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RODEO(ロデオ)/中目黒

恵比寿の人気イタリアン「リストランテ・ダ・バッボ」の2号店としてオープンした「RODEO(ロデオ)」。食べログは4.08(2020年6月)でブロンズメダル獲得と実力が伺えます。中目黒駅から目黒方面へ歩いた明治通り沿いにあり、割烹料理店のようなエクステリアが目印です。
スタイリッシュな内装。ダークトーンの壁の色にパリっと映える木のカウンター。高級感はあるのですが少し砕けた雰囲気であったりと、気取らないデートなどに良さそうです。お店のコンセプトは「炭トキドキ薪」であり、焼き場に揺らめく炎やストックの薪など、さあこれからメシを喰うぞという気分を盛り上げてくれます。
チェックインと同時に提供されるお通しのポテトチップス。インカのめざめを薄くスライスし、その場でササっと揚げており、イモの美味しさと強い塩気でベリーナイス。やめられない止まらない。
ビールは700円、ボトルワインは3千円台と高くありません。グラスワインも豊富であり、日本酒、焼酎、カクテルなどなんでもござれ。気楽にガブガブ飲めるラインナップです。2次会使いとかにも良さそう。当日予約できるかどうかは知らんけど。
当店は全てアラカルト形式での注文です。まずはトビウオのカルパッチョ。あまり生で食べたことのない素材ですが、これが、旨い。適度にフレッシュで弾力があり、魚を食べているなという意識が強く高まります。強めにふった塩や思いきりのよいオリーブオイル使いも心地よい。
花ズッキーニのフリット。中にはアンチョビとチーズがたっぷりと詰まっており、トロりとした食感に強い旨味が響き、まさにブラボーといった味わいでした。
焼き野菜のサラダ。新鮮で健康な野菜をバリっと焼き上げ美しく盛り付けます。ごくごくシンプルな味付けであり、野菜そのものの風味を楽しむ逸品。プレゼンテーションも魅力的。
茹でタン。箸で割くことができるほど柔らかく、繊維の1本1本を感じる舌触り。ゆったりと茹でられており、じんわりしみじみと奥行きのある味わいでした。
ここからは自慢の肉料理。まずはハツ。ムキっと健康的な食感であり、ムシャムシャと赤くマッチョな味覚を楽しむことができます。歯ごたえがいい。
こちらはエゾジカ。表面をバリっと香ばしく焼き上げており、少し焦げた香りが食欲をそそります。内部はしっとりとロゼ色に仕上がっており繊細な口当たり。少しもクドくなく、とてもキレイな味わいです。
スペシャリテのミートソーススパゲッティ。黒毛和牛の牛挽き肉を用いたハンバーグを炭と薪で香ばしく焼き上げ、ここからぐちゃぐちゃと再び潰し、デミグラスソースを混ぜ込んでいきます。パスタの太さは2.4ミリもあり、茹でるのに18分もかかるそうな。
最終形態がコチラ。パルミジャーノ・レッジャーノを思いきりすりおろし、黒胡椒で仕上げました。肉の旨味はもちろんのこと、そこから流れ出た肉汁も魅力的なソースであり、ムチムチとした食感のパスタと共にバリ旨い1皿です。食べ進めていくうちに追いチーズしてくれるのも嬉しい。アクセントに七味をかけるのも面白い。

結構飲み食いして支払金額はひとりあたり1万円。おー、これは見事な費用対効果ですねえ。最近は薪焼きを推す店が増えてはいますが、妙に高級路線であることが多く予約を取るのも正直ダルい。炎であればやはり当店のようにカジュアルでワイワイと楽しむのが一番。恵比寿や渋谷にも姉妹店を出店したようなので、それぞれ巡ってみたいと思います。オススメ!

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