インターネットテレビ「ABEMA」は25日、1月配信の報道番組「ABEMA Prime」の自動体外式除細動器(AED)に関する企画で「事実関係の詳細の確認が十分とはいえないまま放送していた」と発表した。報道番組の制作委託を受けているテレビ朝日の篠塚浩社長は同日、定例記者会見で「再取材を進めており、番組内で適切に対応する」と述べた。
番組は「女性にAEDを使わないで」と扇情的なテロップを出し報道。心肺停止状態の女性をAEDで救命したところ、女性側から強制わいせつ容疑の被害届を出されたという交流サイト(SNS)の投稿を紹介した。
篠塚社長は「投稿した男性に話を聞いたが、10年ほど前の事案で詳細の確認が不十分だった」と説明。一方で「女性へのAED使用をちゅうちょしないようにという趣旨だった。誤って伝わっている部分がある」とも語り、ユーチューブなどでの配信は続けるとした。
(共同通信社)
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