四谷区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/22 15:01 UTC 版)
よつやく 四谷区 | |
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廃止日 | 1947年3月15日 |
廃止理由 | 新設合併 淀橋区、四谷区、牛込区 → 新宿区 |
現在の自治体 | 新宿区 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 東京都 |
面積 | 2.85km2. |
総人口 | 11,245人 (国勢調査人口、1945年10月1日) |
隣接自治体 | 牛込区、麹町区、赤坂区、 渋谷区、淀橋区 |
四谷区役所 | |
所在地 | 東京都四谷区内藤町1番地 |
座標 | 北緯35度41分15秒 東経139度42分52秒 / 北緯35.68750度 東経139.71444度 |
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四谷区(よつやく、旧字体:四谷區)は、東京府東京市(後に東京都)にかつて存在した区である。1878年(明治11年)から1947年(昭和22年)までの期間(東京15区及び35区の時代)に存在した。現在の新宿区の一部。
歴史
- 四谷愛住町、四谷荒木町、四谷坂町、四谷左門町、四谷須賀町、四谷舟町(以上は現存。ただし四谷坂町以外「四谷」の冠称は廃止)
- 四谷塩町一丁目(現四谷本塩町)
- 四谷箪笥町、四谷北伊賀町、四谷新堀江町(現四谷三栄町)
- 四谷伝馬町一丁目、四谷伝馬町新一丁目、四谷伝馬町二丁目、四谷伝馬町三丁目、四谷尾張町、四谷仲町一丁目、四谷忍町、四谷塩町二丁目、四谷塩町三丁目、四谷永住町(現四谷)
- 四谷南伊賀町、四谷寺町、四谷仲町二丁目、四谷仲町三丁目、鮫河橋谷町一丁目、鮫河橋谷町二丁目(現若葉)
- 四谷南寺町(現須賀町)
- 四谷東信濃町(現信濃町、ごく一部は南元町)
- 四谷平長町、千駄ヶ谷西信濃町(現信濃町)
- 元鮫河橋町(現南元町、若葉)
- 元鮫河橋南町(現南元町)
- 四谷右京町、四谷大番町(現大京町)
- 千駄ヶ谷大番町(現大京町)
- 千駄ヶ谷甲賀町、千駄ヶ谷一丁目(現霞ヶ丘町、霞岳町)
- 千駄ヶ谷二丁目、千駄ヶ谷三丁目、千駄ヶ谷仲町一丁目、千駄ヶ谷仲町二丁目(現渋谷区千駄ヶ谷一〜六丁目、代々木一丁目)
- 1879年(明治12年)
- 1880年(明治13年)9月27日 - 麹町区麹町十一丁目、十二丁目、十三丁目(現四谷)、牛込区市ヶ谷本村町の一部(現四谷本塩町)、市ヶ谷片町(現片町、ごく一部は荒木町)を編入。本村町を設置し市ヶ谷片町を四谷片町に改称。
- 1889年(明治22年)5月1日 - 市制、町村制の施行に伴う東京市の設置により、以下の再編が行われた。
- 1891年(明治24年)3月18日 - 編入された旧千駄ヶ谷村域に以下の町丁を設置。一部は四谷永住町に編入。
- 1891年(明治24年)3月18日 - 豊多摩郡内藤新宿町大字内藤新宿一丁目の一部(字大木戸)を編入し四谷内藤町を設置。併せて大字内藤新宿添地町の飛地を四谷永住町へ編入。
- 1894年(明治27年)10月9日 - 甲武鉄道四ツ谷駅および信濃町駅開業。
- 1903年(明治36年)12月 - 東京市街鉄道(後の東京都電車)が新宿駅に乗り入れ。
- 1911年(明治44年) - 町名の「四谷」の冠称を廃止。鮫河橋谷町、元鮫河橋町、元鮫河橋南町を、それぞれ谷町、元町、南町に改称。
- 1915年(大正 4年)5月30日 - 京王電気軌道(現在の京王線)新宿追分駅(新宿三丁目)が開業。
- 1920年(大正 9年)4月1日 - 豊多摩郡内藤新宿町を編入。以下の町丁を設置。
- 新宿一丁目(大字内藤新宿一丁目、大字内藤新宿北裏町)
- 新宿二丁目(大字内藤新宿二丁目、大字内藤新宿一丁目、大字内藤新宿北町)
- 新宿三丁目(大字内藤新宿三丁目、大字内藤新宿添地町)
- 三光町、花園町(大字内藤新宿北裏町)
- 番衆町(大字内藤新宿番衆町、大字内藤新宿北裏町)
- 旭町(大字内藤新宿南町)
- 内藤新宿一丁目の一部は内藤町に編入。
- 1927年(昭和 2年)10月28日 - 新宿追分駅が、京王新宿ビルディング1階に移転。
