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澤穂希、引退会見(1)

「トップレベルで戦うことが難しくなった」

女子サッカー 引退会見に臨むNAC神戸・澤穂希=東京都千代田区(撮影・春名中)
女子サッカー 引退会見に臨むNAC神戸・澤穂希=東京都千代田区(撮影・春名中)

 今季限りで現役を引退することになった女子サッカーの澤穂希(INAC神戸)が17日、東京都内で記者会見を行った。詳報は次の通り。

 《現役時代の軌跡を振り返る映像が流された後、100人以上の報道陣が待ち構える会見場に澤が登場。スーツ姿で口を開いた》

 「このたび私、澤穂希は現役引退を決断した。一番の理由は心と体が一致してトップレベルで戦うことが難しくなったと感じたからです。人生の最大の大きな決断となりましたが、悔いのないやりきった本当に最高のサッカー人生でした。残りの皇后杯、最大で3試合残っています。いままで応援して頂いた方々に感謝の気持ちを込めて精いっぱいプレーし、サッカー選手澤穂希として最後生き様を見せたい。今まで応援して下さった全ての方々に感謝したい。みなさん本当に長い間ありがとうございました」

 --いまの気持ちは

「本当に長い間、サッカーを続けてたくさんの経験をして、本当に悔いのないやりきったサッカー人生だったという心境です」

 --引退を決めた時期は

 「去年から現役を今年続けるか続けないか自問自答を繰り返してきた。その中で主人にも背中を押してもらって、サポートしてもらって、お付き合い、結婚させてもらって、この1年本当に頑張れた。ワールドカップを終えた瞬間に悔いなくやりきれたと思った瞬間があった。そのときから今年いっぱいかなという気持ちでここまで来た。去年の1年、代表から外れたときにいろいろなことを考えて体も心も一致してトップレベルにするには難しいと思っていた」

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