猫好き対談!中川翔子、入院中に忘れられちゃった!?岩井勇気、昼帯MCでも天狗にならず感謝
2月22日(水)"猫の日"、BSテレ東は「BSキャッ東」に改名し、1日中猫まみれの番組を放送。猫好き芸能人が集結し、猫への感謝と愛をお届けする「CIAOちゅ~るpresents オールねこ感謝祭!!ニャン♪にゃん♪オフ会2023」は、今年は新宿の猫カフェ「MOCHA」からお届け。新たに猫を飼う人の生活に密着する新企画から、飼い猫がリポーターとなってお送りする芸能人お宅訪問、バズニャース(猫の最新情報)などのおなじみコーナーまで、猫愛たっぷり!
収録後、番組MCの中川翔子さん、岩井勇気さん(ハライチ)にお話をうかがいました。
この1年の猫への感謝
――毎年、お2人には収録後にお話をうかがっていますが、今年もやはりこの質問を。この1年で猫に"感謝"した出来事は?
中川「溺愛している猫たちの1匹が病気になってご飯をあまり食べなくなってしまったんですが、ある日、私が美容ゼリーを食べていると"ちゅ~る"と勘違いしたみたいで、欲しがって鳴いたんです。これはチャンスとばかりに"ちゅ~る"をあげたらしっかり食べて、それを機にご飯も食べるようになって元気が回復したんですよ」
岩井「それは"ちゅ~る"に感謝ですね(笑)」
中川「食べてくれたことで私の気持ちが救われたので、猫にも感謝です。昔の話ですが、私が一緒に寝ようとしても絶対に一緒に寝てくれない子がいたんです。でも私が骨折をしてしまった時だけ、寄り添って寝てくれて、ごろごろって鳴いてくれたんです。あとから調べたら、猫のごろごろ音には骨折の治りを早めてくれる効果があると言われているみたいで、早く治そうとしてくれていたんだな、とびっくりしたことがありました。そういったことへの恩返しとしても、飼い主も幸せで元気でいないと、と思いました」
岩井さんの愛猫・モネちゃん
岩井「すごい話ですね。うちの実家の猫・モネは今年もやっぱりお転婆です。僕を見ると引っかいて、噛んで、なんなら噛み千切ろうとまでしてくる、かわいい子です。家族の中では僕が一番下で、自分以下に見ているんですよ。だから、どんなに仕事で活躍しても、実家に帰るたびに猫に鼻っ柱をへし折られます。おかげで天狗にならず、いつも初心に戻れるので、感謝ですね」
――毎年、猫に感謝するこの番組のMCを担当しているのに、モネちゃんにとっては岩井さんの立場は変わらずで...
岩井「モネとしては"感謝して当たり前だろ"ってことですよね。そうやってずっと関係性が変わらないところが、またいいんです。久しぶりに帰った時にモネの攻撃力がやわらいでいたら、忘れられたのかとショックを受けると思います」
中川さんの愛猫・メポくん
中川「わかります。うちのメポはいつも私と寝ることに命をかけてくれているから、入院中はさぞかし寂しかったろうと思っていたんですが、家に戻って声をかけてもスンとしてわざとクールに振舞うんですよ。『まさか私のこと忘れちゃったの!?』と思っていたら、我慢できなくなって急にゴロゴロゴロ~ってし始めて(笑)」
岩井「最初はちょっとすねちゃってたんだ」
中川「猫ってそういうところありますよね。小さな体で一生懸命、愛をぶつけてくる姿に感動しちゃいました。前にも、仕事から帰った時に、自分の体より大きな私の枕を持ってきてくれたことがあって。『お疲れ様』って言ってくれてるのかなと思ったり」
岩井「そんなプレゼントが!? 僕がモネからもらったものと言えば、いつもモネが座っているイスにうっかり座った時に、後ろから頸動脈を引っかかれた時の傷ですね」
中川「本気で仕留める気の場所ですね(笑)」
岩井さんの愛猫・モネちゃん
岩井「傷を見るたびモネの存在を確かめられる、モネからのプレゼントだと思ってます。モネと別れて実家から戻ってきてから数日は、この傷を見て癒されています」
中川「傷跡が愛おしいのはよくわかります」
岩井「これはキスマークと同じですから」
中川さんの愛猫・股郎くん
――中川さんは、今年1月に愛猫・股郎くんと悲しいお別れをされました。愛する存在を失って"ペットロス"になる方も多いですが、ご自身なりの悲しみの乗り越え方はありますか?
