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兵庫、岡山、香川 vol.3

高松着いたらとりあえずうどんです。
3件ハシゴしていきなり満腹。
やはり本場は旨い。
「UDON」を予習しておいて良かった。うどんブームに踊らされる人々やそれをあおるマスコミへの皮肉な視点もあって、ドキュメンタリーとして観ても良いかもしれません。

栗林公園に立ち寄ってから、こんぴらさん(金刀比羅宮)へ初詣。江戸時代では、こんぴらさんは伊勢神宮と並んで一生に一度は行きたい、庶民の夢の地であったらしいです。ただ、伊勢神宮に比べればやや見劣り。

また、噂に聞いてはいましたが、本堂までの1,368段の石段は心から苦しかった。登っている最中の土産物屋が声をかけて来るのにも困る。こっちはハァハァ言いながら登っているというのに。
一番のヒットは高松琴平電気鉄道(ことでん)のお客様の声。
顧客の声に真面目に向き合い生協の白石さん的。
再び高松に戻ってうどん。




今日1日で7玉も食べました。
なぜ小麦粉と水と塩だけなのに、他県とこうも差が出るのか不思議。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

兵庫、岡山、香川 vol.2


岡山城ならびにその大名庭園、後楽園へ。かっこいい。城が真っ黒なのです。今まで観た日本の城の中で一番好み。川沿いに凛々しく建っている構図も素敵。
ところで、日本の城に白い城や黒い城があるのはお気づきでしたか?黒い城は豊臣方。大阪城天守閣は真っ黒で、それに他の城も習ったらしいです。白い城は徳川方。例外はあるものの、大体そのような分類らしいです。「しろいしろ」「くろいしろ」の変換が難しい。
大満足で岡山駅へ。そこには予想通り岡山一有名な男がいました。彼の名は桃太郎。桃太郎は武装勢力を率いて共に鬼ヶ島へ上陸。破壊と略奪の限りを尽くし一時代を築いたという、日本の伝統的なサクセスストーリーとしてあまりに有名。しかし問題なのはその仲間たち。

イヌ、サル、キジ。

なにゆえトリだけ具体的なのか。

また、友人の軍事研究家に意見を求めると、あの御伽噺には色々と無理な設定があるとのこと。例えば鬼が島への上陸作戦につき、敵の支配下へ最も不利な状態で攻め込む戦闘形態(ノルマンディー上陸作戦において4,000名もの死者を出した「ブラッディ・オマハ」はあまりにも有名)であの程度の戦力ではお話にならず、上陸前の海上でボートごと撃沈されるのが関の山なんですって。

戦没者に冥福を祈り、快速マリンライナーに乗車。瀬戸大橋を渡り、四国へと向かいます。


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兵庫、岡山、香川 vol.1

城が好きです。私は18歳までは大阪で暮らしていたので、関西一円の主要観光名所は小学校の遠足や子供会で総ナメしてきたのですが、日本が誇る世界遺産、姫路城だけは未開拓のままでした。梅田から在来線でたった1時間なのに…。子供の行動範囲は狭いですね。

大阪駅から東海道線で姫路へ。途中通過する三宮が懐かしい。ルミナリエ、行ったなぁ。首都圏のみなさん、実はミレナリオよりルミナリエの方が先なんですよ。

姫路着。おお、意外と都会。まずはこの先の旅程、岡山までの移動手段を観光案内所に相談。岡山まで在来線で何分ぐらいですかねえ?「(めんどくさそうに)85分」めんどくさそうな割に分単位で細かいな…。じゃ、新幹線だとどれくらい?「ハイ、これで調べて」と、時刻表を手渡されてました。さらに食い下がろうとすると、「JRに関する質問はJRに聞いてください」と一喝されました。
テンションガタ落ちのまま、日本一の名城と絶賛される姫路城へ。なるほど名城。シブい。複雑でカッコいい。さすがは姫路、あややを生んだ底力は健在です。

岡山へ。まずは倉敷のチボリ公園。アフター5券は1,000円なのです。が、参りました。恐ろしくつまらない。花やしきのようにみすぼらしさをウリにしているのならわかりますが、本気でガチンコな運営であるのに退屈します。20分で退園。
趣向を変えて倉敷美観地区へ。倉敷川沿いの江戸時代の街並みを残した風情あふれる白壁の街。江戸の町並みがライトアップされた中、優雅に泳ぐ鴨とあひる。毎日散歩したなる素敵な街並み。チボリは反省するように。
食事は人気の居酒屋へ。岡山はサワラが有名らしく、消費量は日本随一。お刺身でも食べることができます。淡白な魚でカジキマグロに近い刺身。オープンキッチンでファイヤーする高菜チャーハンも美味しい。調理するのも楽しそう。


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山形

仕事で山形へ。降車駅は「さくらんぼ東根」。名産品+地名=駅名。なんと安直な。こういう案が通る会議をのぞいてみたい。「ギョーザ宇都宮」「ホストクラブ新宿」「スプリング熱海」。あ、熱海はちょっといいかも。

