすすめ。自動更新もないので、お取り寄せ感覚で気軽に注文できます。 

【徹底比較】パルシステムとコープデリの違いを9項目でじっくり比較!

ここからは違いをじっくり解説。以下の9項目に分けて詳しく比較していきます。

①品揃え

【結論】全体的にコープデリのほうが品揃え豊富。離乳食・幼児食はパルシステム
コープデリ パルシステム
野菜・果物
肉・魚介・卵
ミールキット
加工食品
日用品
離乳食・幼児食
赤ちゃん用おむつ・ミルク

コープデリは、食材宅配サービス全体で見ても非常に品揃えが豊富。たくさんの種類から選んで買いたいという人には、コープデリがおすすめです。ラップやゴミ袋、洗剤類などの日用品も、スーパーやドラッグストア代わりとして使えるほど揃っています。

ただし、野菜・果物はパルシステムも同等の品揃えで、離乳食・幼児食はパルシステムのほうが豊富です。

▼カタログのサンプル
コープデリ
パルシステム

②商品価格

【結論】ほとんどのものはコープデリのほうが安い。ベビー用品は同等
コープデリ パルシステム
小松菜1束200g 108円 214円
じゃがいも500g 119円 113円
キャベツ1玉 159円 235円
鶏もも肉100g 135円 171円
豚ばら肉100g 216円 249円
鮭切り身100g 299円 255円
さばの味噌煮100g 243円 497円
納豆3P 105円 144円
木綿豆腐1丁 70円 151円
牛乳1L 235円 291円
卵10個 300円 322円
食パン6枚切 135円 203円
ミールキット2人前 777円 754円
冷凍弁当 486円 462円
離乳食(冷凍うらごしコーン)230g 321円 354円
おむつ(パンツタイプ・Mサイズ)52枚 1482円 1482円
赤ちゃん用ミルク810g 1933円 1922円

※価格は全て税込、パルシステムは2024年2/24時点で最新のブランド提供のカタログを参照。コープデリは2024年2/24時点でのWeb上のカタログを参照

どのカテゴリでも基本的にコープデリのほうが安いという結果に。特に小松菜や豆腐は、パルシステムのおよそ半額でした。ただし離乳食、おむつ、赤ちゃん用ミルクは価格にほとんど差がありませんでした。このことから、パルシステムは子育て家庭に優しい価格設定になっていることがわかります。

③子育て世帯向けサービス

【結論】それぞれ専門カタログや送料割引あり。パルシステムは子育て情報も豊富
コープデリ パルシステム
サービス ・専門カタログ「きらきらBaby&Kids ・専門カタログ「yumyum
割引・特典 赤ちゃん割引・子育て割引
きらきらベビープレゼント
キッズ特典、ベイビー特典
その他 ・情報サイト「子育て123
・アプリ「きほんの離乳食
・取り分けレシピ「yumyumいっしょごはん
・子育て情報メール「yumyum club
・子育て相談ダイヤル

それぞれ乳幼児向けのオプションカタログがあり、離乳食・幼児食、おむつ、ミルクなどが掲載されています。また、どちらも妊娠中から子どもの小学校入学まで送料(生協では手数料と呼びます)が割引になるサービスあり。

さらに、パルシステムは離乳食や大人のごはんを取り分けて作る幼児食のレシピ情報、子育て情報や子育て相談ダイヤルがあり、乳幼児の子育てを手厚くサポートしています。

④離乳食・幼児食・アレルギー対応食

【結論】離乳食・幼児食の品揃え、アレルギー対応品目はパルシステムのほうが多い
コープデリ パルシステム
離乳食・幼児食
アレルゲン表示 ・7品目表示(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに) ・9品目表示(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに・くるみ・大豆)
アレルギー対応食 上記7品目を使用しないアレルギー配慮食品「SMILE DISH」あり 卵と乳製品を使わないオプションカタログ「ぷれーんぺいじ」あり

離乳食・幼児食の品揃えはパルシステムのほうが多め。とはいえコープデリも他の食材宅配サービスと比較すると、十分な品揃えです。

アレルゲンは、パルシステムは7品目に加えてくるみ・大豆も表示しています。また、パルシステムはアレルゲンをあらかじめ登録しておけば、インターネットでの注文時に指定アレルゲンを含む食品がカートに入るとアラートが出ます。アレルギー対応食は、何を避けたいかによって使い勝手が変わるでしょう。

