カクラパー原子力発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 04:37 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動カクラパー原子力発電所 | |
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国 | インド |
座標 | 北緯21度14分19秒 東経73度21分00秒 / 北緯21.23861度 東経73.35000度座標: 北緯21度14分19秒 東経73度21分00秒 / 北緯21.23861度 東経73.35000度 |
着工 | 1984年 |
運転開始 | 1993年5月6日 |
運営者 | インド原子力発電公社 LTD. |
原子炉 | |
運転中 | 2 × 220 MW |
建設中 | 2 × 700 MW |
発電量 | |
平均発電量 | 1,851 GWh |
正味年間発電量 | 31,037 GWh |
ウェブサイト Nuclear Power Corporation of India | |
2010年11月22日現在 |
カクラパー原子力発電所(英語: Kakrapar Atomic Power Station、KAPS)はインドのグジャラート州スーラトの近郊に存在する原子力発電所。
発電所には2基のCANDU炉を原型とした220MW級の加圧水型重水炉(PHWR)が配置されている。1号機は1992年9月3日に臨界を達成し、1993年5月6日に商業運転を開始した。2号機は1995年1月8日に臨界を達成し、1995年9月1日に商業運転を開始した。 2003年1月、CANDU所有者団(CANDU Owners Group、COG)はKAPSが最高効率の加圧水型重水炉であると宣言した[1]。当初見積もられた建設費用は38億2520万ルピーであったが、最終的には135億5000万ルピーが費やされた。
3、4号機の建設は2010年11月に開始された[2]。3号機は2020年7月22日に臨界を達成した[3]。
事故
- 1998年、1号機が冷却材漏れによって66日間停止した。
- 2004年3月10日、制御棒の補充品が修復不可能なほどに破損した。これによって、システムに害が発生し、原子炉が停止した。
- 2006年8月22日、発電所周辺の村の住民が進入したと報告された。警察によって捜査されたが何も発見されなかった。
原子炉
原子炉 | 形式 | 総発電量 | 建設開始 | 運転開始 | 注釈 |
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第1期 | |||||
1号機(Kakrapar 1) | PHWR | 220 | 1984年12月1日 | 1993年5月6日 | [4] |
2号機(Kakrapar 2) | PHWR | 220 | 1985年4月1日 | 1995年9月1日 | [5] |
第2期 | |||||
3号機(Kakrapar 3) | PHWR | 700 | 2010年11月22日 | [2] | |
4号機(Kakrapar 4) | PHWR | 700 | 2010年11月22日 | [2] |
註
- ^ Kurian, Vinson (2003年3月26日). “Indian N-reactors set new global benchmark”. The Hindu Business Line 2013年10月22日閲覧。
- ^ a b c “First concrete for Kakrapar 3 and 4”. World Nuclear News (World Nuclear Association (WNA)). (2010年11月22日) 2010年11月22日閲覧。
- ^ “インドの70万kW級国産加圧重水炉、カクラパー3号機が初臨界達成”. 原子力産業新聞 (2020年7月27日). 2021年7月22日閲覧。
- ^ “Nuclear Power Reactor Details - KAKRAPAR-1”. Power Reactor Information System. International Atomic Energy Agency (IAEA) (2020年8月22日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ “Nuclear Power Reactor Details - KAKRAPAR-2”. PRIS. (IAEA) (2020年8月22日). 2020年8月23日閲覧。
関連項目
- インドの原子力
外部リンク
- “Nuclear Power in India”. Country Briefings. World Nuclear Association (WNA) (2010年11月). 2010年11月23日閲覧。
- カクラパー原子力発電所のページへのリンク