擬製弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/22 16:33 UTC 版)
「九二式車載十三粍機関砲」の記事における「擬製弾」の解説
本擬製弾は九二式普通弾弾薬筒と同一要領であるが、装薬および爆粉が填実されておらず、また弾丸が盤陀蝋にて固着され、胴部に二条のローレットを施してある。なお、九二式普通弾弾薬筒の全備重量と同一重量とするため、薬莢内底部に盤陀蝋が充填されている。
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擬製弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 16:33 UTC 版)
実包を模したもので銃の弾薬装填動作訓練に用いる。薬莢は実包のものに準じ、胴部に二条のローレットを施してある。弾丸は黄銅製で中空のものであり、弾尾が薬莢内に半田付けされている。雷管は銅製で爆粉を充填していないものである。初期の擬製弾は三十年式銃実包と同一形状のもの(全体重量14g)であったが、1922年(大正11年)に三八式銃実包と同一形状のものに改正された。なお紙函の標紙には識別のため青色で印字してあった。 擬製弾の区分は弾薬ではなく兵器の属品扱いだったため、制式名称は「○○式○○銃弾薬擬製弾」とはせず「○○式○○銃擬製弾」と称した。しかしながら6.5mm銃用の擬製弾のみは例外であり、挿弾子に装されたものが単に「小銃擬製弾」、保弾板に装されたものが単に「機関銃擬製弾」とされた。後に名称統一のため双方とも「六粍五銃擬製弾」へと改称された。 資源節約のため材質や製作方法が変更されたり、部隊の火器班で独自に作成されたりしたため、非常に多くのバリエーションが存在している。例としては、弾丸が棒鋼から削り出したもの(「六粍五銃擬製弾」として1943年(昭和18年)10月仮制式制定、全体重量18.5g)や木製となったもの、弾丸の固定方法として莢口部が締めつけられているだけのもの、雷管が鉄製のもの、ローレットのピッチや位置が異なる(あるいは存在しない)もの、打殻薬莢を再利用したもの等がある。 価格は10,000発当たり挿弾子と紙函付きで365円、紙函のみの場合は320円。
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