⑤1人暮らし向け商品

【結論】どちらもまとめ買い向き。冷凍弁当はコープデリのほうが種類豊富
コープデリ パルシステム
少量の商品
ミールキット
惣菜・冷凍食品
冷凍弁当 ・ごはん付き7種類
・おかずセット3種類
・ごはん付き2種類
・おかずセット3種類

コープデリとパルシステムのどちらも、きゅうり1本、たまねぎ1個、りんご1個のような小さな単位では基本的に購入できません。ミールキットは基本的に2人前以上で、冷凍食品の炒飯や麺類なども1人前×2個セットでの販売が多いため、まとめ買い向き。冷凍弁当はコープデリのほうが種類豊富です。

⑥ミールキット

【結論】コープデリのほうが種類豊富。素材や調味料にこだわるならパルシステム
コープデリ パルシステム
特徴 ・1週間に40種類以上と品揃え豊富
・副菜付きのセットも豊富
・3~4人前が割安に購入できる
・肉と野菜はすべて国産
・化学調味料不使用
・1歳半以降の幼児に取り分けられるキットあり
価格帯 ボリュームゾーンは885~1641円 ボリュームゾーンは880~1100円
調理時間 最短10分 5~15分
分量のラインナップ 2人前
2~3人前
3人前
3~4人前
2人前
2~3人前
3人前
3~4人前(汁物のみ)
材料の状態 カット済み カット済み
冷蔵/冷凍 冷蔵がメイン
冷凍も数点あり
冷蔵がメイン
冷凍も数点あり

コープデリはとにかく種類豊富。和洋中エスニックが揃っているので、毎週注文しても飽きる心配がなさそうです。また、3~4人前のセットが割安で購入できるのも特徴で、家族が多い人やたくさん食べたい人向きです。

パルシステムは素材や調味料にこだわりあり。肉と野菜はすべて国産で、調味料は化学調味料不使用です。また、1歳半以降の幼児に取り分けられるキットもあり、幼児食も同時に作りたい人に便利です。

⑦安全性 

【結論】コープデリはスーパーとほぼ同等。パルシステムは基準が厳しめ
コープデリ パルシステム
有機栽培の農作物の品揃え
特別栽培の農作物の品揃え
農作物の栽培基準

・生産者が農薬取締法(使用基準)、食品衛生法(残留基準)などの法律を遵守する

・特別栽培の栽培基準は以下の通り
1.化学合成農薬、化学肥料は各都道府県で定められた慣行栽培基準の1/2以下
2.パルシステムの「削減目標農薬」の不使用が原則
農作物の産地指定

産地を明らかにする

生産者と産地を明らかにする
畜産物の取扱基準

・医薬品の使用基準を遵守する

・抗生物質などの薬剤にできるだけ頼らない
・輸入飼料にできるだけ頼らない
水産物の取扱基準

・医薬品の使用基準を遵守する

・持続可能な方法で行われた漁業による水産物を扱う
・日本の沿岸、沖合で漁獲される魚の取り扱いを強化する
加工品の取扱基準

・必要な場合は遺伝子組み換え作物を使用する
・食品添加物の管理は、国の基準に基づき行う
・ただし一部の添加物は日本生協連で情報を収集し自主管理基準を設定する
・必要のない食品添加物は使用しない
・保存料や着色料、調味料(アミノ酸)などを使用しない商品の開発・品ぞろえを進める

・遺伝子組み換え作物は原則不使用
・化学調味料不使用
・食品添加物を自主基準で削減する
放射性物質検査

・放射性物質検査を行う
・国の基準と同等

・放射能検査を行う
・飲料水は国の基準以下
・乳幼児用食品、牛乳は国の基準の1/5以下
・上記以外の一般食品は国の基準の1/4以下(しいたけは国の基準と同値)

コープデリの食品は、国の基準と同等の取り扱い基準のものがメイン。基本的には一般的なスーパーで買えるものとほぼ同等の安全性と考えるとよいでしょう。それらにプラスして、有機栽培や特別栽培の農作物、保存料や着色料などを使用しない商品も一部扱っているというイメージです。有機栽培の青果などを掲載したオプションカタログ「Vie Nature」もあり。

