マンク子爵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 00:20 UTC 版)
マンク子爵 Viscount Monck | |
---|---|
Arms:Gules a Chevron between three Lions' Heads erased Argent Crest:A Dragon passant wings elevated Sable Supporters:Dexter: a Dragon; Sinister: a Lion; both Argent and holding in the forepaw a Branch of Laurel resting on the shoulder fructed proper | |
創設時期 | 1801年1月5日 |
創設者 | ジョージ3世 |
貴族 | アイルランド貴族 |
初代 | 初代子爵チャールズ・マンク |
現所有者 | 7代子爵チャールズ・マンク |
推定相続人 | ジョージ・マンク閣下 |
付随称号 | マンク子爵 マンク男爵(1797) マンク男爵(1866) |
現況 | 存続 |
モットー | 首尾よく、きちんと、大胆に (Portiter Fideliter Feliciter) |
マンク子爵(英語: Viscount Monck)は、アイルランド貴族の子爵位。アイルランド下院議員チャールズ・マンクが1801年に叙されたのに始まる。
歴史
1790年から1797年にかけてアイルランド下院議員を務めたチャールズ・スタンリー・マンク(c. 1754–1802)は、1797年11月23日にアイルランド貴族爵位ウェックスフォード県におけるバリートラモンのマンク男爵(Baron Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)に叙せられてアイルランド貴族院議員に列し、ついで1801年1月5日にアイルランド貴族爵位ウェックスフォード県におけるバリートラモンのマンク子爵(Viscount Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)に叙せられた[1][2]。
初代子爵の息子ヘンリー・スタンリー・マンク(1785–1848)は、襲爵前の1822年1月12日にアイルランド貴族爵位ラスダウン伯爵(Earl of Rathdowne)に叙され、その後1843年11月22日に襲爵した。しかし彼には男子がなく、ラスダウン伯爵位は彼一代で廃絶した[2][3]。
ラスダウン伯の死後、その弟チャールズ・ジョセフ・ケリー・マンク(1791–1849)が3代マンク子爵を継承した[2][4]。
その息子4代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク(1819–1894)は、ホイッグ党の連合王国議会下院議員を務めた後、1861年から1867年にかけてカナダ連合植民地総督、1867年から1868年にかけてカナダ総督を務めた。1866年7月12日には連合王国貴族爵位ウェックスフォード県におけるバリートラモンのマンク男爵(Baron Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)に叙せられ、以降の当主は1999年の貴族院改革まで自動的に貴族院議員に列することとなった[2][5]。
2018年現在の当主は第7代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク(1953-)である[2][6]。
歴代当主一覧
マンク男爵 (1797年)
- 初代マンク男爵チャールズ・スタンリー・マンク (Charles Stanley Monck, c. 1754–1802) 1801年にマンク子爵に叙される
マンク子爵 (1801年)
- 初代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク (Charles Stanley Monck, c. 1754–1802)
- 2代マンク子爵ヘンリー・スタンリー・マンク (Henry Stanley Monck, 1785–1848) - 先代の息子。1822年ラスダウン伯爵に叙される
ラスダウン伯爵 (1822年)
- 初代ラスダウン伯爵/2代マンク子爵ヘンリー・スタンリー・マンク (Henry Stanley Monck, 1785–1848) - 死後ラスダウン伯爵位廃絶
マンク子爵 (1801年)
- 3代マンク子爵チャールズ・ジョセフ・ケリー・マンク (Charles Joseph Kelly Monck, 1791–1849) - 先代の弟
- 4代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク (Charles Stanley Monck, 1819–1894) - 先代の息子
- 5代マンク子爵ヘンリー・パワー・チャールズ・スタンリー・マンク (Henry Power Charles Stanley Monck, 1849–1927) - 先代の息子
- 6代マンク子爵ヘンリー・ウィンダム・スタンリー・マンク (Henry Wyndham Stanley Monck, 1905–1982) - 先代の孫
- 7代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク (Charles Stanley Monck, 1953-)
- 推定相続人は、現当主の兄弟ジョージ・スタンリー・マンク(George Stanley Monck, 1957-)
現当主の保有爵位
現当主チャールズ・スタンリー・マンクは以下の爵位を保有している[2][6]。
- ウェックスフォード県におけるバリートラモンの第7代マンク子爵 (7th Viscount Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)
- ウェックスフォード県におけるバリートラモンの第7代マンク男爵 (7th Baron Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)
- ウェックスフォード県におけるバリートラモンの第4代マンク男爵 (4th Baron Monck, of Ballytrammon in the County of Wexford)
脚注
注釈
出典
- ^ Lundy, Darryl. “Charles Stanley Monck, 1st Viscount Monck of Ballytrammon” (英語). thepeerage.com. 2018年1月23日閲覧。
- ^ a b c d e f Heraldic Media Limited. “Monck, Viscount (I, 1801)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2018年1月23日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Henry Stanley Monck, 1st Earl of Rathdowne” (英語). thepeerage.com. 2018年1月27日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Charles Joseph Kelly Monck, 3rd Viscount Monck of Ballytrammon” (英語). thepeerage.com. 2018年1月27日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Charles Stanley Monck, 4th Viscount Monck of Ballytrammon” (英語). thepeerage.com. 2018年1月27日閲覧。
- ^ a b Lundy, Darryl. “Charles Stanley Monck, 7th Viscount Monck of Ballytrammon” (英語). thepeerage.com. 2018年1月27日閲覧。
マンク子爵 (1801年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 17:28 UTC 版)
「マンク子爵」の記事における「マンク子爵 (1801年)」の解説
初代マンク子爵チャールズ・スタンリー・マンク (Charles Stanley Monck, c. 1754–1802) 2代マンク子爵ヘンリー・スタンリー・マンク (Henry Stanley Monck, 1785–1848) - 先代の息子。1822年ラスダウン伯爵に叙される
※この「マンク子爵 (1801年)」の解説は、「マンク子爵」の解説の一部です。
「マンク子爵 (1801年)」を含む「マンク子爵」の記事については、「マンク子爵」の概要を参照ください。
- マンク子爵のページへのリンク