旅のスタート地点は、2020年に大きくリニューアルされた道の駅「マルメロの駅ながと」。この中にある長和町観光協会で、Eバイクの半日体験プラン(2000円〜)を申し込みました。
レンタルできるEバイクは、ママチャリタイプからスポーツタイプのものまで、タイプがいろいろ。「山道を楽しみたい」「お散歩気分でポタリングしたい」など、スタッフにリクエストすると、おすすめの1台を選んでくれます。
そして今回、私が選んだ相棒は、ドイツ製「corratec」最新モデルのママチャリタイプ。コンパクトなボディで、乗りやすい。さらに、女子旅にぴったりな赤と白のカラーリングがキュート!
さあ、ちっちゃいけど頼りになる相棒に乗って、ゆるり自転車旅へ出発です。
Eバイクでぴゅーっと走り出せば、そこは黄金色の稲穂がゆれる別世界!
長和町の標高は、スカイツリーと同じ634m。標高が高く、昼夜の寒暖差がおいしいお米や野菜を生み出す“農業が元気な町”です。
ところどころ目に飛び込んでくる、田園風景の美しいこと!大きく深呼吸すると、どこか安心する土のにおいに癒やされます。
ゆるゆると田んぼ道を走って、町の中心部を流れる依田川沿いをサイクリング。最初に到着したのは、長和町の名勝「駒形岩」です。
この岩は、1500万年前に海底火山が噴火してできた岩が隆起し、依田川の流れによって削られてできた岩の窪が「駒」(馬)の形に見えるという不思議なスポット。馬の化身だという言い伝えもあります。
じっと眺めていると、本当に馬がうずくまって休んでいるみたい!青空の下、映える角度を探しながらシャッター切ります。
次に向かったのは、町一番のパワースポット「古町豊受大神宮」。ここは、古くから地元の人に「おたやさん」と呼ばれ親しまれてきた神社。毎年、1月14日と15日に行われる「おたや祭り」は町の誇りです。
自転車を脇に停め、全国的にも珍しい御柱の間にしめ縄がかけられた「標掛木」をくぐって、参道をてくてく…。
「古町豊受大神宮」は伊勢神宮の豊受大神宮(外宮)から、豊受大神様を分祀してお祀りしている神社。お参りすると、伊勢神宮(外宮)に行ったのと同じ、五穀豊穣や商売繁盛のパワーをいただけるといいます。
御本殿は伊勢神宮の遷宮と同じタイミングで、屋根を吹き替え、扉も新設されました。きれいになった神社で参拝すれば、身も心もすっきり!
御朱印ブームにのって、神社巡りを初めて8年。そんな私の大好きな御朱印をいただくことが、今回の旅の大きな楽しみでした。
御朱印は、通常の御朱印のほかに、長和町で300年の歴史を誇る立岩和紙を使った月替りの御朱印もあります。月替りの御朱印は、職人さんの手で丁寧に作られた手漉き和紙。紙質が柔らかく、ふんわりしたグラデーションが可愛い!
※土曜日のみ神職が常駐、平日は書き置きされている通常の御朱印を授与されます。
続いて目指したのは、坂道を登った先にある歴史スポット「長久保宿」。長和町の高台にあるため、じわじわ斜度が上がっていきます。
ベダルを漕ぐ足が……。あれ? お、重い!
“Eバイクで楽に走れる快適さ”を手に入れたことに幸せを感じていましたが、体力は一般レベル、特別な筋トレをしていない、私には辛い道のり……。そこでギアをチェンジして、アシスト力を強化。漕ぎ足は軽くなり、坂道もスイスイです。(Eバイク様様!)
