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JR・京急蒲田を結ぶ「新空港線」 東急が国交省へ営業構想を申請

東急は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ新空港線について、国土交通省に対して都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請した。

東急多摩川線を矢口渡駅付近から蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅と京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの区間に新設される連絡線(新空港線)を活用し、東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施しようとするもの。一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れを想定している。

新空港線により、JR京浜東北線、東急多摩川線および池上線蒲田駅と京急蒲田駅間のミッシングリンク解消が期待される。渋谷・新宿・池袋などや東京都北西部・埼玉県南西部と羽田空港とのアクセス利便性の向上に寄与するとともに、蒲田・京急蒲田地区をはじめとした地域のさらなる発展などに資するとしている。

京急蒲田駅前にて撮影。JR蒲田駅までは760mの距離がある

実施区域は東急多摩川線矢口渡駅・蒲田駅間から京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近まで。営業キロは約0.8km(連絡線区間)。運行区間は渋谷方面~多摩川駅~蒲田駅~京急蒲田駅付近。

整備効果として、中目黒駅~京急蒲田駅付近の所要時間が現在の約36分から約23分へと約13分短縮、自由が丘駅~京急蒲田駅付近が約37分から約15分へと約22分短縮するといった例を挙げている。