WEB
「WEB」とは、「蜘蛛の巣」、または、「インターネットを通じて情報の公開および閲覧を可能にするシステム」のことを意味する英語表現である。日本語の中では「インターネット」の別名として用いられることが多い。
「WEB」とは・「WEB」の意味
「WEB」とは、英単語としては「蜘蛛の巣」を意味する言葉であるが、インターネットを介して様々なデータの閲覧・公開ができるシステムのことを示す言葉である。正式名称「World Wide Web(ワールドワイドウェブ)」の略称であり、あえて日本語に訳すと「世界に広がる蜘蛛の巣」になる。データがクモの巣のようにつながりをもちつつ、広がっている様子から名付けられたとされる。「WEB」の閲覧方法は非常に簡単であり、通信環境が整っている・やり方を知っている状態であれば、誰でもできるという利点がある。例えば、スマホにある「WEBブラウザ」と呼ばれるアプリを起動・検索などをすれば、「WEB」にあるデータを閲覧することができる。やや詳細な仕組みとしては、「WEBサーバ」と呼ばれるデータを保管する機器に接続し、手元のスマホにデータが送られてくるため、「WEBブラウザ」が受け取ったデータを処理して画面上に文字や画像、音楽、映像などを出力するという流れになっている。このような処理は全てバックグラウンドで行われているため、一般的なユーザーが意識する必要はない。
なお、「WEBブラウザ」がアクセスする「WEBサイト(ウェブサイト)」とは、インターネット上に公開されている「情報の敷地」である。「WEBブラウザ」を起動すると自動的に何らかのサイトが表示されることから、初心者などには「WEBサイト」が「WEB」であると誤認されやすいが、正しくは「WEB(情報のクモの巣)」の中に存在する一つのデータの塊が「WEBサイト」であり、「WEBブラウザ」はその一つひとつの「WEBサイト」にアクセスするための専用ソフトであると言える。
「WEB」の熟語・言い回し
WEB用語とは
「WEB用語」とは、WEBに関連する用語の総称である。「SQL」や「URL」、「CSS」といったやや専門的な用語から、「アーカイブ」「アカウント」「ブックマーク」のようにWEB以外でも見聞きするような用語まで多岐に渡る。WEB版とは
「WEB版」とは、インターネットに接続している状態(オンライン環境)で利用できるアプリケーションやソフトウェアを示す言葉である。ダウンロードやインストールなどの作業を必要とせず、アカウントがあればどのような環境でも利用できる、といったメリットがある。反対に、自分のPCやスマートフォンにダウンロード・インストールが必要なものを「ダウンロード版」や「アプリ版」と呼ぶ。また、WEBサイト上で無料公開されている小説のことを「WEB小説」と呼ぶが、評価が高い作品は書籍化して出版されることがある。出版後、原作の「WEB小説」は非公開になることが多いが、継続して公開・更新される場合などは二種類の作品が存在することになるため、「WEB版」「書籍版」といった名称で区別することがある。WEB上とは
「WEB上」とは、「WEBサイトで」「WEBサイトにおいて」といった意味を持つ表現である。例えば「WEB上で絵がかける」といった表現は、「WEBサイトで絵が描ける」、更には「WEBブラウザでアクセスすると、ペイントソフトの機能が利用できるWEBサイトである」と言い換えられる。前述の通り、「WEBブラウザ」で「WEBサイトにアクセスする」という工程をたどることから、「ブラウザ上」という表現も同じ意味を持つ。また、「インターネット上」や「ネット上」という表現が類語として用いられることもあるが、実際は「インターネット(ネット)」は「WEB」以外の通信プロトコルやサービス(例えばメールやネット電話など)まで、より広い範囲を包括するため、本来は適切ではない。WEB3.0とは
「WEB3.0」とは、次世代におけるインターネットの概念の名称である。「WEB3」と呼ばれることもある。インターネットは「WEB1.0」から始まり、「WEB2.0」へと発展しているが、その次に訪れると考えられている新しいインターネットのあり方が「WEB3.0」となる。「WEB1.0」は一方通行の情報伝達が主流の時代であり、「WEB2.0」においては技術の進歩によって、双方向にやり取りを行う時代へと変化しているが、「サーバ」と呼ばれる中央管理者を介してユーザー同士がやり取りしている状態である。「WEB3.0」はブロックチェーン技術などによって、管理者をおかず、分散的にユーザーが処理・記録を行うことを目標としている。web
「web」の基本的な意味
webはインターネット上で公開する文字・画像・動画といった多様な情報を組み合わせるためのシステムである。webによって関連付けられた情報はリンクによって繋がりが広がっている事から、世界中に散らばる情報の網を「クモの巣(web)」になぞらえて命名された。なお、インターネット上の文書同士を結びつける仕組みを「ハイパーリンク」、複数の文書を繋げるシステムを「ハイパーテキスト」と呼ぶ。
