「観光情報館ふれあい処つしま(写真)」は2015年5月にオープンした、対馬の観光物産振興を目的に建設された施設です。日本瓦を使用した屋根に対馬産木材を多く使用し、対馬藩の家老・古川家の「長屋門」を再現したものです。
施設内には24時間利用できるトイレ、「観光案内所」「観光の間」「特産品の間」「ふれあい食堂 憩い」「多目的広場」が設置され、一般社団法人 対馬観光物産協会が指定管理者となっています。観光案内所には対馬観光物産協会のスタッフがいて、観光案内業務のほか、レンタサイクルの貸し出し業務も担当しています。
<観光案内所の基本情報>
営業時間:8:45〜17:30
休業日:12月29日〜1月3日
「観光情報館ふれあい処つしま」には対馬唯一の路線バス運行会社・対馬交通のバス停「厳原」があり、周辺はロータリーになっています。バス待合所にはロッカーもあるほか、TV画面には時刻と路線地図が表示され、初めて島に来た旅行者にもわかりやすくなっています。
対馬交通のバス(写真)はデザインが色々あるので、バスファンにとっては楽しいでしょう。なお発着する主なバス路線では、厳原〜対馬空港は平均約30分間隔で朝7時台から19時台まで運行されていますが、厳原〜対馬北部の比田勝(ひたかつ)への直通バスは1日5往復しかないので、公共交通で移動しようと考えている旅行者はダイヤを確認してから行きましょう。
「観光案内所」の入口は、バス停があるロータリー側にありますが、「観光の間」は一度「多目的広場」を通ってから入口(写真)があります。
「観光の間(写真)」には神話伝承の時代から近代までの対馬の歴史が、写真やイラストを多く使用して判り易く紹介されています。
<観光の間の基本情報>
開館時間:9:00〜17:00
休館日:12月29日〜1月3日
「ふれあい食堂 憩い」は対馬らしい食材を、対馬らしい調理法と調味料で提供する食堂です。店内はカウンター席(写真)が5席、テーブルは4人掛けが5台、6人掛けが1台あり、和風のたたずまいです。
対馬は穴子の水揚げが日本一。「ふれあい食堂 憩い」にも穴子料理があります。おススメは1日10食限定の「あなご丼セット(写真)」。丼に味噌汁、小鉢、漬物が付いてきます。他にあなご料理では「あなごカツ定食」があります。
「そば」は大陸から伝わり、対馬では縄文時代から原種に近いままで現在まで守られてきて、「対州そば」と呼ばれます。日本のそばの歴史は対馬から始まりました。なお現在の日本本土の「そば」は品種改良され、原種とは変わっています。対州そばは希少性、味、風味が高い評価を受けており、国際的ブランドとして認定されています。
「ふれあい食堂 憩い」にも対州そばがあり、中でも対州そばの「十割そば」である「ざるそば(写真)」はあっさりしていて人気です。他にあおさが入った「あおさそば」などがあり、こちらも十割そばです。なお現在多くの「そば」は、そば打ちの時に「つなぎ」つまり小麦粉が入っています。十割そばは「つなぎ」がないそばのことを指します。
<ふれあい食堂 憩いの基本情報>
営業時間:11:00〜14:00
定休日:12月29日〜1月3日
「ふれあい食堂 憩い」のちょうど前にある土産コーナー「特産品の間」には対馬のお土産がいっぱい。ここでは持ち帰りやすいおススメお土産を紹介します。「ふれあい食堂 憩い」にもあった対馬産の穴子ですが、冷凍・冷蔵しないで少し持ち帰りたい旅行者に特におススメなのが、写真の白焼あなご。常温での保存・持ち帰りが可能なのです。あとは帰宅してから調理法を確認しましょう。
対馬はおいしい海藻が採れる地域でもあります。特に「あおさ」は、「ふれあい食堂 憩い」でもあおさ入りのそばがあって人気。海の恵みたっぷりのあおさを自宅でも味わいませんか。こちらも持ち帰りしやすい常温保存タイプです。
対馬は海の幸だけでなく、山の幸もあります。特にしいたけは古くから原木での栽培が行われてきた地域。また「対馬椎茸」を名乗るには厳しい基準があります。対馬原木椎茸は、肉厚で歯ごたえがよいのが特徴。地形が急峻で、農産物の栽培が限られる対馬で、これから生産を増やそうと関係者が力を入れている品です。持ち帰りしやすい椎茸は、やはり干ししいたけでしょう。
<特産品の間の基本情報>
営業時間:9:00〜18:00
定休日:12月29日〜1月3日
住所:長崎県対馬市厳原町今屋敷672-1
電話番号:0920-52-1566(対馬観光物産協会)
アクセス:
厳原港より徒歩約10分
対馬空港よりバスで約30分
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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