中国・韓国での評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 10:19 UTC 版)
中国・韓国では、「脱亜論」は「アジア蔑視および侵略肯定論」であり、福澤は侵略主義者として批判的に取り上げられている。一例として、林思雲の論文「福沢諭吉の「脱亜論」を読んで」中で言及されている中国内での理解、そして韓国の新聞中央日報に掲載された金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題大記者執筆の2005年11月25日のコラム「日本よアジアに帰れ」がある。 平山洋は、中国人研究者の福澤批判はどれもほとんど同じパターンであって、バリエーションがないことを指摘し、その原因は中国人研究者が日本人研究者の福澤批判をそのまま繰り返していることによると推測している。 政治学者の小川原正道は2010年(平成22年)11月に北京大学で福澤に関する講演を行ったとき、北京大学の教授が「福沢には『脱亜論』以外の側面もあるんですね」と素直に驚きの感想を述べたのを目の当たりにして、「愕然としたことがある」と述べている。
※この「中国・韓国での評価」の解説は、「脱亜論」の解説の一部です。
「中国・韓国での評価」を含む「脱亜論」の記事については、「脱亜論」の概要を参照ください。
- 中国・韓国での評価のページへのリンク