ג
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 06:07 UTC 版)
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ヘブライ文字 | ||||||
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基本字母 | ||||||
語末形 | ||||||
ג(ギメル、ヘブライ語: גימ״ל, גִּימֶל gimmel)はヘブライ文字の3番目の文字。ヘブライ数字の数価は3。
アラビア文字のج、ギリシャ文字のΓ、キリル文字のГ、ラテン文字のCあるいはGに対応する。
音声
有声軟口蓋破裂音/ɡ/を表す。ヘブライ語のティベリア式発音では破裂音の/ɡ/と摩擦音の/ɣ/の2種類の発音があり、破裂音であることを表すためにダゲシュ記号を加えて「גּ」と書いた。本来、母音に後続する位置で、重子音でない場合に摩擦音で発音された。しかし現代ヘブライ語では常に破裂音で発音される。
現代ヘブライ語で主に外来語に使用する有声後部歯茎破擦音/dʒ/は「ג׳」と表記される。
起源
ラクダ(ヘブライ語: גמל gamal)を描いた文字に由来すると言われるが、実際には原カナン文字・フェニキア文字以来2つの線が頂点で接した単純で幾何学的な形()をしており、ラクダには見えない。サンブソンはラクダのこぶを様式化して表したものと考えている[1]。一方ウィリアム・オルブライトはこの文字が投げ棒を表していると考えた[2]。
脚注
- ^ Geoffrey Sampson (1985). Writing Systems. Stanford University Press. pp. 80-81. ISBN 0804717567
- ^ Joseph Naveh (1987) [1982]. Early History of the Alphabet (2nd ed.). Hebrew University. p. 25. ISBN 9652234362
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