韓国までわずか50kmの距離に位置する国境の離島「対馬」。神社仏閣や数々の史跡など、歴史好きにもおすすめしたいスポットがたくさんあります。人気アドベンチャーゲーム「Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)」のモデル地であることからも、現在注目度上昇中。
ここではトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、対馬旅行を検討している人にベストシーズンや人気観光スポット、おすすめの旅行プランなどを解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
国境に位置する長崎県対馬は、佐渡島、奄美大島に続いて日本で3番目に大きな離島。島の面積の9割が森林で覆われているため、雄大な自然が楽しめます。
島特有の動物の生態を学ぶことのできる対馬野生生物保護センターや、美しい景色を一望できる烏帽子岳展望所など。島の自然と文化に触れることのできるような、魅力的なスポットに溢れています。
この写真の記事を見る ≫
国境の島!夏のリゾートは自然いっぱいの対馬でのんびりとby Akiko Nilsen
海に囲まれた対馬は、年間を通して寒暖差が少ないのが特徴。対馬暖流の影響を受けているため温暖な気候が楽しめます。夏場は綺麗な海や川で泳ぐのに最適なシーズン!とはいえ梅雨である6月から8月にかけては雨の日も多いので注意が必要です。
トレッキングや散策を満喫するなら晴れた日の多い10月がベスト!目的に応じて渡航時期をお選びくださいね。
この写真の記事を見る ≫
歴史好きなら一度は訪れたい!対馬が誇る厳選3城と対馬藩お船江跡by いなもと かおり
地図を見る対馬の魅力を満喫するのなら、2泊3日のいいとこ取りプランがおすすめ。1日目に福岡空港に到着したら、博多港から飛行機や船で対馬に向かいましょう。レンタカーの手配を済ませたら、車で明るいうちに烏帽子岳展望所などの絶景スポットへ。ホテルで対馬グルメを満喫したら、2日目は歴史的スポットを巡りましょう。
3日目は和多都美神社などの神社仏閣でパワーをいただいて、ふたたび福岡空港経由にて帰路へ。もちろんまだまだ見どころはあるので、時間が許す限りゆっくりと滞在をお楽しみくださいね!
この写真の記事を見る ≫
大自然を堪能できる風光明媚なスポットから、長い歴史を感じることのできる建造物まで。魅力がたくさんの対馬ですが、まずは対馬の中心部にあり路線バスの始発、終点 ともなっている「観光情報館ふれあい処つしま」へ。ツーリストセンターやお土産屋さんも併設しているため、旅の情報収集やショッピングが楽しめます。 この写真の記事を見る ≫
対馬の野生動物の保護活動を担う施設「対馬野生生物保護センター」は、島の固有種であり天然記念物や国内希少野生動植物種に指定されている“ツシマヤマネコ”の姿を間近に見る事ができる人気の施設。
胴長短足で、しっぽが太めの愛らしい姿は一目見ればハートを捕まれること間違いなし!ヤマネコの生態や生活環境に関しての知識が深まります。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市上県町棹崎公園
アクセス:対馬空港から車で約90分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
日本の国境離島「対馬」は絶景の宝庫!おススメスポット5選!by 浮き草 ゆきんこ
対馬のちょうど真ん中あたりに位置する標高176mの烏帽子岳。山頂にある「烏帽子岳展望所」は、周辺に連なる島々を一望することのできる絶景スポットです。360度の雄大な景観は、時を忘れてしまう美しさ。訪れるなら、美しい夕景に出会える夕焼け時がおすすめです。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位
アクセス:対馬空港から車で約60分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
竜宮伝説が残る古社。対馬・和多都美神社の参拝スポットby 浮き草 ゆきんこ
地図を見る浅芽湾の入り江にたたずむ「和多都美神社」。豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を祀る神社です。本殿から並ぶ5つの鳥居のうち、海の中に建てられている一の鳥居と二の鳥居は、満潮時にはまるで海の中に浮かんでいるような幻想的な光景に。境内の中には、数々の伝説が残る“玉ノ井”や“亀甲石”が大切に祀られています。
写真提供:長崎県観光連盟
<基本情報>
住所:長崎県対馬市豊玉町仁位字和宮55
各種受付時間:9:00〜17:00
アクセス:対馬空港から車で約30分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
長崎県対馬「金田城跡」登城ルートは絶景トレッキングコースby 塚本 隆司
飛鳥時代、唐・新羅の連合軍との戦いに敗れ、迫り来る敵からこの地を守るために建てられた城山の一つが対馬の金田城。その跡地が「金田城(かなたのき)跡」として、今も多くの観光客を惹きつけています。
対馬の歴史を学ぶ上で必ずや訪れたいスポット。小学生でも歩ける、やさしいトレッキングルートが設けられているので、観光がてら気持ちの良い汗がかけますよ!
