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南都留郡とは? わかりやすく解説

南都留郡

読み方:ミナミツルグン(minamitsurugun)

所在 山梨県

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

南都留郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 19:06 UTC 版)

日本 > 中部地方 > 山梨県 > 南都留郡
山梨県南都留郡の範囲(1.道志村 2.西桂町 3.忍野村 4.山中湖村 5.鳴沢村 6.富士河口湖町 薄緑:後に他郡から編入した区域)

南都留郡(みなみつるぐん)は、山梨県

人口48,952人、面積420.98km²、人口密度116人/km²。(2023年9月1日、推計人口

以下の2町4村を含む。

郡域

1878年明治11年)に発足した当時の郡域は、富士河口湖町の一部(西湖、精進、本栖、富士ヶ嶺)を除く上記2町4村に、富士吉田市都留市および上野原市の一部(秋山)を加えた地域である。

隣接していた郡

行政区画として発足した当時に隣接していた郡は以下の通り。

歴史

郡発足までの沿革

  • 明治初年時点では、全域を石和代官所が管轄していた。「旧高旧領取調帳」に記載されている、都留郡のうち後の当郡域の明治初年時点に存在した村は以下の通り。●は村内に寺社領が、○は寺社除地[1]が存在。(53村)
○上谷村、○下谷村、田野倉村、○古川渡村、井倉村、○小形山村、川茂村、○四日市場村、川棚村、薄原村、○平栗村、加畑村、○金井村、○大幡村、○中津森村、小野村、玉川村、○法能村、戸沢村、与縄村、朝日曽雌村、道志村、秋山村、菅野熊井戸村、○上暮地村、○下暮地村、倉見村、○小沼村、鹿留村、○夏狩村、十日市場村、境村、○船津村、○川口村、大嵐村、○大石村、浅川村、○勝山村、小立村、成沢村、○長浜村、小明見村、○大明見村、山中村、○新倉村、●○下吉田村、内野村、○忍草村、○上吉田村、平野村、新屋村、松山村、朝日馬場村
  • 慶応4年
  • 明治2年7月20日1869年8月27日) - 甲斐府が甲府県に改称。
  • 明治3年11月20日1871年1月10日) - 甲府県が山梨県に改称。
  • 明治8年(1875年) - 下記の町村の統合が行われる。カッコ内は統合時期。(21村)
    • 谷村 ← 上谷村、下谷村(1月)
    • 宝村 ← 川棚村、厚原村、平栗村、加畑村、金井村、中津森村、大幡村(1月)
    • 禾生村 ← 四日市場村、古川渡村、川茂村、小形山村、田野倉村、井倉村(1月19日
    • 三吉村 ← 玉川村、法能村、戸沢村(9月)
    • 開地村 ← 小野村、菅野熊井戸村(9月)
    • 盛里村 ← 与縄村、朝日馬場村、朝日曽雌村(9月)
    • 桂村 ← 十日市場村、夏狩村、鹿留村、境村、倉見村、小沼村、下暮地村、上暮地村(1月)
    • 瑞穂村 ← 下吉田村、新倉村(1月9日
    • 明見村 ← 小明見村、大明見村(1月9日)
    • 忍野村 ← 忍草村、内野村(4月)
    • 中野村 ← 山中村、平野村(1月)
    • 福地村 ← 上吉田村、新屋村、松山村(1月9日)
    • 河口村 ← 川口村、浅川村(6月30日
    • 大富村 ← 船津村、小立村(6月30日)

郡発足後の沿革

  • 明治11年(1878年12月19日 - 郡区町村編制法の山梨県での施行により、都留郡のうち21村の区域をもって南都留郡が発足。郡役所を谷村に設置。
1.谷村 2.宝村 3.禾生村 4.三吉村 5.開地村 6.盛里村 7.秋山村 8.道志村 9.桂村 10.瑞穂村 11.明見村 12.忍野村 13.中野村 14.福地村 15.船津村 16.小立村 17.勝山村 18.鳴沢村 19.西湖村 20.大石村 21.河口村(紫:富士吉田市 桃:都留市 赤:上野原市 橙:富士河口湖町 黄:西桂町 青:合併なし)

変遷表

自治体の変遷
明治22年10月1日 明治22年 - 大正15年 昭和元年 - 昭和25年 昭和26年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
谷村 明治29年3月7日
町制 谷村町
谷村町 昭和29年4月29日
都留市
都留市 都留市 都留市
三吉村 三吉村 昭和17年4月1日
谷村町に編入
開地村 開地村
宝村 宝村 宝村
盛里村 盛里村 盛里村
禾生村 禾生村 禾生村
  桂村 明治26年6月3日
東桂村
東桂村
  明治26年6月3日
西桂村
西桂村 昭和27年9月15日
町制
西桂町 西桂町 西桂町
  昭和35年1月1日
富士吉田市に編入
富士吉田市 富士吉田市
瑞穂村 瑞穂村 昭和14年8月1日
町制改称 下吉田町
昭和26年3月20日
富士吉田市
富士吉田市
福地村 福地村 昭和22年11月23日
町制改称 富士上吉田町
明見村 明見村 昭和23年5月3日
町制
忍野村 忍野村 忍野村 忍野村 忍野村 忍野村 忍野村
道志村 道志村 道志村 道志村 道志村 道志村 道志村
中野村 中野村 中野村 中野村 昭和40年1月1日
改称 山中湖村
山中湖村 山中湖村
  鳴沢村 鳴沢村 鳴沢村 鳴沢村 鳴沢村 鳴沢村 鳴沢村
明治32年5月17日
分立 大嵐村
大嵐村 大嵐村 昭和30年4月10日
足和田村
平成15年11月15日
富士河口湖町
富士河口湖町
  西湖村 西湖村 昭和17年7月8日
西浜村
西浜村
明治25年4月1日
分立 長浜村
船津村 船津村 船津村 船津村 昭和31年9月30日
河口湖町
小立村 小立村 小立村 小立村
河口村 河口村 河口村 河口村
大石村 大石村 大石村 大石村
勝山村 勝山村 勝山村 勝山村 勝山村
西八代郡上九一色村の一部
(精進・本栖・富士ヶ嶺)
西八代郡
上九一色村の一部
西八代郡
上九一色村の一部
西八代郡
上九一色村の一部
西八代郡
上九一色村の一部
平成18年3月1日
富士河口湖町に編入
秋山村 秋山村 秋山村 秋山村 秋山村 平成17年2月13日
上野原市の一部
上野原市

行政

歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年12月19日
飯田知房 明治45年(1912年)5月24日[2]
宮沢壮兵衛 明治45年(1912年)5月24日[2]
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  2. ^ a b 『官報』第8678号、明治45年5月25日。

参考文献

関連項目

先代
都留郡
行政区の変遷
1878年 -
次代
(現存)



固有名詞の分類


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