ブラッド・ハーマン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 15:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動 フィラデルフィア・フィリーズ傘下 AA級レディング・フィリーズ時代 (2008年5月31日) | |
基本情報 | |
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国籍 | オーストラリア |
出身地 | ビクトリア州メルボルン |
生年月日 | 1985年11月19日(35歳) |
身長 体重 | 6' 1" =約185.4 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 遊撃手、二塁手 |
プロ入り | 2003年 アマチュアFA |
初出場 | 2008年4月22日 |
最終出場 | 2008年5月8日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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国際大会 | |
代表チーム | オーストラリア |
WBC | 2006年、2009年、2013年、2017年 |
この表について |
ブラッド・ハーマン(Brad Harman, 1985年11月19日 - )は、オーストラリア連邦ビクトリア州メルボルン出身の元プロ野球選手(遊撃手・二塁手)。右投右打。
経歴
プロ入りとフィリーズ時代
2003年3月3日にフィラデルフィア・フィリーズと契約。2004年にルーキー級でマイナーリーグデビューし、プロとしてのキャリアを開始した。
2005年は、フィリーズ傘下A級レイクウッド・ブルークロウズで打率.303、11本塁打、58打点の成績を残したのに加え、シーズンオフは母国オーストラリアにて元プロ球団のニューサウスウェールズ・パトリオッツと契約し、同年末に国内アマチュアリーグクラクストン・シールドに参加してゴールドグラブ賞とMVPを同時獲得した[1]。
2006年は、開幕前の3月に同年から開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオーストラリア代表に選出された[2]。オーストラリア期待の有望株として、同大会ではメジャー経験者を押しのけレギュラーとなった。開幕後はA+級クリアウォーター・スレッシャーズで119試合に出場し、打率.241、2本塁打、25打点の成績を残した。
2007年はA+級クリアウォーターで122試合に出場し、打率.281、13本塁打、62打点の成績を残した。またオフの11月には「日豪親善 野球日本代表最終強化試合」のオーストラリア代表に選出された[3]。
2008年4月20日にメジャーに初昇格し、22日のコロラド・ロッキーズ戦でライアン・マドソンの代打としてメジャーデビューを果たした。4月25日のピッツバーグ・パイレーツ戦では初スタメン出場を果たし、初安打・初打点も記録した。しかしその後は打撃が奮わず、この年メジャーでの出場は6試合に留まり大半をマイナーリーグで過ごした。
2009年は、開幕前の3月に開催された第2回WBCのオーストラリア代表に2大会連続で選出された[4]。開幕後はAA級レディング・フィリーズで117試合に出場し、打率.201、5本塁打、41打点の成績を残していたが、8月31日にDFAとなった[5]。その4日後に、第38回IBAFワールドカップへの代表参加の意思を表明をした[6]。11月9日にFAとなった。
2010年5月20日に規則違反でアンチドーピング機関から14ヶ月の出場停止処分を受けた。
ABL時代
2011年よりオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のメルボルン・エイシズでプレーを再開し、同シーズンの本塁打王を獲得した。
2012年に初めてABLオールスターゲームに選出され、オールスターゲームMVPを獲得した[7]。
2013年3月に開催された第3回WBCのオーストラリア代表に3大会連続で選出された[8]。
2014年、3年連続でABLオールスターゲームに選出され、自身2度目のオールスターゲームMVPを獲得した。2度のオールスターMVP受賞はリーグ最多記録である。
2017年2月9日に第4回WBC本戦のオーストラリア代表に選出され[9]、4大会連続4度目の出場を果たした。
ABLでは2016年/2017年シーズンまでプレーを続けた。
現役引退後
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
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2008 | PHI | 6 | 11 | 10 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | .100 | .182 | .200 | .382 |
MLB:1年 | 6 | 11 | 10 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | .100 | .182 | .200 | .382 |
背番号
- 18 (2008年)
代表歴
- 2004 U-19オーストラリア代表
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
- 日豪親善 野球日本代表最終強化試合 オーストラリア代表
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
- 2009 IBAFワールドカップ オーストラリア代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
- 2017年の野球オーストラリア代表による韓国遠征
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オーストラリア代表
脚注
- ^ Helms Award has a proud, illustrious history(2012年2月18日) theABL.com (英語) 2018年3月3日閲覧
- ^ 2006 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年3月22日閲覧
- ^ 日豪親善 野球日本代表最終強化試合 オーストラリア代表チーム[リンク切れ] 日本野球機構オフィシャルサイト 2015年6月7日閲覧
- ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2018年3月3日閲覧
- ^ http://www.baltimoresun.com/topic/
- ^ ABF Announce 2009 World Cup Team
- ^ Harman Primed for All-Star Appearance - The Official Site of the Australian Baseball League 2013年12月07日
- ^ 2013 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト (英語) 2015年3月22日閲覧
- ^ Australia’s roster finalised for WBC Baseball Australia Southern Thunder (英語) (2017年2月9日) 2017年2月13日閲覧
- ^ “HFT Elite - Brad Harman - Fielding Coach”. Cricket World Moorabbin. 2021年10月28日閲覧。
関連項目
- オーストラリア出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
- オーストラリアでプレーした経験があるメジャーリーグベースボール選手一覧
- オーストラリアン・ベースボールリーグの選手一覧
- オーストラリア出身のオーストラリアン・ベースボールリーグ選手一覧
外部リンク
- Brad Harman stats ABL.com (英語)
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Brad Harman stats MiLB.com (英語)
- ブラッド・ハーマンのページへのリンク