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日本のベニス!富山県射水市「新湊内川」の港町に架かる橋巡り

日本のベニス!富山県射水市「新湊内川」の港町に架かる橋巡り

更新日:2020/08/04 11:05

藤谷 ぽきおのプロフィール写真 藤谷 ぽきお アジアLCCトラベラー、トレッキング愛好家、アウトドアコーディネーター
竹野内豊や西田敏行などが出演の映画「人生の約束」でロケ地にもなった、富山県射水(いみず)市の「新湊内川」地区は「日本のベニス」と称されます。漁船・小型船が行き交う運河・たくさんの橋などが見られ、現在でも約80隻もの小型漁船が停泊している様子がイタリアのベニスにソックリで、海外のような風情も魅力。生活感溢れる内川の様子や、川に架かる特徴的な橋などをご紹介します。

日本のベニス!内川散策の拠点は「川の駅新湊」

日本のベニス!内川散策の拠点は「川の駅新湊」

写真:藤谷 ぽきお

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「新湊内川」は北陸新幹線富山駅から富山地鉄ぶりかにバスで約50分の「川の駅新湊」で下車。もしくは新高岡駅から加越能バス(石瀬・牧野・新湊経由海王丸パーク行き)で約45分「立町」で下車し徒歩約5分程で到着できます。

日本のベニス!内川散策の拠点は「川の駅新湊」

写真:藤谷 ぽきお

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内川観光の拠点となるのは「川の駅新湊」ですが、特徴的な主要な橋に近いので、橋巡りの散策のスタート地点としては便利な場所に位置しています。

開館時間は9:00〜21:00で、店舗前には「観光船の乗船口」、1階には地元新湊の水産加工品や射水市自慢の特産品を集め販売している「うまいもんショップ」や観光案内コーナー・ レンタサイクル などが整備されています。二階ではカフェや川辺を眺められるビューテラスでゆっくりと時間も過ごせます。

日本のベニス!内川散策の拠点は「川の駅新湊」

写真:藤谷 ぽきお

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内川では、毎年10月1日に、13基の山車が勇壮典雅に町内を練り回る「新湊曳山まつり」がありますが、その曳山2基が道の駅に常設展示されています。二階にはお祭りの写真が展示されたギャラリーもあるので必見ですよ。

<基本情報>
住所:富山県射水市立町1-26 
電話番号:0766-30-2552
開館時間:9:00〜21:00(カフェは9:00〜18:00)※2月1日〜29日のみ9:00〜18:00
休館日:毎月第4水曜日(祝祭日の場合翌日)※カフェは毎週水曜日

奇抜なオブジェの「山王橋」

奇抜なオブジェの「山王橋」

写真:藤谷 ぽきお

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川の駅新湊から東に約110m、徒歩約1分で平成2年3月に完成した「山王橋」です。半円形のバルコニー風のアプローチに、手をかたどった大理石の彫刻4基が設置された特徴的な橋です。製作は、郷土出身の彫刻家・竹田光幸(たけだ・みつゆき)氏です。

奇抜なオブジェの「山王橋」

写真:藤谷 ぽきお

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4基の手の彫刻にはそれぞれテーマがあり、「人」「心」「愛」「夢」の4つです。写真の天を指す人差し指は、希望と夢を表現しており、彫刻の台座には「宇宙星座」と「金の星」が刻まれています。

そして、この橋の欄干には音符の音階がデザインされており、歩道側には童謡の「海」のメロディが、車道側には童謡の「キラキラ星」が刻まれています。

カラフルなステンドグラス「神楽橋」

カラフルなステンドグラス「神楽橋」

写真:藤谷 ぽきお

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川の駅新湊から西に約70m、徒歩約1分以内で行けるのが「神楽橋」です。欄干には、郷土出身の工芸作家大伴二三弥(おおとも・ふみや)氏により、72枚のステンドグラスがはめ込まれ作られています。新湊市(現在の射水市)が「魅力あるまちづくり事業」の一環として昭和60年に完成させました。 別名「虹のかけ橋」。

カラフルなステンドグラス「神楽橋」

写真:藤谷 ぽきお

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ステンドグラスには、射水市の木である松や市の花ケイトウ、曳山、カモメなどが描かれた72枚のステンドグラスがはめこまれています。

朝日や夕日の時間帯には特に幻想的な雰囲気を漂わせてくれます。更に、夜になると街路灯の光と色が映す川面の様子は格別ですよ。

メルヘンな屋根付き「東橋」

メルヘンな屋根付き「東橋」

写真:藤谷 ぽきお

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川の駅新湊から東に約400m、徒歩約2分で「東橋」です。全国でも珍しい屋根付きの歩行者専用の橋。スペイン人のセザール・ポルテラ氏による設計で、平成6年度には「手作り郷土賞」を受賞しています。

メルヘンな屋根付き「東橋」

写真:藤谷 ぽきお

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ベンガラ(土から取れる成分「酸化鉄」で、紅殻・弁柄とも言う)に塗られたこの橋は、周囲の家並みにもよく調和して、「渡るだけでなく、立ち止まり、時を過ごす憩いの橋」という、独自の機能を持つ橋としてよみがえった橋です。

橋の両端には、ガラス張りでベンチを備えた休憩室があり、屋根には太陽と月をかたどった風見鶏がつけられています。日が落ちて明かりが灯されると、休憩室全体が大きな提灯となって浮かび上がり、とてもきれいな景観を見ることができます。

歴史を感じる「放生津(ほうじょうづ)橋」

歴史を感じる「放生津(ほうじょうづ)橋」

写真:藤谷 ぽきお

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川の駅新湊から東に約450m、徒歩約2分強のところにあるのが「放生津橋」です。室町幕府10代将軍・足利義材(あしかが・よしき)の銅像が設置されています。パネルには、義材が戦いに赴く様子などが描かれてあり、歴史ロマンを感じさせてくれます。

歴史を感じる「放生津(ほうじょうづ)橋」

写真:藤谷 ぽきお

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「放生津橋」と「東橋」はそれほど離れていないので、足利義材の銅像と東橋を一緒に写真に収めることもできますよ。

歴史を感じる「放生津(ほうじょうづ)橋」

写真:藤谷 ぽきお

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また、橋を渡り、北に徒歩約2分ほど行くと、木製の狛犬や松尾芭蕉の句碑などがあり、観光客・参拝客が絶えない「放生津八幡宮」があります。是非、立ち寄ってみましょう。

<基本情報>
住所:富山県射水市八幡町2丁目2−27
電話番号:0766-84-3449

日本のベニスに納得!新湊内川地区の散策は港町と橋を楽しむ

新湊内川地区の散策は、映画「人生の約束」を観た方はロケ地巡りとして、そうでない方も風情のある港町の散策として楽しめます。また、橋が好きな方は個性のある橋巡りとして楽しめますよ。

周辺には海鮮物などが格安で購入したり食べたりできる「新湊きっときと市場」がありますし、帆船「海王丸」が停泊している「海王丸パーク」は家族やカップルも楽しめるハーバーエリアです。市場やハーバーエリアの記事は関連MEMOにあります。参考にして一緒に散策する計画を立ててみて下さい。

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/22 訪問

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