<基本情報>
住所:長崎県対馬市美津島町黒瀬
アクセス:対馬空港から車で約30分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
日本では対馬の椎根(しいね)地区周辺でしか見られないと言われている珍しい建物「石屋根」。長崎県の有形文化財に指定も指定されています。高床式倉庫の屋根を、板状の岩で葺いたタイプの建物は、火災や強風に強いということから長年倉庫として利用されてきました。
空港の近くには対州馬のモニュメントが飾られた石屋根があるので、そちらも併せてチェックしてみてくださいね!
<基本情報>
住所:長崎県対馬市厳原町椎根
アクセス:厳原港から車で約45分
※すぐそばの消防団の格納庫が目印。近くに駐車場はありません
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
歴史好きなら一度は訪れたい!対馬が誇る厳選3城と対馬藩お船江跡by いなもと かおり
かつて対馬を治めていた宗氏の居城「金石城」。対馬政庁として機能していた時代もあった建物です。現在ある大手櫓は1990年に復元されたもの。櫓門近くには朝鮮国王高宗の娘・徳恵姫が、旧対馬藩主当主の宗氏と結婚したことを記念する“李王家宗伯爵家御結婚奉祝記念碑”が立ち、韓国人観光客が対馬に来ると必ず訪れる場所となっています。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市厳原町今屋敷670-1
アクセス:厳原港から車で約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「国境の島」対馬で歴史スポット巡り!厳原市内のおすすめ5選by 今村 裕紀
対馬藩2代目藩主 宗義成が、初代藩主の父 義智の冥福を祈って建立した宗氏の菩提寺「万松院」。数度の火災により、創建当時の姿を残すのは山門と仁王像のみ。対馬最古の木造建築と言われています。
堂内には朝鮮王国から贈られた三ツ具足(みつぐそく)の花瓶、香炉、燭台が。これらは日光東照宮にも贈られたものであり、対馬藩と朝鮮王国の絆を表すものとされています。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市厳原町西里192
電話番号:0920-52-0984
拝観料:大人300円、中高生200円、小学生100円。年中無休
開館時間:8:00〜18:00(10月中旬〜4月は17:00まで)
アクセス:厳原「観光情報館ふれあい処つしま」より徒歩8分
この写真の記事を見る ≫
「国境の島」対馬で歴史スポット巡り!厳原市内のおすすめ5選by 今村 裕紀
厳原港の南、久田川の河口に残る「お船江跡」は、江戸時代に対馬藩が藩船を係留するために構築した船たまり跡。全国にある藩の船を格納する施設の中でも、これほどの原形を残しているのは全国的に珍しいとして、県指定史跡にも指定されています。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市厳原町久田
アクセス:厳原「観光情報館ふれあい処つしま」より徒歩25分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
昭和9年、対馬でも最北部にあたる上対馬町豊に建設された「豊(とよ)砲台」。当時では世界最大規模の砲台で、実際に発射される事はありませんでしたが、この砲台の存在が脅威となり第二次大戦の際の艦砲射撃による被害が少なかったとも言われています。
奥には工作室、電気室、砲具庫があり、中に入って見ることも可能。当時のままのほぼ変わらぬ姿を留める貴重な戦争遺構です。
<基本情報>
住所:長崎県対馬市上対馬町豊
電話番号:0920-86-4839(対馬市上対馬観光物産事務所)
アクセス:対馬空港から車で約2時間10分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
日本の国境離島「対馬」は絶景の宝庫!おススメスポット5選!by 浮き草 ゆきんこ
ゲンカイツツジの咲き誇る春に新緑が美しい夏、紅葉の楽しめる秋といった具合に自然豊かな対馬では、季節ごとに異なる景色が魅力。韓国展望所や異国の見える丘展望台から韓国を望むのであれば空気の澄んだ冬の季節がおすすめです。