パルシステムは青果は98%、米は100%、肉は81~100%と産直率が非常に高いことが特徴。産直産地でトレーサビリティや環境保全など独自の基準を守り、栽培・生産が行われています。遺伝子組み換え作物は原則不使用、化学調味料不使用、食品添加物の削減など加工品の取り扱い基準は食材宅配サービス全体で見ても厳しめ。また、放射能検査の基準も国より低く設定されています。

▼取り扱い基準の詳細
コープデリ:商品についての考え方
パルシステム:商品づくりの考え方栽培基準放射能検査品質保証

⑧手数料(送料)・出資金・支払い

【結論】どちらも地域によって異なるが、負担感はそれほど大きくない
比較する内容 コープデリ パルシステム
手数料(送料) 地域や利用金額によって異なる
例)東京都在住の人の場合、6,000円以上利用で0円
地域や利用金額によって異なる
例)東京都在住の人の場合、12,000円以上利用で0円、5,000円以上で165円
手数料割引サービス 赤ちゃん割引:手数料0円
子育て割引:3,000円以上利用で無料(※1)
キッズ特典:3,000円以上利用で0円
その他グループ購入割引、シルバー割引、ハンズ割引あり
出資金 地域によって異なる
例)東京・埼玉・千葉は500円
1,000円
支払い方法 口座振替(※2) クレジットカード、口座振替
支払いタイミング 月に1回 月に1回

※1 いずれも地域によって異なる。※2 指定日お届けコープのみクレジットカード可

どちらのサービスも手数料(送料に相当する料金)は、地域や利用金額によって異なります。注意したいのは、注文がない週も手数料がかかる点。一例として東京在住の人の場合、コープデリは88円、パルシステムは248円かかります。ただしパルシステムの買い物アプリ「タベソダ」から加入してアプリを利用する場合、注文がない週は配達料がかかりません。また、乳幼児がいる場合など、一定の条件を満たすと手数料の割引があります。

出資金は入会時に支払うお金で生協の活動や運営に使用されますが、退会時に払い戻しされます。

▼手数料(送料)や割引の詳細
コープデリ:宅配料金について
パルシステム:手数料・割引制度タベソダ

⑨注文・配送方法

【結論】両サービスともほぼ同じだが、コープデリはLINEからも注文可
コープデリ パルシステム
注文のタイミング 約1週間前 約1週間前
注文方法 ウェブサイト、アプリ、LINE、注文用紙、電話 ウェブサイト、アプリ、注文用紙、電話
配送エリア 1都7県

東京、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、新潟

1都11県

東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、福島、山梨、長野、静岡、新潟

配送方法 自社便 自社便
配送曜日 地域によって異なる 地域によって異なる
配送日時指定 基本的に不可
※「指定日お届けコープ」は可
基本的に不可
※「パルシステムの指定便」は可
置き配

注文や配送方法は両サービスともほぼ同じ。コープデリはLINEからも注文できる点が特徴です。自社便で決まった曜日に配送されるため、配送日時指定は基本的にできません。ただしどちらも、首都圏の限られたエリアでは配送日時が指定できるサービスがあります。

▼注文サイクルの詳細
コープデリ:ご利用までの流れ
パルシステム:注文の仕組み

【評判】どんな口コミがあるの?

【結論】コープデリは品揃えと価格、パルシステムは離乳食や安全性の評価が高い

2つのサービスにはどんな口コミがあるのか、X(旧Twitter)などのSNSやオンライン上のレビューを調べてみました。

【コープデリの口コミ】品揃えが豊富、価格が安い

  • 品揃え豊富。日用品も買える
  • 価格が安いのでスーパー感覚で使える
  • 冷凍食品やミールキットが便利

品揃えは、食材宅配サービスの中でもトップクラスの豊富さオリジナル商品は国産素材を使用しているものが多いので、安心して買いやすいと高評価でした。加えて、スーパーで売っているような大手メーカー品も買えるのがうれしいとの声も。価格の安さも魅力です。冷凍食品を常備している・ミールキットを毎週頼んでいる、という声もありました。

