名簿式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 05:57 UTC 版)
名簿式とは、政党があらかじめ作成した候補者名簿に対し、選挙人が名簿のいずれかを選択する方式。政党名簿比例代表も参照。 比例代表制は絶対拘束名簿式、単純拘束名簿式、自由名簿式に分けられる。 絶対拘束名簿式(拘束式) 絶対拘束名簿式とは、選挙人は候補者名簿に手を加えることができず候補者名簿を作成した各政党のみを選択できる方式をいう。単に拘束式ともいう。 単純拘束名簿式(非拘束式) 単純拘束名簿式とは、選挙人は候補者名簿に登載されている候補者しか選択できないが、各政党が作成した名簿全体をそのまま承認することも自分の希望する候補者を優先的に指名することもできる方式をいう。選挙人は名簿には拘束されるものの名簿上の候補者や順位を指定することもできる方式であり非拘束式ともいう。 自由名簿式 自由名簿式とは、選挙人が候補者名簿に手を加えることができるもので、パナシャージ方式とワイルド方式がある。パナシャージ方式(Panachage)とは、選挙人が政党の候補者名簿から候補者を自由に組み合わせ投票できる方式である。ワイルド方式(Wild)とは、選挙人が政党の候補者名簿にない者を候補者名として投票用紙に記載することも認める方式である。
※この「名簿式」の解説は、「比例代表制」の解説の一部です。
「名簿式」を含む「比例代表制」の記事については、「比例代表制」の概要を参照ください。
「名簿式」の例文・使い方・用例・文例
- 名簿式のページへのリンク