「web」の発音・読み方
webの発音は「ウェブ」であり、アクセントは「ェ」に置くのが基本部分だ。ただし、「ブ」にアクセントを置いてやや語尾上がりとなる発音が慣例化している。
「web」の略称
webは元々「www(ワールド・ワイド・ウェブ)」という言葉の一部であったが、省略化されてweb単体で用いられるようになった。なお、wwwはwebサイトの住所であるwebアドレスに用いられている。
「web」と「インターネット」の違い
webが情報同士を結びつけるシステムであるのに対して、インターネットは「デバイスをwebの情報網へアクセス出来るようにするための通信技術」だ。インターネットには情報の閲覧だけでなく、ダウンロードやアップロードも含意されている。
「web」を含む英熟語・英語表現
web デザイナーとは
webデザイナーとはwebサイトのビジュアル設計を担当する職種である。デザイン業が主ではあるが、コーディングやプログラミングを兼任するデザイナーも少なくない。
web ゲームとは
ブラウザ上で遊ぶ事の出来るゲームを総称してwebゲームと呼ぶ事があるが、一般的にはブラウザゲームという名称の方が浸透している。
web サイトとは
webサイトとは複数のwebページから構成されているインターネット上の情報コンテンツである。単に「サイト」とされる事も多い。webページはインターネットで閲覧可能な単独の文書単位であり、webサイトにアクセスして最初に表示されるページを「ホームページ」「トップページ」と呼ぶ。
web ライティングとは
インターネットで公開されているコラムやブログを執筆する行為をwebライティングと言う。企業法人や個人事業主がフリーランサーに外注する事が多い。
web アプリケーションとは
webアプリケーションはwebのシステムを有効活用し多様な機能を実装したソフトウェアを指す。使用するにはwebブラウザを介してアクセスする必要がある。デバイスにソフトをインストールして使用する「ネイティブアプリケーション」とは異なり、ソフト本体をデバイスに取り込む必要がない。
web版とは
実物としても提供されている、もしくは過去に提供されていたコンテンツをインターネット上で配布する場合に用いられるのがweb版という名称だ。また、本来はソフトをダウンロードして使用するタイプのコンテンツをインターネット上で利用出来るようにしたものもweb版に該当する。
webアプリとは
webアプリケーションを省略する際にはwebアプリという呼び方が一般的である。
web会議とは
参加者が一箇所に集まって対面する従来の会議とは異なり、ビデオチャットツールなどを利用した非対面のミーティングをweb会議と呼ぶ。2020年初頭に新型コロナウイルスが流行して以降、日本を含む世界各国で導入が進んだ。
webマーケティングとは
法人・個人の事業主がインターネット上で情報を発信し、webサイトにより一層多くの消費者を取り込むためのプロモーションを行う経営戦略がwebマーケティングだ。情報を発信するためには消費者のニーズを掴むための市場調査も重要となる。
webブラウザとは
インターネットを介してwebサイトを閲覧するために用いるのがwebブラウザと呼ばれるソフトウェアである。「Google chrome」「Fire fox」「Safari」などがwebブラウザの代表例だ。
web漫画とは
webサイト上で連載もしくは読み切りとして公開される漫画コンテンツを一般的にweb漫画と呼ぶ。個人が自身のwebサイトで公開しているものも含まれる。企業運営のwebサイトで公開されているweb漫画の人気が高まると単行本として出版されるケースが多い。
「whatsapp web(アプリ)」とは
whatsapp webはアメリカのメタ・プラットフォームズ社が運営するメッセンジャーアプリだ。ユーザーはテキストや画像の送受信、および音声・ビデオ通話が利用可能である。2009年5月4日に提供が開始された。
「web smile(アプリ)」とは
web smileとはアメリカのマクドナルドが自社のクルー用に制作したコミュニケーションwebアプリだ。クルー同士が連絡を取る他、他店の事例を参照して自店の経営に活かす取り組みが進められている。
「web of science(データベース)」とは
アメリカの大手情報サービスであるクラリベイト・アナリティクスが提供している学術データベースがweb of scienceだ。自然科学・社会科学・人文科学を幅広くカバーしている。
「web」を含むその他の用語の解説
web ビリング(サービス名)とは
webビリングはNTTファイナンス株式会社が提供しているオンラインサービスである。NTTグループでの固定電話・携帯電話・インターネット回線における利用料金が一元的に確認可能なサービスだ。
charlottes web(書籍名)とは
