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制作お役立ち

更新日

ChatGPTを活用したデザイン制作

ChatGPT、使っていますか?私は有料プランでほぼ毎日利用しています。Google検索が最近アレなんで、ちょっとした調べ物にも、お仕事の簡単な作業にも使っていますよ。今回はデザインに焦点をあてて、日頃のデザイン作業に使っている方法をいくつか紹介します。

ChatGPT

デザインを 0 から 10 までやってもらうのはまだ難しい

結論から言うと、まったくなんの情報もないところから、デザインの完成まで頼むのは、まだ難しいかなと思います。ダミーの Web サイトの画面を作ってもらうとかならまぁまぁなクオリティで作ってはくれますが、それをクライアントに提案できるレベルかと聞かれると、うーん…と唸ってしまいます。

なので、最初から最後まで、素晴らしいクオリティで作ってもらうことは 1 年後くらいにまた試すとして、2024 年現在ではデザイナーのサポート役というのがちょうどいい立ち位置かと思います。アイデアを出してもらって参考にしたり、必要な材料を集めてくれるアシスタントとして考えておくと、少々雑なものが出てきても許せるというものです。

それでは私が実際に利用している内容を紹介します!

キャッチコピーの提案

Web サイトでもバナー広告でも、キャッチコピーは必要です。専属でコピーライターさんがいるなら丸投げできるのですが、自分で考える機会も多々あるでしょう。なにも思いつかないという時は、ChatGPT に相談しましょう。コツはなるべくターゲット層やコンテンツ内容、必要な文字数、キャッチコピーのテイストなどを指示することです。

単純な指定だと、単純なキャッチコピーが返ってきます。

商品の詳細情報も追加すると、より詳細な説明のある文章が出来上がります。

なんだかありきたりだなーと感じるときは「水平思考で」とお願いしましょう。水平思考は「既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法」らしく、ちょっとした変化球を入れつつ提案してくれます。

口調の指定もできます。

他にも方言縛りや言語指定など、いろんな提案をしてもらえます!

ダミーコンテンツ

ブログや書籍など、技術関連のサンプルを作っていると、地味に悩むのがテキストの内容や挿入する画像。英字のダミーテキストといえば「Lorem Ipsum…」が有名ですが、日本語だと何を入れるか迷ったり、画像にもなると関連する画像を入れたほうがいいかなと思ったり…。

そんなときはキャッチコピーのときと同じく、デザインの概要やターゲット層、コンテンツ内容を伝えてダミーコンテンツを作ってもらいましょう!

ダミーテキストの場合は文字数を指定すると冗長になりません。

ChatGPT はこれまでの履歴もふまえた上で次の提案をしてくれます。ダミーテキストを作ってもらったら、ついでに「それを画像にして」と記述して、生成してもらった文章から考えられる最適なダミー画像も作ってもらいましょう。

そしてサンプルで利用したり、物語を書いたりしている人にとっても悩みのタネでもある「人名」。これもそれっぽいものを考えてくれます。地味ですが助かります。

イラスト

イラストをそのまま生成してもらうこともできますが、もともとイラストを描いている人にとってはコレジャナイ感のある、惜しいイラストが出来上がったりもします。そんな方にはイラストのアイデアを考えてもらう役にしてみるといいです。

例えばピクトグラム。単純な形で何を伝えたいのかひと目でわかるデザインが求められます。出入り口やお手洗いなど、馴染のあるピクトグラムならある程度制作しやすいのですが、あまり見かけない内容だと一から考える必要があります。

そこで、まずはどんな要素を含めばいいか提案してもらいましょう。

伝えたいことと、その定義づけができていますね!これを元にいくつかラフが描けそうです。

さらに、上記のように「それを画像にして」で、画像を生成してもらえます。

うーん、なんかわかるようなわからんような w 少し修正は入れたいですが、ある程度形にしてもらえるので手間ははぶけそうですね!

配色の提案

全体の雰囲気やコンテンツ内容を記述して、それにあった配色を提案してもらえます。文章だけだとカラーコードが提案されますが、画像にしてもらうと視覚的にわかりやすくなります。

また、特定の色とあう配色も提案してもらえます。コーポレートカラーのみ決まっている時に便利です。

アイデア出し

デザインのジャンルやテイスト、方向性など、すでに決まっている情報をもとにデザインのアイデアを出してもらいます。デザイン以外にもマーケティングやブログのネタ出しにも使っている方は多いのではないでしょうか?

その中でも私が気に入っているのが、「Whimsical Diagrams」という GPTs です。GPTs は特定の作業に特化した拡張機能のようなもので、有料版で利用できます。ただでさえ賢い ChatGPT が、さらに優秀になるわけですねー!

「Whimsical Diagrams」が便利なのは、提案するアイデアをマインドマップの形式でまとめてくれるところです。

こんな感じで可視化されるので、長文を読むのが苦手な人にもおすすめ。フローチャートなんかも作ってくれます。

他にも、画面右側の「Explore GPTs」から様々な GPTs が探せます。時間のあるときのまた発掘してきたいですね。


このようにあらゆる場面でお手伝いしてもらえるのはやはり効率よく作業が進められて助かりますね。ただ、見ていただくとわかるとおり、そのまま使えるものばかりではありません。あくまでひとつの提案ととらえ、参考にして制作に取り組むといいですね。みなさんはどんな場面で AI を利用していますか?ぜひ教えてください!