プーケット島からパンガー湾を挟んで東側にあるクラビ。石灰岩の岩壁と熱帯のジャングルに抱かれた秘境のビーチリゾートとして知られています。干潮時に島と島が砂浜でつながる珍しい現象が見られる名所や、エメラルドグリーンの海、そして温泉など、魅力的な観光スポットがいくつもあります。
トラベルjpナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター木内つばめがクラビのおすすめ観光スポットをご紹介します。
クラビで最も賑わいを見せるメインビーチ「アオナン・ビーチ」。近隣のビーチや島々への出発拠点にもなる場所です。
約500m続く砂浜、エメラルドグリーンの海、島の移動手段であるカラフルなボートタクシーと色彩豊かな風景がタイのリゾートにいることを実感させてくれるでしょう。ビーチ沿いの通りには、レストランやお土産物屋さんなども並び、海、グルメ、ショッピングの三拍子をまとめて楽しむことができます。
<基本情報>
住所:Ao Nang Muang Krabi, Krabi
アクセス:クラビ国際空港から車で約50分
公式サイト(外部リンク)
「チキン(ガイ)島」は、その名の通りニワトリの頭のような形をした島。ホワイトサンドのビーチとエメラルドグリーンの海を抱えた島で、クラビ随一の自然の景色が見わたせるスポットです。周囲に点在している岩山が海と調和しており、まさにクラビらしい風景がここにあります。カラフルな熱帯魚が生息しており、シュノーケルにも最適。
<基本情報>
住所:Ao Nang, Mueang Krabi District, Krabi
アクセス:アオナン・ビーチからロングテールボートで約30分
公式サイト(外部リンク)
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浅瀬の海に囲まれ、半球状に盛り上がっている「タップ島」。周囲は透明度が高く、シュノーケリングにも人気のスポットです。
かなりの条件が必要となりますが、潮が引くと隣の“チキン島”との間に真っ白な砂浜があらわれる、珍しい現象に遭遇することも。チャンスがあればその神秘的な橋を渡ってみたいものですね。
<基本情報>
住所:Tup Island Krabi
アクセス:クラビから船で約20分
公式サイト(外部リンク)
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白砂のビーチの目の前にある岩山が印象的な「ポダ島」。アイランドホッピングで巡るクラビの島々の中でも、砂浜の美しさが格別と言われています。
透きとおったエメラルドグリーン海は、シュノーケリングをするには格好の穴場。ハイシーズンになると、島内にレストランなどがオープンし賑わいをみせます。
<基本情報>
住所:Ko Poda
アクセス:クラビの主なビーチからロングテールボートで30〜45分
公式サイト(外部リンク)
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エメラルドグリーンをした巨大露天風呂「エメラルドプール」。トウンティアオ山の国立公園の中にある、少しぬるめの源泉かけ流し天然温泉です。綺麗な色はもちろんですが、柔らかい感触の底が特徴的。石灰が積もってできており、まるでじゅうたんの上を歩いているかのようです。
熱帯雨林の木々に囲まれた中にあるので、ビーチと違う雰囲気で遊べるところが魅力。心身共に癒されますよ。
<基本情報>
住所:Khlong Thom Nuea, Khlong Thom District, Krabi
アクセス:クラビタウンから車で約1時間
公式サイト(外部リンク)
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エメラルドの温泉も!タイ・クラビのおすすめ観光スポットby 沢木 慎太郎
地図を見るエメラルドプールの源泉となるのが、こちらの「ブループール」。南国の植物が生い茂る中に佇む池は、自然が創った芸術品のよう。透明度の高い湧水でできており、天然の色とは思えない青さを放ちます。
遊泳は禁止ですが、目を楽しませてくれることは間違いなし。ブループールが見られるのは11月〜4月と期間限定ですので、ご注意を。
<基本情報>
住所:Khlong Thom Nuea, Khlong Thom District, Krabi
アクセス:エメラルドプールから徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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“死ぬまでに一度は行ってみたい”世界の絶景・秘境の観光スポットで、上位にランキングされるタイの絶景ビーチ「ピピ島」。実はプーケットからだけではなく、クラビからも日帰りで行くことができる島です。手軽に行くならオプショナルツアーが便利。ツアーによっては、ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』のロケ地となったマヤ・ビーチに上陸できるプランもあります。
<基本情報>
住所:Tambon Ao Nang, Amphoe Mueang Krabi, Krabi
アクセス:クラビからフェリーで約2時間、スピードボートであれば約1時間
公式サイト(外部リンク)
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クラビの大自然と寺院が織りなす景色を見ることができる「タムスア寺」。1970年頃まで虎がよくいた場所だったため“タイガーケイブテンプル”とも呼ばれています。その名残もあり、敷地内のいたるところに虎の置物があります。
ここのハイライトはタムスア寺の山頂。絶景が見られるビュースポットなのですが、山頂まで階段がなんと1,272段!修行のつもりで登ってみましょう。
<基本情報>
住所:Krabi Noi Muang Krabi, Krabi
アクセス:クラビ空港から車で約15分
公式サイト(外部リンク)
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川の小滝のように流れる「クロントム温泉」。水流で削られたちょうどよい深さの池ができており、棚田にできた湯船のような場所で温泉を楽しむことができます。
周囲の緑豊かな景色を眺めながら入れる超自然体の露天風呂は、湯温が38〜40℃で湯加減もばっちり!入浴の際には水着の着用が必要となるので、お忘れないように。
<基本情報>
住所:Khlong Thom Nuea, Khlong Thom District, Krabi
アクセス:クラビ空港から車で約45分
公式サイト(外部リンク)
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石灰岩の岩山に囲まれた「プラナンビーチ」。クラビのプラナン岬の先端に位置し、秘境のビーチリゾートとも呼ばれています。遠浅なので、海水浴をするにはぴったりの場所。また、ビーチの砂はパウダーサンドでたいへん柔らかい肌触りです。
1日を通して観光客の姿は少なめなので、静かな場所でゆっくりしたい派は、ぜひプラナンビーチへ!