中川「乗り越えるって難しいですよね。ただ、猫自身は"生きる"ことしか考えないらしいんです。それってすごくカッコいいですよね。股郎もおじいちゃんだったけど、最後までちゃんと自分の足でご飯を食べに行って、ちゃんと甘えてきた。それは本当にすごいことで、私は尊敬しているんです。以前、ちび太を亡くした時も、数日はドアをカリカリする音が聞こえてきた気がしていて、会いに来てくれたのかなと思いました。そうやって猫たちは一生懸命、愛を伝えてくれます。だから"乗り越える"というより、今も心の中に一緒にいますね」
大活躍の1年も猫のおかげ!?
中川さんの愛猫・ショコラちゃんを猫吸い!
――中川さんは、昨年デビュー20周年を迎えられ、YouTubeや写真集も大きな話題となり、岩井さんは、今年からハライチさんがMCを務める昼の帯番組もスタート。お2人ともさらなる飛躍となったこの1年ですが、今の心境は?
中川「おかげさまで20周年を迎えることができまして、まさかこんなに長くお仕事をさせてもらえるとは思ってなかったので本当にありがたいです。私の仕事のモチベーションは猫なんです。『mmts(マミタス)』というブランドを手掛けているのですが、売り上げの一部を保護猫活動に寄付させていだいたり、以前この番組でサンシャイン池崎さんが紹介された猫用自動トイレを全猫部屋に設置するために頑張ったり...。そうやって猫たちのために"頑張るぞ!"って思えるから、ここまでやってこれたのも猫のおかげでもあります」
岩井「僕は、昼の帯番組が始まったのは大きい変化ですね」
――「ゴッドタン」とは、また違った岩井さんが見られますよね。
岩井「違いますか? "お昼だから"と変に取り繕ったりせず、元々の僕が漏れ出ちゃっているので。情報性が一切なく、遊んでるうちに終わってるという番組なんで、楽しくやれています。この番組みたいに猫が勝手に行き来するくらいの自由さがあると、さらに楽しいのかなと思いますが、今は番組内の猫コーナーで我慢します」
中川「こんな風に、番組中に猫たちが動き回ってくれるなんて天国ですよね」
――今年の目標や、やってみたいことは?
中川「昨年、20周年記念で車を買って、ドライブや仕事場への移動でよく運転しているんですが、猫たちを乗せてみたいですね。うちの子は家猫なのであまり外に連れ出すことはないんですが、リードを付けて、いい景色が見えるところに連れて行ってあげたい」
岩井「おー、連れ出しますか」
中川「いざとなると、結局連れ出せず一緒に引きこもってる...ということになりそうだけど(笑)。ここまでの20年を忙しく駆け抜けてきましたが、病気を機に少し立ち止まって深呼吸ができた気がしているんです。これからは仕事もYouTubeも頑張りつつ、猫と自分の時間も大切にしようと思っています」
岩井「いいですね。僕はとにかく1月に始まった昼帯番組が1年以内に終わらないようにしたいというのが目標ですかね」
岩井さんの愛猫・モネちゃん
――毎日お昼の生放送となると、生活も変わりましたか?
岩井「体のリズムもだんだん出来てきたし、元々3、4時間眠ればいいショートスリーパーなので体力面は大丈夫です。それでも疲れたり体にひずみが出てきた時は、モネに癒してもらってパワーをチャージしたいと思います」
――最後に、今年の「オールねこ感謝祭」の見どころを教えてください!
中川「今回、番組を収録した『モカカフェ』の猫ちゃんたちがとにかく人懐っこくて、集まり方が過去最高だと思います。猫のかわいさはもちろん、ここに集まった人間もみんな猫が大好きで、"愛"って言葉を飛び越えるくらいの"猫愛"をさく裂させていて、世界一優しい時間が流れています。猫関連のニュースやSNSをよくチェックしているつもりの私ですら知らなかったアイテムやお役立ち情報も知ることができたので、すごく幸せでした。猫の日だけと言わず、レギュラーでずっとやっていて欲しい番組です」
岩井「猫への感謝を伝える番組ですが、年々、人間じゃなくて猫に向けた番組になりつつあるなと感じました。今年こそ世界中の猫に見て欲しいです」
中川さんの愛猫・ルナくん
中川「うちでは猫たちも見てますよ。岩合(光昭)さんの番組を見てると、絶対に寄ってきますから」
岩井「もういっそ猫だけ受信ができる電波で放送してもいいのかなって思ってます。今のところ開発されていないので今回はBSテレ東さんで放送しますが、ゆくゆくは猫受信電波に切り替わってしまう可能性もあるので、ぜひテレビで見られるうちに見てください」
2月22日(水)は1日猫まみれの番組を放送! また、かわいい猫ちゃんが時刻をお知らせする「猫時報」、猫グッズが集う「猫の日POP UP SHOP」、バーチャル空間「猫アイランド」、 #猫のことちゃんと考える チャリティキャンペーンなども実施。詳しくはこちら
(取材・文/伏見香織)