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ナモヌイト環礁とは? わかりやすく解説

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ナモヌイト環礁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 17:01 UTC 版)

ナモヌイト環礁
地理
場所 北西太平洋
座標 北緯08度40分00秒 東経150度00分00秒 / 北緯8.66667度 東経150.00000度 / 8.66667; 150.00000座標: 北緯08度40分00秒 東経150度00分00秒 / 北緯8.66667度 東経150.00000度 / 8.66667; 150.00000
諸島 カロリン諸島
行政
チューク州
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ナモヌイト
ナモヌイト環礁の位置

ナモヌイト環礁(ナモヌイトかんしょう、英語: Namonuito Atoll)は太平洋西部、カロリン諸島に存在する最大の環礁ミクロネシア連邦チューク州に属しており、同国内でも最大の環礁となっており、環礁の面積は2267平方キロメートル(km2)に及ぶ。同国チューク州チューク環礁は現在成長途中の環礁であるとされているが、現状ではミクロネシア連邦最大である。世界でもマーシャル諸島クワジャリン環礁に次いで2番目に大きい。

地理

ナモヌイト環礁はチューク州の北西地域「Oksoritod」に存在し、チューク環礁の北西端から北西170キロメートル(km)程の位置にある。三角形に近い形であり、底部になっている南の辺はおおよそ80 kmである。南西端のオノウン島が環礁の本島となっている。そのほか南東端のピヘラル島英語版、北端のマグール島英語版が大きく、その他の環礁の島の多くは北部から南東の辺に存在する。全体の12島で合計陸地面積は4.5 km2であり、人口は2000年の国勢調査で1341人であった。

礁環部は大部分が水没しており、上空から見た場合、覆う水の明るい色で判別できる。礁環部の深さは0.9メートル(m)から18.3 mほどである。珊瑚礁はまだ形成中であるとされており、多くの場所で渡ることができる。礁湖は均一な深さではない。ピサラス島の22 km西の5.5 mの1区画と、ピサラス島10 kmの位置にある2.7 m - 3.7 mの深さの切断された珊瑚礁を除いて珊瑚の頭が9 mよりも浅い位置にある場所は存在しないとされる。

歴史

欧州人の最初の来訪は1566年7月5日のスペインのガレオン船San Jerónimoであった。ピヘラル島でLope Martínとその一味の暴徒(兵士13、船員13)が反乱を起こし、船長であったPero Sánchez Pericónやほかの搭乗員を殺害し、置き去りにしたとされる[1][2]

1801年、Juan Antonio de Ibargoitiaが船長を務めるFilipino号がオノウ島に再び訪れ、この島をAnonimaとして記している[3]

状況

ピヘラル島はココヤシやそれ以外の樹木が育成している。島の北西から西北西に珊瑚礁が延びており、浅い泥の浜を囲んでいる。オノウン島はココヤシが密に植わっている。乾燥した珊瑚礁が島の海岸線を飾っている。島内にはラジオ局が存在する。

環礁内にはチューク州の40自治体のうち5自治体が存在し、2000年の国勢調査では以下のようになっている。


ランドサットの可視光画像
自治体 旧名 陸地面積(km2) 人口(2000年) 位置 座標
オノウン ウルル 2.54 598 南西 オノウン島 北緯08度35分22秒 東経149度39分37秒 / 北緯8.58944度 東経149.66028度 / 8.58944; 149.66028
ピヘラル ピサラス 0.80 227 南東 Wabonoru Islet
ピヘラル島
Pielimal Islet
Weltot Islet
北緯08度35分50秒 東経150度21分18秒 / 北緯8.59722度 東経150.35500度 / 8.59722; 150.35500
北緯08度34分55秒 東経150度24分26秒 / 北緯8.58194度 東経150.40722度 / 8.58194; 150.40722
北緯08度36分50秒 東経150度22分38秒 / 北緯8.61389度 東経150.37722度 / 8.61389; 150.37722
北緯08度37分15秒 東経150度22分16秒 / 北緯8.62083度 東経150.37111度 / 8.62083; 150.37111
ウナヌ オナリ 0.26 178 北東辺 ウナヌ島
Bihof Islet
Behiliper Islet
Amurtride Islet
北緯08度45分11秒 東経150度19分46秒 / 北緯8.75306度 東経150.32944度 / 8.75306; 150.32944
北緯08度45分43秒 東経150度19分24秒 / 北緯8.76194度 東経150.32333度 / 8.76194; 150.32333
北緯08度46分03秒 東経150度19分02秒 / 北緯8.76750度 東経150.31722度 / 8.76750; 150.31722
北緯08度46分10秒 東経150度18分47秒 / 北緯8.76944度 東経150.31306度 / 8.76944; 150.31306
オノー オノ 0.31 182 北東辺 オノー島 北緯08度47分52秒 東経150度16分58秒 / 北緯8.79778度 東経150.28278度 / 8.79778; 150.28278
マクール マグール諸島 0.47 156 北部 マグール島
Magererik Islet
北緯08度59分27秒 東経150度07分22秒 / 北緯8.99083度 東経150.12278度 / 8.99083; 150.12278
北緯08度57分24秒 東経150度03分53秒 / 北緯8.95667度 東経150.06472度 / 8.95667; 150.06472
ヌモナイト環礁 マグール諸島 4.38 1,341     北緯08度40分00秒 東経150度00分00秒 / 北緯8.66667度 東経150.00000度 / 8.66667; 150.00000

  1. ^ Coello, Francisco La Conferencia de Berlín y la cuestón de las Carolinas: Discursos pronunciados en la Sociedad Geográfica de Madrid, Madrid, Imprenta de Fortanet, 1885, p.96
  2. ^ Krämer, Augustin Ergebnisse der Südsee Expedition, Friederichsen, De Gruyter, 1908,p.197-198
  3. ^ Sharp, Andrew The discovery of the Pacific Islands, Clarendon Press, Oxford, 1960, p.183

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