今年で46回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2019年度プロレス大賞」選考委員会が10日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社で行われ、女子プロレス大賞はスターダムの岩谷麻優(26)が初受賞した。

 センダイガールズの橋本千紘、ディアナのSareeeら5選手がノミネートされる激戦となり、1回目の投票では橋本が8票、岩谷が7票、Sareeeが5票を獲得。橋本との決選投票では過半数の12票を得て受賞を決めた。

 米国遠征から成田空港に到着した瞬間、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーからのLINEで受賞を知り、機内で喜びのあまり叫んでしまったという。そのまま東京スポーツ新聞社に来社。コスチューム姿で編集局に受賞のあいさつに訪れ、社員から祝福を受けた。

 4月に米ニューヨークのマジソン・スクエアガーデンの舞台に立ち、11月にワールド王座を戴冠。12月からスタートした「ブシロードファイト」体制下の新生スターダムでは、エースとしての活躍を期待されることが選考理由に挙げられた。「昨年『来年は勝負の年』と宣言して、実はこの賞を必ず取りたいと思っていました。今年は、岩谷麻優の名前が広がった一年でした」と振り返る。

 団体内では11年1月の旗揚げから残る唯一の選手。「何百回と逃げ出したけど、辞めないで良かった。『継続は力なり』を体現できたと思います。これから、もっと団体が大きくなっていくと思うけど、岩谷麻優は女子プロ界のアイコンになります!」とさらなる飛躍を誓った。