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極体とは? わかりやすく解説

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きょく‐たい【極体】

読み方:きょくたい

動物卵母細胞減数分裂をして卵子ができる過程形成される、3個の小さな細胞はあるが細胞質をほとんどもたず、退化して消滅する


極体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 06:07 UTC 版)

受精後の哺乳動物卵子卵割の最初の段階。図表のz.p.は透明帯。p.gl.はen:Polar body:極体。aは2細胞期。bは4細胞期。cは8細胞期。d、eは桑実胚期。
卵細胞の成熟過程

極体(きょくたい。:Polar body, PB)は卵子の中で発見された細胞の構造体である。動物植物とも卵子で極体を有している。また、極細胞としても知られている[1]

非対称の細胞分裂形成時に極体の生産につながる。卵細胞の減数分裂が、通常の細胞分裂や精子形成過程の減数分裂と異なる点は、分裂後の2個の細胞が同じ大きさでないことである。核が2個に分裂しても、それを囲む細胞質は2つに分かれず、どちらか一方の核が、卵細胞の細胞質からはじき出されるように排除される。はじき出された核が極体である。減数分裂の第一分裂、第二分裂それぞれで極体が放出されるので、それぞれを第一極体、第二極体と呼ぶ。このシステムは、最終的に1個だけが必要な卵細胞の形成過程で、細胞質の量を減らさないのに役立っていると考えられている[2]。残された極体はやがて退化・消滅することになる[1]

稀に極体が消滅せず、その極体に精子が受精極体双生児(polar body twins)が発生することがある。

卵子は減数分裂の第二分裂の途中で休止し、精子の進入とともに再開するため、受精卵には極体が2つ確認される。体外受精では、この第二極体が確認できなかった時に、レスキューICSIを行なうことがある。

脚注

  1. ^ a b en:Polar body
  2. ^ 卵巣

「極体」の例文・使い方・用例・文例

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