シュノーケルやダイビングなどマリンスポーツを楽しむのであれば、気温水温のあたたかい夏がベストシーズン!季節によって異なる魅力をお楽しみくださいね。
この写真の記事を見る ≫
日本の国境離島「対馬」は絶景の宝庫!おススメスポット5選!by 浮き草 ゆきんこ
韓国の釜山までわずか50km。「異国の見える丘展望台」は、秋や冬の晴れた日には釜山の街並みを見渡すことのできるスポットです。せり出した展望台の形もとてもフォトジェニック!SNS映えするとしても注目を集めています。
写真提供:Toru Ogawa
<基本情報>
住所:長崎県対馬市上県町佐護北里
アクセス:対馬空港より車で約1時間40分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
国境の島「対馬」 自然と歴史が紡ぐ絶景スポットを巡るby 今村 裕紀
対馬は南北82�q、東西18�qの細長い島。主要道路の国道382号が島を縦断しており、島内にある景勝地や史跡などへはレンタカーを利用するのが効率的です。
異国の見える丘展望台と同様、秋から冬の天気の良い日には対岸に釜山を望むことのできる「韓国展望所」。韓国の古代建築様式を取り入れた建物で、日韓双方の観光客が訪れる人気スポットとなっているので、国境の島ならではの景色をぜひお楽しみくださいね。
この写真の記事を見る ≫
長崎県対馬「金田城跡」登城ルートは絶景トレッキングコースby 塚本 隆司
自然豊かな対馬では、海でマリンスポーツ、山でトレッキングと楽しみ方も実に様々。中でものことを「城山(じょうやま)」の名で親しまれる「金田城(かなたのき)跡」は、1.8キロメートルほどの山歩きが楽しめる人気のトレッキングコースです。一部未舗装の道もあるため、不慣れな方は対馬観光物産協会内でガイドの申し込みを。心地良い汗を流しながら、対馬の歴史に触れることができますよ。
ガイド申込先:対馬観光ガイドの会やんこも(対馬観光物産協会内)
電話番号:0920-52-1566(受付9時〜17時)
この写真の記事を見る ≫
長崎県対馬はグルメの島!魚はもちろん肉や焼酎、スイーツまでby 塚本 隆司
対馬は知る人ぞ知る天然アナゴの名産地。大きさや身の締まり具合に定評があり、水揚げ量もトップクラスです。新鮮さがウリの刺身に、定番の天ぷら。ウナギに比べてサッパリといただけることも人気の理由です。ぜひ対馬を訪れたら、様々な食べ方をお楽しみくださいね! この写真の記事を見る ≫
さつまいもが原料となった太くて短い麺が特徴の「ろくべえ」。専用の機械で麺を押し出して作るご当地料理です。鶏と魚介の濃厚なお出汁にぷりぷりとした麺がベストマッチ!具にはかまぼこや名産であるしいたけがふんだんに盛られています。
空港近くの「お食事処 千馬」は、皇室の方へ献上された事もあるという地元では有名なお店。ぜひ観光のついでに立ち寄ってみてくださいね。
この写真の記事を見る ≫
対馬の観光物産振興を目的に建設された「観光情報館 ふれあい処つしま」。日本瓦を使用した屋根に、建材には対馬産の木材が使用されています。同施設内にある土産コーナー「特産品の間」には対馬のお土産がたくさん!特産物のひとつである対馬産の穴子は、常温での保存・持ち帰りが可能です。 この写真の記事を見る ≫
対馬へのアクセスは、福岡経由が便利。フェリー、高速船、飛行機の3つのルートが用意されています。中でも飛行機は所要時間も30分、と最速で対馬にアクセスできる手段。長崎からの直行便も就航していますよ。釜山からも高速船を利用すれば対馬まで1時間〜3時間。韓国経由で対馬入りというのも面白いですね! この写真の記事を見る ≫
豊かな自然をはじめ、個性豊かな魅力を持つ対馬。そんな対馬を旅行するなら、往復の交通手段と旅館・ホテルがセットになったパック旅行がおすすめです。それぞれ個別に手配するよりも費用がお得。WEBからの申込みで、割引が受けられるツアーもありますよ。
自分の旅行スタイルに合った交通手段や宿泊施設に泊まるフリープランを選べば、対馬旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件や予算などを指定して、ツアーを探してみてくださいね。
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/11/30更新)
- 広告 -