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マクロン仏大統領、中国のコロナ隠蔽を示唆 英紙に語る

 フランスのマクロン大統領は、新型コロナウイルスの中国での感染拡大に関し「起きていながら私たちが知らないことが明らかにある」と述べ、中国政府による情報隠蔽を示唆した。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が16日、インタビューを報じた。

 ウイルスへの対応で欧米の民主国家は中国のような強権的な政府に比べて弱さを示したのではないかとの質問に対してマクロン氏は、情報が自由に流れ、市民が政府を批判できる国と、真実が隠される国では比較にならないと指摘し「中国の方がうまく対応したというのはあまりに無邪気だ」と主張した。 一方、コロナ危機後の経済立て直しの財源調達で、欧州連合(EU)のユーロ圏各国で債務を分かち合う共同債を発行する案に関し「今これができなければ、イタリアやスペイン、あるいはフランスでもポピュリスト(大衆迎合政治家)が(選挙で)勝つ」と警告し、反対するドイツやオランダに歩み寄りを促した。(共同)

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