日本スポーツ協会とスポーツ庁は25日、青森県に対し、令和5年の国民体育大会(国体)冬季大会スケート・アイスホッケー競技会の開催を要請した。県は関係自治体などの意向を確認した上で判断する考えを示したが、スケートが盛んな八戸市を中心に数多くの主要な大会を開催してきた実績があるだけに、開催の可能性が高いとみられる。
この日は、同協会の泉正文副会長らが県庁を訪れ、開催要請書を提出。三村申吾知事は「関係市町、団体の意向を確認し、できるだけ早く回答したい」と述べた。
同協会によると、スケート・アイスホッケー競技会を開催できる自治体は、13県に限られているという。同県への開催要請について、泉副会長は「立派なリンクと大会運営のノウハウがある。アスリートにも良いリンクで滑ってほしい」と述べ、これまで同市などで国内外の大会を開催してきた経験と実績を高く評価した。
同県では、国体から名称を変えた国民スポーツ大会の冬季、夏季、秋季大会が8年に開かれる。