山形はソバで有名。県民ひとり当たりの消費量が全国1位だとか。たしかに街中走ってると、ソバ屋がとにかく多い。体感では東京のコンビニとガソリンスタンドを足した数と同じくらいです。

■そば処東亭
https://tabelog.com/yamagata/A0605/A060501/6002027/
「肉そば」が看板メニュー。鶏肉スライスがのっているソバなのですが、スープが冷たいのが斬新。歯ごたえがしっかりあって、ツルツルというか、わしゃわしゃ食べる感じ。量も1人前で東京の1.5倍ぐらいある。

夜はビジネスホテルではなく旅館へ。1泊2食付き8,500円。ただの田舎の温泉旅館と侮るなかれ、東京なら食事だけで10,000円は超えそうな素晴らしい料理たち。牡蠣、金目の煮付け、アジ、生麩、茶碗蒸し、刺身、天ぷら、鴨のあぶり、鴨なべ。満腹もう食えねえってときに〆で板そば。これがまた居酒屋の最後に出てくる適当なソバではなくて、きちんと美味しいソバ。満腹ながら頑張れちゃいました。
翌日の昼食もソバ。食べ放題1,050円という格安っぷり。しかし私は大人なので、おとなしく「ゲソ天板そば(大盛)」のみを注文。こちらも極太麺で歯ごたえがっちりわしゃわしゃ系。うまいなぁ。山形の方に「東京でソバ食べると、物足りないですよね?」と訊ねると、「東京ではそばは食べない」とのこと。なるほど。

■牛肉どまん中
帰りの新幹線の車内アナウンスで妙に「米沢名物!牛肉弁当をご賞味下さい!」って推してくるので物は試しと購入。しかし全く美味しくない。何か様子がおかしいと思い、よくよく見てみると、なるほど米沢牛とはどこにも書いてない。このような手口は違法ではなくても信義則に反するので新撰組に斬られてしまえ。


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岩手


仕事の都合で岩手県に来ています。飲酒運転推奨の街。

■白龍
名物「じゃじゃ麺」。ジャージャー麺の麺をうどんに変えただけでした。

■食道園
https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000025/
盛岡冷麺発祥の店の冷麺です。850円。牛角のほうが好き。

■ 中尊寺金色堂
想像以上に小さく、おまけに撮影禁止という心の狭さ。がっかりでした。

■猊鼻渓
船頭さんが赴き深い歌をうたってくれ胸を打たれたのですが、「3ヶ月前に転職してきたばかりなんですエヘヘ」と種明かしされ、私の感動を返してくれ。

■厳美渓
うーん、ぐっとくる名所が無い。。。

それにしても寒い。夏だからと安心しきって半袖しか持ってきていなかったのが大間違い。道行く人々は皆長袖で、下手すりゃトレーナーやセーターを着ています。

テレビをつけると「低温注意報」という聞いたことのない注意報が発令されており、みのもんた的な人が視聴者に電話をかけると「寒いからこたつしまってないんですよー。今年は出しっぱなしかな」とか割と普通のテンションで語っていました。

本屋に行くと、お決まりの「車・セックス・ギャンブル」の三大派閥が蔵書を席巻。どうして田舎はこうなんだ。だからそこの中学生、勝手に綴じ込みを破るのはやめたまえ。

県庁所在地であるはずの盛岡の街も想像以上に人が少なく小さなコミュニティ。「あれ?○○さんじゃないですか。どうもどうも」みたいにすれ違う人同士が偶然出会うシチュエーションを3時間で2回見ました。

数ヶ月置いて、真冬にインド人と一緒に行ったのですが、極寒とはこのこと。「はいはい、どーせ寒くて雪が降るんでしょ」のように、天気予報に対して興味が無くなります。キャスターも毎日毎日同じ台詞言わされ、どことなく投げやりなかんじ。 

インド人と最初の2日間だけ夕食を共にしたのですが、日本の一般的な食べ物が体質に合わないとのこと。なんとかインド料理屋を探し出したら、「あの料理人はネパール人だ」と憤慨していました。しかしその後結局10日連続でその店に通ったらしいです。

ランチにインド人は取引先の社食のカレーを食べていました。日本のカレーもいけるだろ?と訊ねると、「食べることは可能」とのこと。なんてやつだ。それでも毎日毎日ランチはカレーを食べるので、食堂のおばちゃんはインド人に認められたような気になり、なんだか嬉しそうでした。

インド人に普段何食べてるのかを聞いたら「カレー、ごはん、チャパティ(バターの入っていないナン)」とのこと。毎日毎日そうらしいです。メインディッシュとか無いのかよ、と訊ねると「だからチャパティって言ってんだろが」と、怒られました。

毎日カレーばっかで飽きないの?具材のバリエーションが豊かであるとか?と聞くと「いや、ほとんど豆のカレーばっかだな。チキンやらは作るの面倒」とのこと。食に対してこだわりの薄い人種なのかもしれません。



