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日米政府が横田基地空域の新ルートで合意へ 五輪向け羽田発着便が拡大

 日米両政府が来年の東京五輪・パラリンピックに向けて羽田空港の発着便を増やすため、米軍横田基地が航空管制を行う空域を通過する飛行ルートを新たに設定することで近く合意することが29日、分かった。

 日米両政府が日米地位協定の運用を協議する日米合同委員会などを開き、合意内容を確認する見通し。新ルートなどで羽田空港の国際線の年間発着回数(昼時間帯)は現在の6万回から9・9万回に拡大する。

 菅義偉官房長官は29日の記者会見で「東京五輪などを控え訪日外国人4千万人(の政府目標)を実現する上で羽田空港の機能強化は不可欠だ」と強調した。

 日本側は東京都心の上空や横田基地が管制を行う空域を一時的に通る新ルートを設ける方針を決定。米国側は訓練に支障が出かねないなどと消極的だったが、五輪への影響を考慮し、受け入れる考えに転じた。

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