三陽商会/10月は全社売上9%減、高気温で秋冬物の本格稼働に遅れ

2024年11月18日 12:01 / 月次

三陽商会(2024年2月期:売上高613億円)が11月7日に発表した10月店頭販売実績によると、百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比10%減、EC・通販は1%増、全社売上高は9%減となった。

10月 全社 百貨店 直営店 EC・通販 アウトレット
前年比 9%減 10%減 7%減 1%増 13%減

10月のアパレル市況は、ラグジュアリーブランドが、引き続き旺盛なインバウンド需要に支えられ好調を維持した一方で、一般アパレル市場は、9月から続く記録的な高気温の影響で秋冬物の本格稼働が遅れており、全般に低調な推移となった。

月を通じて高気温の影響を受け、シャツ・ブラウス等の軽衣料は前年を上回る基調で稼働したものの、コート・アウター等の高単価の重衣料や防寒アイテムは前年の、6割、7割程度の稼働に留まっており苦戦を強いられた。

月最終盤の気温の低下とともにこうした重衣料もようやく消化が進み出したが、本格稼働は例年に比し約1カ月後ろ倒しになっている状況だ。

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