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島根、広島、山口 vol.9

さて、お好み焼きの時間です。

■へんくつや
https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34000033/
忙しいのはわかるが店員が横柄。雰囲気悪し。それでいて味は特段良いわけではないのですぐに退店。不完全燃焼だったので、挽回すべく2次会へ。

■五エ門
結論から述べると大当たり。適度な混雑具合と活気の良さ。客も店員も良い顔してます。やっぱ良い店は雰囲気から違いますね。客が楽しく過ごしているのはもちろんのこと、店員も、どんなに忙しくても活き活きと働いています。 

前夜の経験を基に広島は良いモツを良い値段で出すと判断。勘で「ホルモン塩焼き」を注文。「塩ですけぇの?今日のホルモンは良い脂のっとるけぇ、タレのほうが良いじゃけん。じゃあの(イメージ)」との提案を頂きました。ホールが食材を把握している期待大。

この店はタレにつけておいたホルモンをニラとタマネギで炒めてから、またまたアルミホイル皿の上に入れてグツグツ系でした。はぁ、うまい。ため息が出る。しかもこれまた500円ぐらいと格安。広島の人が東京でモツを食べると怒り出すに違いない。

■五ェ門
https://tabelog.com/hiroshima/A3403/A340303/34000067/
翌日機上の人となる前に、〆にホルモンとお好み焼きを。運良くゆうべの「五エ門」が空港に出店していたので迷うことなく入店。昼からビールを飲む背徳感。

総括。お好み焼きの浸透率で言えば、広島は大阪を凌駕します。広島人はお好み焼きを水道水のように取り扱う。20歳前後の女の子がひとりカウンター席で1枚食べて、600円払って帰ったりするんです。ラーメンや牛丼、ハンバーガーと同じレベル。ソウルフードとまで言えば大げさですが、日常食として定着しているのが素晴らしい。

ただ、好みの問題だとは思いますが、関西風のほうが料理としての完成度は高いです。関西風は生地に具や卵、ふわふわさせるためにすりおろした山芋などを錬りこみ、食感を楽しむために焼き方に物凄くこだわる。他方、広島風はどうも生地とキャベツと肉と麺と卵がバラバラでまとまりがなく、焼き方もギュっと押し付けたり、パンパン叩いてひっくり返したりと暴力的な調理。最終的にはどちら風でもソースまみれになるから味は大差ないのですが、食感・一体感・焼き方へのこだわりを鑑みると、私は関西風が好きですね。


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「島根、広島、山口」シリーズ目次

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島根、広島、山口 vol.8

宮島から電車で20分程なので、ついでに岩国へ。岩国につき、私は地名は聞いたことがあるが具体的な名物は何も知りませんでした。

つまるところ、「岩国城」「岩国寿司」「錦帯橋」あたりが主力らしいです。 城には登っていません。城は外から見るのが良いのです。岩国寿司は実力不足。刺身ゼロのちらし寿司を押し固めただけで全然ダメ。岩国市民は恥じるように。
錦帯橋は素敵。アーチは直線よりロマンがある。 ちなみにこの錦帯橋、世界遺産登録へ向けて県か市か何かが活動中らしいです。認定されるといいな。
広島へ戻り、広島城へ。なんだか今年は城ばっかり行っている。文化の日なので入場無料。ラッキークッキーはーぐーきー。天守閣からの夕日が美しい。広島市民球場が想像以上に市街地にあってびっくり。いつかここで場外ホームランを打ちたい。
日もとっぷり暮れ、お向かいの原爆ドームへ。むぅ、重い。不適切な表現かもしれませんが、ムードたっぷりに写真撮れました。夏の長崎に引き続き色々と考えさせられました。嫌だな、戦争って。

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島根、広島、山口 vol.7

宮島の頂上へ。おお絶景。

片道30分のハイキングコースとやらがあり、せっかくなのでチャレンジ。しかしこれが大失敗。30分は30分なんですけれども、登りあり降りありの心臓バクバックンコース。周りの登山客も殆ど全員が「ま、ここまで来たから、30分だし、行ってみるか」ぐらいのだらしないノリでのチャレンジだから、「えーこんなキツいなんてきーてねーんだけど」的な表情を全員が浮かべてハァハァしてるのがなんだかおかしかったです。ミニスカロングブーツの女の子とか、無事下山できたのかな。
途中、登山道で鹿と一対一で鉢合わせてちょっと怖かったです。ドラクエってほんとこんな感じなんでしょうね。ニホンザルも生息しているらしく、看板の意訳っぷりが素晴らしい。
ふもとに辿り着いたら厳島神社が水没してました。そうそうコレコレ、ガイドブックで見た景色。私はこれを求めていたのです。

コーラをチビチビ飲みながら景色を見遣りグッバイ宮島とひとりごつ。都合4時間も滞在してしまいました。ひとつの観光名所としては驚異的な滞在時間。宮島、オススメです。

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