東京五輪が閉会する8日、東京都内では新たに4066人の新型コロナウイルス感染者が確認され、5日連続で感染者が4000人を超えた。東京都内の保健所を訪ねると、日曜日にもかかわらず、職員らが感染者への電話対応などに追われていた。
◆血中酸素濃度80%台でも入院できず
東京・港区みなと保健所では、職員約30人がひっきりなしに、急増する感染者への聞き取りや健康観察の電話をかけていた。
「なかなか入院できなくなり、今は10人以上が病床の空きを待っている。療養用ホテルへの入所も40人以上が待機している」
大量の感染者のファイルに囲まれながら、二宮博文課長が説明した。血中酸素濃度が正常値を下回る80%台でも入院できなかったり、届け出から2日たっても病院や療養施設に入れなかったりすることが常態化しているという。
◆無症状の若者は後回しに
同保健所で対応中の感染者は約1200人。平日は80人、週末は30人態勢で深夜まで勤務する。電話回線が足らず、携帯電話も使う。それでも、感染者への聞き取り電話は届け出の翌...
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