<基本情報>
住所:Ao Nang Muang Krabi, Krabi
アクセス:アオナンビーチからボートで約15分
公式サイト(外部リンク)
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“プラナンビーチ”の南端にある鍾乳洞「プリンセス ケーブ」。神聖な場所とされており、地元の人が子宝を祈願して置いていった、おびただしい数のリンガが奉納されています。美しい海と鍾乳洞の曲線が美しい景観を創り出しており、自然美も伺えるスポットです。
<基本情報>
住所:Ao Nang Muang Krabi, Krabi
アクセス:アオナンビーチからボートで約15分
公式サイト(外部リンク)
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「クラビタウン」は地元の方々の生活が垣間見れるような中心地。徒歩で回れるくらいのサイズですが、市庁舎、世にも珍しい“原始人信号”、“VOGUEショッピングセンター”など、クラビで街歩きをするにはちょうどよい場所です。海遊びが続いた後は、ちょっと毛色を変えてクラビタウンに訪れるというのも名案。
クラビタウンでは毎週の金、土、日曜日に“ウォーキング・ストリート”というウィークエンドマーケットが開催されます。滞在期間と週末が重なるようでしたら、ぜひ覗いてみましょう。
<基本情報>
住所:Mueang Krabi District
アクセス:クラビ国際空港から車で約30分
クラビ旅行で欠かせないのが、アイランドホッピング。1日まるっと使って島巡りをするのが定番です。さらに観光名所に行く時間を考えると、やはり3泊は欲しいところ。今回はクラビの美しい海を楽しむことをメインに、人気スポットの訪問もプラスした3泊5日のモデルコースをご紹介します。
【クラビ・モデルコース一例】
<1日目>
バンコクで国内線に乗り継ぎ、夕刻にクラビ到着。「アオナン ビーチ」にあるホテルへチェックインし、そのまま近くのレストランでシンハービールで乾杯。翌日は早い出発になるので、夕食はさくっと済ませ、早めに就寝。
<2日目>
申し込みをしておいたアイランドホッピングツアーに参加。「チキン島」「タップ島」「ポダ島」「プラランビーチ」を訪れるランチ付きのプラン。クラビの美しい海に大感動!夢中で1日中シュノーケリングをしていたので、夕食は「アオナン ビーチ」のレストランでたっぷりタイ料理を堪能。
<3日目>
昨日泳ぎすぎて体が筋肉痛に。癒しも兼ねて「エメラルドプール」の天然温泉でリラックス。すぐ近くにある「ブループール」へも行き、その神々しい景色も満喫。「クラビタウン」へと移り、ランチ休憩。そのまま街歩きやショッピングも楽しむ。一旦ホテルへ戻って着替えをし、予約しておいた海の見える高級レストランでディナー。ロマンチックなひとときを過ごす。
<4日目>
この日の夜便で帰国するので、クラビにいる時間も残りわずか。朝食を早めに済ませ、先にチェックアウトし、荷物をフロントに預けたら「タムスア寺」へ。独特な虎の置き物と写真を取り、意を決して1272段の階段を登り切る。汗だくになりつつも、眼下に広がる景色がご褒美に。アオナンビーチに戻り、海沿いのカフェでランチ。少し時間があるので、マッサージ店へ。疲れ気味だった足が一気に軽くなり、気分も爽快!ホテルで荷物をピックアップし、クラビ空港へ。バンコクで乗り換えをし、国際線に搭乗。
<5日目>
いっぱい体を動かし、温泉にも入り、マッサージも受けることができたクラビ滞在。おかげで機内ではぐっすり。いい目覚めで日本に到着。
アイランドホッピングなど遠出する観光は、送迎付きのオプショナルツアーを利用すると断然便利!一方、街歩きなどには配車アプリのGrabでタクシーを活用するとよいでしょう。料金交渉をする必要がなく、行き先もアプリで指定できるので、目的地に安心&確実に向かうことができます。
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手付かずのジャングルと青い海に抱かれたクラビ。秘境のような雰囲気を放ちながらも、観光地や魅力的なリゾートホテルがあるので、非日常を味わうには格好の旅先。バンコクと合わせて訪れるのもよし、クラビだけをたっぷり楽しむのもよし…ぜひ、その時の気分に合わせてプランニングしてくださいね。
(文:木内つばめ)
2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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