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東急ストア 大堀社長/「中計の取り組み、最新MDを三軒茶屋店で具現化」
2024年12月05日 10:00 / 店舗レポート
東急ストアは12月4日「三軒茶屋店」をリニューアルオープンした。大堀左千夫社長は記者団に対し、「中期経営計画で掲げたビジョンを具現化するため、最新のMDを導入した」と意気込み語った。
主なやり取りは以下の通り。
――改装の目的を教えてください
大堀 お客様にとって、より便利で快適なスーパーマーケット実現のため、店舗のデザインを大幅に刷新。お客様ニーズに合わせた売り場に再編し、最新MDを導入しています。モデル店舗として改装しました。
当社初導入の最新の厨房(ちゅうぼう)設備、昨年9月に開始した「シン・デリカプロジェクト」による、畜産・鮮魚で扱っている鮮度抜群の素材を使った総菜など、デリカ部門の強化を最重点項目としています。
新店舗をモデルケースとして、他の店舗にもこのMDを取り入れたいと考えています。
――売り場面積を減らし、厨房を充実させていますね
大堀 スーパーマーケットとしての原点回帰、当社の強みとしたい鮮度・品質向上を目指し、対面販売、ライブ感のある売り場を拡充しています。
――シン・デリカプロジェクトについて教えてください
大堀 従来のデリカの枠を超えた取り組みを推進するため、2023年9月に新設しました。品番の垣根を越えた商品開発や売り場づくりを進めています。
デリカでは他社に後れをとっていましたが、肩を並べる水準になってきたと考えています。デリカを基軸として成長するため、今後も徹底して磨いていきたいと思います。
――中計の進ちょく状況は
大堀 CX(顧客体験)、EX(従業員体験)、SX(持続可能な企業へ)を3本柱に取り組んでいます。今年度、順調に推移しており、形になってきた実感があります。
CXは、食を極めること、「鮮度・品質・健康価値」とお客様のし好を合わせた売り場を提供することを目指しています。
この成果を具現化したいと思い、特にMD面で「三軒茶屋店」で形にしました。
――今後の目標は
大堀 「三軒茶屋店」のリニューアルは完成でなく、新たなスタートです。お客様の声を大切にしながら、常にブラッシュし、店づくりを行います。
今後、グローサラント的な取り組みも検討しています。地域に根差しつつ、未来を見据えたスーパーマーケットづくりを推進します。
取材・執筆 鹿野島智子
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