【パルシステムの口コミ】離乳食が豊富、化学調味料不使用で◎

  • 離乳食や幼児食が豊富、子育て世帯の味方
  • オリジナル商品がおいしい
  • 化学調味料不使用の加工品が嬉しい

離乳食や幼児食の豊富さや安全性に魅力を感じ、身体にいいものを子どもに食べさせたい、と妊娠出産のタイミングで加入する人が多いよう。離乳食は裏ごし野菜が特に人気で、幼児食もおやつソーセージなど「子どもがよく食べる」と人気の食品があります。化学調味料不使用のめんつゆや無塩せきのウインナーなど、化学調味料を使わない加工品も好評です。

【実食レビュー】おいしさも徹底比較。代表商品を注文して食べてみた

どちらも評判のいいサービスですが、気になるのは味。代表的な商品を実食してみました。コープデリはオムライスと手包みピッツア、パルシステムはポークウインナーと牛乳について紹介します。

コープデリは親しみやすい味付けでおいしい!

コープデリの人気商品の代表格、オムライスと手包みピッツアはどちらも冷凍食品。温めるだけで手軽に食べられます。オムライスは国産のたまねぎ、にんじん、鶏肉、米、卵が使用されていて、親しみやすい味付け。手包みピッツアはイタリア直輸入でモッツァレラ、ゴーダ、チェダー、エダムの4種チーズが入った本格的な味わい。フレッシュなトマトとチーズの相性が抜群でした。

▼詳しい実食レビューはこちら

公式サイトで詳細を見る

パルシステムはおいしくて材料や製法にこだわりあり!

パルシステムの一品目は、国産豚肉を使用した無塩せきのポークウインナー。たん白加水分解物不使用で、皮がやわらかく子どもも食べやすいのが特徴。やさしい味で、豚肉のうまみが感じられました。牛乳は75℃15秒殺菌の「HTST」製法フレッシュな味わいながら、風味やコクはしっかり。口当たりはさらっとしていて、とても飲みやすいと感じました。

▼詳しい実食レビューはこちら

【1000円ver】パルシステム おためしセット

公式サイトで詳細を見る

【乗り換え】どんな人が他サービスから切り替えてる?切り替えかたは?

【結論】安全性や価格、品揃えの兼ね合いで切り替える人が多い

コープデリとパルシステムはどちらも生協が運営する食材宅配サービスということもあり、途中で切り替える人もいるようです。どんな人が切り替えているのか、X(旧Twitter)などのSNSやオンライン上の口コミを調べてみました。

【コープデリ→パルシステム】安全性や品質を重視して切り替え

  • 化学調味料をできるだけ避けたい
  • 国産の食べ物を選びたい
  • 離乳食や幼児食の品質を重視したい

コープデリからパルシステムに乗り換える人は、化学調味料を避けたい・国産の食べ物を選びたい・離乳食や幼児食の品質を重視したいという理由で切り替える人が多いよう。「パルシステムの離乳食・幼児食は子どもがよく食べる」という意見も見られました。

【パルシステム→コープデリ】価格や品揃えを重視して切り替え

  • 子どもが成長して、離乳食・幼児食が必要なくなった
  • もっと食費をおさえたい
  • ミールキットを多用するのでもう少し種類がほしい・3~4人用を買いたい

パルシステムからコープデリに切り替える人は、子どもが成長して離乳食・幼児食が必要なくなった・価格の安い商品で食費をおさえたい・ミールキットの種類や量が必要という理由で乗り換える人が多いよう。「子どもが大きくなってたくさん食べるようになったから、パルシステムよりも安いコープデリに切り替えた」という意見も見られました。

【切り替え方法】しばらく併用して様子を見るのがおすすめ

切り替えるときは、まずはお試しセットを頼み、商品の品質や使い勝手を試してみましょう。その後、いきなり切り替えずにしばらく併用して、品揃えや価格、配達曜日、使い勝手などを確かめ、切り替えても問題なさそうか様子を見ることをおすすめします。切り替える際は、退会する側の出資金の返金手続きも忘れずに。

【併用】併用はおすすめ?併用のポイントは?

