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ゴカルナ(Gokarna)/楚辺(那覇)

県庁前駅または国際通りから歩いて10分ほど、那覇高校向かいにある「ゴカルナ(Gokarna)」。那覇におけるスパイス系カレーのパイオニアであり、「ヤマナカリー別邸」「カレー屋タケちゃん」などは当店から羽ばたきました。
店内はカウンター席が4席ほどにテーブル席がいくつか。感染症対策のためか、空席があってもギュウギュウに詰めたりはしておらず、待ちが生じる際はファミレス方式に自身の名前を記帳し軒先で待ちます。テイクアウト客やデリバリーサービスが引っ切り無しに出入りしており、イートインよりも弁当のほうが個数は出ているような気がしました。
私は「バターチキンカレー(830円)」を「ルー大盛り(+100円)」で「プレートセット(+350円)」にしてもらいました。合計で1,280円です。
「バターチキンカレー」が独特。一般的に「バターチキンカレー」はバターの風味が支配的でやや甘く、穏やかなトマト風味を感じることが多いのですが、当店のそれはスパイスの量が激しくザラザラとした舌ざわりであり、噛むとバリバリとスパイスが砕ける音を感じるほどです。暴力的な辛さではないものの、体の奥底からジンワリと汗が滲み出てくる感覚。このカレー、めっちゃくちゃ旨いぞ。
ゴハンはターメリックライス一択。大盛り無料ですがデフォルトでも中々の量です。お米は長細くなく日本の一般家庭で見慣れた(たぶん)ジャポニカ米であり、日本人の身体にシンデレラフィットする味わいです。
「プレートセット」は「島野菜アチャール」に「ザワークラウト」、「副菜1品」が付いてきます。「島野菜アチャール」と「ザワークラウト」は野菜のカットが大振りで歯ごたえがキッチリと残っており、ザクザクとした食べ応え。「副菜1品」は生のタマネギのみじん切りを混ぜ込んだポテトサラダ的なものでしょうか、タマネギの辛味が目立つ鮮やかな味わいです。
以上を食べ、お会計は1,280円。那覇のランチとしては結構なお値段ですが、このレベルのカレーを腹いっぱい食べてこの支払金額はリーズナブル。神保町などのカレー激戦区であってもこのクオリティのカレーは中々お目にかかれないほどの美味しさでした。

ランチのみの営業で売り切れ仕舞いとハードルの高いお店ですが、試す価値は十二分にアリ。行列がどうにもならんかったらお隣の大人気ハンバーガー店「マーベリック (Maverick)」に流れるというコンチプランも用意されています。オススメ。

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