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「スマホがやられた」偽造マイナカードで乗っ取られた東京都議が被害を語る 記者会見で河野太郎氏は

2024年5月18日 06時00分 有料会員限定記事
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 偽造マイナンバーカードを使ったとみられる手口でスマートフォンの乗っ取り被害が相次いでいる。今年4月中旬に被害に遭った東京都議の風間穣さん(51)が東京新聞の取材に当時の状況を語った。(高田みのり)

偽造マイナカードを使ったなりすましで、スマホの乗っ取り被害にあった風間さん=東京都世田谷区で

◆自治体議員だけに氏名や生年月日は公表情報

 「やられた」。風間さんは直感した。いつも画面上に表示されているアンテナマークが全て消え、電話など電波の必要な操作が何もできない。駆け込んだ携帯ショップで調べてもらうと、予想どおり何者かに乗っ取られていた。
 「僕を名乗る誰かが名古屋市内で機種変更手続きをして、携帯機能も情報も、全部そっちに移った」。店から本人確認はマイナカードの目視だったと聞いたが、自分のカードはずっと家にある。「免許証の偽造は知っていたが『マイナカードで来たか』と」。職業柄、氏名や生年月日といった個人情報を公表しており、偽造の際に悪用されたとみられる。スマホに入れていた決済アプリなどを悪用され、タクシー代などに計10万円余が使われた。
 乗っ取りを行った人物が手続き時に記入した書類では、本人署名が「風間」ではなく「風門」と誤っていたが携帯会社の店舗で気付かれることはなかった。警察にも相談したが「今回のケースでは、携帯会社が詐欺の被害者」と言われ、被害届は出せていない。

なりすまし犯による署名。名字が全て「風門」になっているなど明らかな不審点もあったが、見落とされた

◆「あんなに簡単に偽造できるものを…」

 事案を受けて河野太郎デジタル相は今月10日、カードの真贋(しんがん)を見分ける方法は複数あると指摘。ICチップによる読み取りを促すなど再発防止とともに、「現場の本人確認がしっかりしていれば防げた」などと苦言を呈した。
 風間さんは「携帯会社...

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