写真:しの
地図を見る湯泊温泉は海の前に石の湯船がある露天風呂。
弱アルカリ性の単純温泉なのでやさしく、少しぬめっとしているもののさらっとする湯質。
温度が低めでいわゆる「不感温度」であり、夏場なら長湯が楽しめますが、逆に冬場だとやや寒く、温泉からあがるのに勇気がいる程度の温度です。
濁り湯ではないこと、水着での着用が不可能なこと、脱衣場から湯船までは何のしきりもないことから女性の方にとっては少し入りづらいかもしれません。ただ、湯船の間には仕切りもありますので、混浴で仕切りもない「平内海中温泉(後述)」よりは女性にとってのハードルは低いです。
それでも心配な方は、他のお客さんがいない時を狙って入るなどしてみましょう。女性にとっては少し勇気がいる温泉ですが、その先には絶景が広がっています。
■湯泊温泉の基本情報■
単純温泉
源泉37.2℃
写真:しの
地図を見る湯泊温泉は温泉のある海側から道を隔てた場所に男女別の脱衣場があります。簡単なものではあるものの、しっかりと扉もあります。
無人の施設ですが、温泉の手前に小さなポストのような箱があるので、こちらに協力金100円を入れましょう。
この箱付近に温泉成分表と注意事項があるので確認しておきましょう。
動物の立ち入りが禁止、キャンプが禁止、水着着用が不可となっています。
写真:しの
地図を見る内湯のみですが、足元からポコポコ湧く鮮度抜群の温泉が「尾之間温泉」。
地元でも熱い温泉として知られているこの温泉は成分表によれば泉温は43℃とありますが、手書きの成分分析表には49.5℃とも表記があります。特に女湯側にたくさん湧いているので女湯側の方がやや熱いです。自然のものなので温度は変化しますが、「一般の方が全員断念するほどの熱さ」ではない温度ですので、その日の体調に合わせて入浴して下さい。
はじめはかなり熱く感じる温度かも知れませんが、下から湧出する温泉の恵みに日ごろの疲れも吹き飛ばされることでしょう。
弱い硫化水素臭がする単純温泉。温泉施設の前には無料の足湯も一般に開放しているのでそちらも利用してみて下さい。
■尾之間温泉の基本情報■
単純温泉
源泉43〜49.5℃
写真:しの
地図を見る屋久島で温泉と聞くと「あーあの海の所の温泉?」と返事が返ってくることもある有名な温泉が「平内海中温泉」。
干潮時5時間程度しか顔を出さず、それ以外の時間は海の中へ沈む名の通り「海中温泉」です。地元の方の努力により運営されている素晴らしい温泉なのですが、入浴する人より「とりあえず見に来た」という観光客の方が圧倒的に多い理由はその立地。着替える場所もなく、せり出した道の先にポンと岩風呂が出現します。もちろん混浴、露天。その気がなくても入っている方のことは丸見えの場所にあるからです。
協力金を料金箱に入れたら浴槽手前の所に白線が引いてあり「土足禁止」と書いてあるのでこの手前で靴を脱ぎましょう。尚、水着の着用も不可(バスタオルは可)です。
写真:しの
地図を見る岩風呂の先は大海原。干潮時以外は海に沈むので岩風呂にも波や水しぶきが入ってきます。
温泉成分表によれば源泉の温度は46.5℃ですが、海水も入ることもあって温度は変化します。浴槽は4つで足元から湧き出るものもある完全かけ流し温泉。無色・透明で弱い硫化水素臭いをやや感じる程度の単純温泉です。湯船の底はぬめぬめしていて岩がごろごろしているので滑らないようにご注意下さい。
■平内海中温泉の基本情報■
単純温泉
源泉46.5℃
屋久島の自然は有名な屋久杉のみならず。こんこんと湧き出る温泉もその恵みのひとつ。大海原を眺めながら浸かる温泉はまた格別。
屋久島へ訪れるなら是非温泉巡りも楽しんでみませんか?
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この記事を書いたナビゲーター
しの
幼い頃から歴史が好きで大学の専攻は東洋史。西国お遍路からピラミッド(エジプト留学あり)やモヘンジョダロまで国内外の史跡巡りをしてきました。最近では史跡めぐりは勿論、趣味が高じて調理師免許を取得。それに…
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