charlottes web はアメリカ人作家のE・B・ホワイトが1952年に出版した児童文学である。邦題は「シャーロットのおくりもの」であり、全世界で4500万部を売り上げるベストセラーとなった。
web ex(オンライン会議ツール)とは
webexはアメリカのCisco Webexが提供するweb会議ツールだ。2020年4月には月間利用者数5億人を突破している。
グリーン チャンネル web(動画配信サービス)とは
JRAでは競馬専門の動画配信サービスとしてグリーン チャンネル webを運営している。ライブ配信の他にも見逃し配信や豊富なライブラリ動画などを公開しており、バラエティやドキュメンタリーといった企画も配信された。
ウェブ【web】
ウエーブ【WAV】
読み方:うえーぶ
WWW
別名:ワールドワイドウェブ,ウェブ
【英】Web
WWWとは、World Wide Webの頭文字をとったもので、インターネットやイントラネットなどで用いられているHTML文書に代表されるシステムのことである。
もともとは、グループ内のさまざまな種類のコンピュータ上で文書を共有できる論文閲覧のためのシステムであったが、1991年に一般に公開されてから普及した。WWWでは、文書(Webページ)の記述には主にHTMLというハイパーテキスト言語が使用される。ハイパーテキストとは、ある文書に別の文書を参照できる情報を埋め込むことで(これをハイパーリンクと呼ぶ)文書同士を相互に参照可能にする仕組みである。また、この文書の中には画像や音声など、テキスト以外のデータを埋め込むこともできる。
WWWを参照するには、Webブラウザを使用する。Webブラウザは、Webサーバーから受け取ったHTMLファイルやCSSファイルなどを解析し、テキストや画像、ハイパーリンクなどを文書の通りに配置するという作業を行い、画面を表示する役割を持つ。
ウェブ
ウェブ(動画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 08:13 UTC 版)
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※この「ウェブ(動画)」の解説は、「杉田陽平」の解説の一部です。
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ウェブ
出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 11:07 UTC 版)
語源
- 英語 web
発音
- うぇ↘ぶ
名詞
ウェブ
- 網状の組織。
- 蜘蛛の巣。
- (情報技術) World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略。
関連語
「ウェブ」の例文・使い方・用例・文例
- それがW3Cのウェブ標準規格に準拠しています
- もう少しウェブデザインをグレードアップしたい。
- オンラインの拡充:御社のウェブサイトを見直して拡充し、より広い顧客基盤にとって一層魅力的なものにしてください。
- 加えて、定期的にオンラインでの販売促進イベントを実施することは、顧客の目先を変え、より頻繁にウェブサイトを訪れるように仕向けることになり、それが購入を促進します。
- ウェブサイト管理の解決策
- 御社のウェブサイトから靴を注文したのですが、まだ届いていません。
- 許可されているものとされていないものの安全基準は、弊社のウェブサイトwww.air-qatar.comでご確認いただけます。
- 詳細は、Sophistication のウェブサイト、www.sophistication-magazine.comをご覧ください。
- 登録するには、(352) 112-3944 までお電話をいただくか、コミュニティーセンターのウェブサイトから登録用紙をダウンロードして、Addo通り948 番地、Mephisto、AZ85002 まで郵送してください。
- 親イランのハッカー達が反イランのウェブサイトを攻撃した。
- このウェブサイトは宣教学について詳述している。
- このウェブサイトは役に立つおもしろいニュースの一片が満載だ。
- 近年ウェブサイトを利用したディスカウントブローカーが多数存在する。
- プライヴァシー保護への関心がかつてないほど高まっている今日、企業、地公体、病院、学校などそれぞれがウェブサイトに「個人情報取扱について」というページを設けている。
- その企業は今日クォータリーリポートをウェブ上に公表した。
- 新製品は大抵、製造企業ウェブサイトのニュースリリースのページにて紹介される。
- ヘルシンキ・ブリーフ・セラピー・インスティテュートはウェブサイトで、リチーミング・プロセスに関する書籍やポスターを販売している。
- 出願の前に特許調査のためのウェブサイトを利用した。
- 全ての学生はが個人のウェブサイトを有している訳ではない。
- ウェブブラウザの目的はHTML文書を読み、それをウェブページとして表示することだ。
- ウェブのページへのリンク