日販/旧ヴァンジ彫刻庭園美術館でブックフェス開催

2024年11月28日 15:05 / 経営

日本出版販売(日販)、静岡県、静岡県駿東郡長泉町、ながいずみ観光交流協会、伊豆文学フェスティバル実行委員会、mishima vege marcheは10月27日、2023年9月に閉館した長泉町の旧ヴァンジ彫刻庭園美術館で、本・マルシェ・文学をテーマにしたイベント「BOOK PARK×mishima vege marche×伊豆文学アートミーツフェスタ in クレマチスの丘」を共催した。

<イベントの様子>

全体で約60店が出店し、長泉町内外から約2500人が来場した。全4回の読み聞かせには延べ200名の子供が参加したほか、文学をテーマにしたミニコンサートに約450名、トークイベントにも約50名が参加した。

来場者アンケートには92.3%が「イベントに満足した」、97.4%が「旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の再活用に期待している」と回答した。

開催にあたって、地元企業を中心に、ウェルディ長泉(長泉町)、きせがわ自動車学校(沼津市)、スルガ銀行(沼津市)、特種東海製紙(島田市)、スルガカード、サントムーン柿田川(駿東郡清水町)、サントリービバレッジソリューション、大静高圧(長泉町)、ジャクエツの9社からの協賛があった。

イベントは「BOOK PARK」「mishima vege marche(第40回)」「伊豆文学アートミーツフェスタ」の3つのテーマに分けたエリアで構成し、本や雑貨、食品等の販売のほか、読み聞かせや絵本の翻訳ワークショップ、知育玩具で自由に遊べるプレイエリアなどを用意した。

出店者のなかには15時のイベント終了を待たずに商品が完売するところもあるほどのにぎわいをみせ、全体で700万円以上の売上となった。

日販が主催するブックフェス「BOOK PARK」には、静岡県や近隣県の5書店が出店し、各店の書店員が現地で直接来場者に本を販売することで、本との接点だけでなく、書店との新たな接点づくりをした。

静岡県長泉町に新たな文化接点を創出し「本を起点としたまちのにぎわい」をつくることを目的とした施策で、2月に日販が長泉町との間に結んだ「本を起点としたまちづくりに関する包括連携協定」の、締結後第1弾の取り組みとなった。

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