【結論】使い分けできれば併用はおすすめ。メインとサブを作るのがコツ

どちらもそれぞれ魅力がある生協なので、併用はおすすめ。併用するメリットと、併用のポイントについてまとめました。

【メリット】配達日が増える・オリジナル商品が買える

  • それぞれの配達曜日が異なる場合、1週間に2回配達されるので、冷蔵のミールキットなど、賞味期限が短い商品を連日利用できる
  • 絶対に必要なものは両方で注文しておけば、一方が欠品して届かなくても安心
  • 類似商品は価格を比較して安い方から買える
  • それぞれのオリジナル商品や一方でしか買えないものが買える

配達日が増えるので賞味期限が短い商品を常備できたり、欠品の心配が減る点は大きなメリット。また、似た商品は価格を比較してその週に安い方から購入できます。それぞれの人気オリジナル商品や、一方でしか買えないものが買えるのも嬉しいポイント。

【併用のポイント】メインとサブを決めるのも一案

  • どちらかをメイン、どちらかをサブにして、サブは必要なときだけ利用する
  • 価格を重視したいものはコープデリで買う、添加物や国産にこだわりたいものはパルシステムで買う、と使い分ける

どちらもフル稼働させると、いつどちらで何を頼んだか混乱してしまいがち。一案として、メインで使うサービスを決めて、サブのサービスは必要なときだけ使えばスムーズに管理できます。他の案としては、価格を重視するものはコープデリ、添加物や国産にこだわりたいものはパルシステム、と分けてもいいでしょう。

また、手数料の面から併用は特に乳幼児のいる家庭におすすめです。どちらのサービスも乳幼児割引が適用され、手数料(送料)が割引または無料になるので、「必要な週だけ頼めばいい」という気持ちで気軽に併用できます。

【まとめ】コープデリとパルシステムの違いは? それぞれどんな人におすすめ?

コープデリ パルシステム
・品揃えが豊富
・価格が安い
・安全性が高い
・離乳食・幼児食が充実
品揃えや価格の安さを重視したい人におすすめ 安全性や離乳食・幼児食の充実度を重視したい人におすすめ

最後にあらためて、コープデリとパルシステムの違いをまとめます。

コープデリは食材宅配サービスの中でも屈指の品揃えと、一般的なスーパーと同じくらいの価格の安さが特徴。多くの商品から選んで買い物をしたい人や、価格の安さを重視したい人におすすめです。また、ミールキットや冷凍食品の手軽さ、オリジナルブランドの商品のおいしさにも定評があります。

パルシステムはトレーサビリティや環境保全に配慮した、安全性の高い産直の青果・畜産物や、おいしくて安全性の高い離乳食・幼児食が充実していることが特徴。食の安全を重視したい人や、離乳食・幼児食の充実度を重視したい人におすすめです。また、離乳食・幼児食は「子どもがよく食べる」との声も多く、おいしさも人気の理由の一つです。

▼お試しセットはこちら

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【コラム】生協って何?

コープの運営の仕組みをあらわした図

生協とは、正式には「生活協同組合」のこと。「コープ」とも呼ばれます。同じ地域に住む人や同じ職場に勤める人が、助け合いを目的として出資金を出し合って組合員となり、みんなで利用・運営していく消費者の組織のことを生協といいます。以下のような点が、生協の食材宅配サービスと一般的なスーパーとの大きな違いです。

  • 安心・安全な商品の開発
  • 安全性の高い栽培・畜産・水産に取り組む生産者との直接取引
  • プラスチック削減や食品ロス削減のようなサステナビリティへの取り組み

生協は、利用することで環境問題や日本の食料問題に自然と貢献できるしくみができています。

生協の多くは全国展開ではなく、配達可能なエリアが決まっています。この記事で紹介しているコープデリやパルシステムも同様ですが、エリア対象外でもあきらめないで! 生協は全国にあるので、似たような生協の宅配サービスが地元にあるかもしれません。ただし、生協によって取り扱い商品や価格は異なるので注意してください。

・全国各地の生協(一例)

コープさっぽろコープ東北おうちコープコープ北陸東海コープコープきんきコープ中国四国コープ九州コープおきなわ

これらは全国の生協のうちごく一部。住んでいる地域の生協は、下記リンクからネットで探せます。

お近くの生協|日本生活協同組合連合会

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写真:岡崎健志、執筆協力:鮫島沙織

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