- 1930年(昭和 5年)3月6日 - 新宿追分駅は、四谷新宿駅に改称。
- 1937年(昭和12年)5月1日 - 四谷新宿駅は、京王新宿駅に改称。
- 1943年(昭和18年)
- 1945年(昭和20年)
- 1947年(昭和22年)3月15日 - 淀橋区および牛込区と合併し、東京都新宿区となる。
新宿区発足後、内藤町にあった四谷区役所庁舎は新宿区役所四谷支所となり、その後1950年(昭和25年)に組織改組により新宿区四谷特別出張所に名を改めた。その後建て替えが行われ、1997年(平成9年)に新宿区四谷区民センターとして竣工した。
交通
鉄道路線
- 国鉄(現JR東日本)
- 京王電気軌道(→東京急行電鉄(大東急)→京王帝都電鉄、現京王電鉄)
- 京王線
- 新宿追分駅(→四谷新宿駅→京王新宿駅、その後廃駅)
(現行の京王線新宿駅、新線新宿駅とは異なる。京王線の新宿駅付近の廃駅も参照。)
- 新宿追分駅(→四谷新宿駅→京王新宿駅、その後廃駅)
- 京王線
東京メトロ丸ノ内線、南北線は未開通。また北参道駅(副都心線)、新宿三丁目駅(丸ノ内線、副都心線、都営地下鉄新宿線)、新宿御苑前駅、四谷三丁目駅(丸ノ内線)、国立競技場駅(都営大江戸線)は開業していなかった。
医療機関
- 慶應義塾大学病院(1920年11月開院)
教育機関
著名な出身者
現新宿区の著名な出身者についてはこちらを参照
- 神島二郎 - 政治学者
- 桃裕行 - 歴史学者
- 園池実覧 - 応用物理学者
- 児島喜久雄 - 画家、美学、美術史の研究者
- 市川清志 - 都市計画家、教育者、工学博士
- 北村銀太郎 - 興行主、建築家
- 平岡千之 - 外交官、小説家・三島由紀夫の実弟
- 平岡美津子 - 小説家・三島由紀夫の実妹
- 植松寿樹 - 歌人
- 横井弘 - 作詞家
- 團伊玖磨 - 作曲家
- 宗武志 - 英語学者、詩人
- 岸田國士 - 劇作家、小説家、評論家、翻訳家、演出家
- 梅田晴夫 - フランス文学者、劇作家、小説家、随筆家
- 三島由紀夫 - 小説家
- 中島敦 - 小説家
- 犬養道子 - 評論家
- 森谷司郎 - 映画監督
- 成瀬巳喜男 - 映画監督
- 実相寺昭雄 - 映画監督
- ペギー葉山 - 歌手
- 平井英子 - 歌手
- 東千代之介 - 俳優
- 渥美国泰 - 俳優
- 市川松蔦 - 歌舞伎俳優
- 伊藤牧子 - 女優、声優
- 入江たか子 - 女優
- 桂木洋子 - 女優
- 玉川伊佐男 - 俳優
- 富田仲次郎 - 俳優
- 中原早苗 - 女優
- 船越英二 - 俳優
- 光川京子 - 女優
- 森下彰子 - 女優
- 三遊亭圓彌 - 落語家
- 金原亭馬の助 (初代) - 落語家
- 塩田剛三 - 武道家
- 柴田鐵雄 - 剣道家
- 安倍晋太郎 - 政治家、安倍晋三の実父
- 尾崎中和 - 陸軍軍人
- 林隆三 - 俳優、ナレーター
- 安藤太郎 - 外交官、禁酒運動家
- 吉原幸子 - 詩人
関連項目
外部リンク
牛込区 | ||||
淀橋区 | 麹町区 | |||
四谷区 | ||||
渋谷区 | 赤坂区 |
四谷区
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四谷愛住町、四谷荒木町、四谷坂町、四谷左門町、四谷須賀町、四谷舟町(以上は現存。ただし四谷坂町以外「四谷」の冠称は廃止) 四谷塩町一丁目(現四谷本塩町) 四谷箪笥町、四谷北伊賀町、四谷新堀江町(現四谷三栄町) 四谷伝馬町一丁目、四谷伝馬町新一丁目、四谷伝馬町二丁目、四谷伝馬町三丁目、四谷尾張町、四谷仲町一丁目、四谷忍町、四谷塩町二丁目、四谷塩町三丁目、四谷永住町(現四谷) 四谷南伊賀町、四谷寺町、四谷仲町二丁目、四谷仲町三丁目、鮫河橋谷町一丁目、鮫河橋谷町二丁目(現若葉) 四谷南寺町(現須賀町) 四谷東信濃町(現信濃町、ごく一部は南元町) 四谷平長町、千駄ヶ谷西信濃町(現信濃町) 元鮫河橋町(現南元町、若葉) 元鮫河橋南町(現南元町) 四谷右京町(現大京町) 千駄ヶ谷大番町(現大京町) 千駄ヶ谷甲賀町、千駄ヶ谷一丁目(現霞ヶ丘町、霞岳町) 千駄ヶ谷二丁目、千駄ヶ谷三丁目、千駄ヶ谷仲町一丁目、千駄ヶ谷仲町二丁目(現渋谷区千駄ヶ谷一〜六丁目、代々木一丁目)
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