こうそく‐めいぼしき【拘束名簿式】
拘束名簿式(こうそくめいぼしき)
有権者が政党名で投票する比例代表選挙において、各政党があらかじめ届け出た名簿順位にしたがって、獲得議席の数だけ当選させる。名簿の上位には、首相経験者などの長老議員や国民的に知名度の高い有名人を用い、得票数のアップを狙うのが一般的である。
現行制度では、参議院比例代表(全国区、定数100)と衆議院比例代表(11選挙区、定数200)でそれぞれ導入されている。参議院は1983年から、衆議院は1996年から実施された。
しかし、当選と落選を分けるライン上では、名簿順位をめぐって熾烈(しれつ)な争いが展開されており、不正なカネの流れも指摘されている。
このため、政党名だけでなく候補者個人も選択できる投票方法とし、得票数の多い候補者から順に獲得議席の分だけ当選させる「非拘束名簿式」を導入し、2001年夏の参議院選挙から適用されることになった。
(2000.08.27更新)
厳正拘束名簿式
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