太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島の戦いを研究する島根大法文学部の学生2人による平和学習の授業が4日、大田市大田町の大田高校であった。現地で戦死した同市出身の兵士が家族に宛てた「硫黄島からの手紙」を紹介すると、2年生67人が無念の死に思いをはせ、平和の尊さをかみしめた。

 硫黄島は東京から南方1250キロの小笠原諸島にあり、1945年2...