やがて、江戸時代の五街道の一つ・中山道の宿場町として栄えた「長久保宿」に到着。Eバイクを停めて、レトロな雰囲気にひたりながらひと休みです。
今は歴史資料館として一般無料開放している「長久保宿」の「一福処濱屋」。中に入ると、大八車や足踏み脱穀機など、見たことのないレトロな道具が並び、まるで昔話の世界にタイムスリップしたよう。
2Fはさらに時代がさかのぼり、江戸時代の道具がいっぱいです。展示ケースをよくよく見たら、今で言う“地域振興券”の役割をもつ明治維新期の「長久保宿場札」まで!ここは、リアルな歴史に触れられて、訪ねてよかった!と思えるスポットでした。
帰り道は下り坂。空を飛ぶように自転車が“シャー”と走っていきます。
空が広い、山がデカい、空気が新鮮!そして、広々した美しい田園風景…言わずもがな、長和町はリフレッシュできる要素がぎゅぎゅっと凝縮しています。
のどかな田園風景にうっとりしつつ、町の名勝を訪れて神社で御朱印をいただき、歴史スポットを巡ったら、楽しかったサイクリングは終了。「マルメロの駅ながと」に戻り、Eバイクを返却します。
アシストされていたとはいえ、じんわりと汗もにじみ、なかなかの達成感を味わえました!
…でもでも、今回の旅はまだ終わりません。この道の駅は長和町の魅力を凝縮した、見所満載のスポット。敷地内には、旅の疲れをサクッと癒せる場所があります。
それが、この足湯。注がれているのは、同じ敷地内の日帰り温泉施設「やすらぎの湯」から引いた温泉です。
お湯の中には美肌成分「硫酸塩泉」がたっぷり。肌にまとわりつくような素晴らしいなめらかさです。5分ほどちゃぷんと湯に浸せば、足がスベスベつるつるに!
足湯を楽しんだ後は、お土産を探しに、道の駅の農産物直売所「マルシェ黒耀」へ。店内には、味が濃くて新鮮、そして驚くほど安い農産物が豊富にそろいます。
お土産におすすめの長和産「農林水産省受賞のダッタンそば」は、ルチンが普通のお蕎麦の120倍というからびっくり。また、長和町は黒耀石の産地だけあって、1000円で楽しめる黒耀石で出来たアクセサリーのガチャまであります。
どっぷり長和町を味わうべく、「マルシェ黒耀」に併設された、人気の「黒耀カフェ」へ行くことに。実はここ、多くの観光客でにぎわう長門牧場のメニューを唯一味わえる、穴場のグルメスポットなんです!牧場に行かずとも、名物のビーフカレーを食べられると聞き、さっそく注文しました。
牛肉がゴロゴロ入った欧風カレーは、おいしすぎて、目尻がとろとろに…。長門牧場のミルクたっぷりの牛乳プリンも美味。
デザートは、長門牧場のソフトクリームを迷わずチョイス。こんもり盛られたソフトクリームにかぶりつくと、滑らかさとミルクの風味が別次元。ミルクのコクを感じながらも、口の中ですっ…と溶けていく、さっぱりとした口当たりの絶品ソフトクリームです!
提供元:長和町観光協会
https://www.nagawa.info/お腹を満たした後は、大好物の温泉タイム。足繁く通うファンも多い「やすらぎの湯」へ向かいます。
施設の名物「羽釜風呂」は、立岩和紙の原料を煮るときに使われていたもの。人気があって並ぶので、「混雑時は一人10分にしてください」という注意書きまであります。
旅の締めくくりは、ワクワクと美肌が叶う温泉に浸かってリフレッシュ。身体と心の疲れを癒してきました…!
東京から車で約3時間。中央道・関越道、どちらを使ってもちょうど中間ぐらいにある長野県長和町は、密な都会を抜け出し、自然をぐっと身近に感じるのに最高のスポットです。
春や秋のサイクリングが気持ちいいのはもちろん、夏も都心より涼しくて快適。町内にはスキー場もあるので、冬は自転車旅と組み合わせてウインタースポーツを体験するのもアリです。
私のようにEバイク未経験の女子でも、大満足の1日を過ごせる長和町の自転車旅。心身ともに満たされて、パワーチャージできますよ!
【この記事は 長和町スポーツリゾート推進委員会 とのタイアップ記事広告です】
長野県地域発 元気づくり支援金活用事業
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(2024/11/30更新)
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