すいそ‐さいきん【水素細菌】
水素細菌 [Hydrogen bacteria]
水素細菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 09:58 UTC 版)
水素細菌(すいそさいきん、Hydrogen-oxidizing bacteria)とは、遊離の水素を酸化し、その反応によって生じるエネルギーを利用して、炭酸同化を行う化学合成細菌の総称である。水素を生成する微生物(水素生産菌)と区別して水素酸化細菌、あるいはドイツ語で酸水素ガスを意味するKnallgasにちなんでKnallgas bacteriaとも呼ばれる。土壌や海洋、温泉などの自然環境中に存在する。好塩性のものも多い。[1]Alcaligenes属やPseudomonas属、Bacillus属、あるいは好熱性のHydrogenobacter属など、多様な分類群に属する細菌が含まれる。
- ^ a b 西原宏史「好気性水素酸化細菌の生態および進化系統と利用の可能性」『日本微生物生態学会誌』第16巻第2号、日本微生物生態学会、2001年、 32–39、 doi:10.20709/jsmeja.16.2_32、 ISSN 2424-1989。
- ^ “Solar Foods (Company Website)”. 2020年4月7日閲覧。
- ^ Sillman, Jani; Nygren, Lauri; Kahiluoto, Helena; Ruuskanen, Vesa; Tamminen, Anu; Bajamundi, Cyril; Nappa, Marja; Wuokko, Mikko et al. (2019-09-01). “Bacterial protein for food and feed generated via renewable energy and direct air capture of CO2: Can it reduce land and water use?” (英語). Global Food Security 22: 25–32. doi:10.1016/j.gfs.2019.09.007. ISSN 2211-9124.
- 1 水素細菌とは
- 2 水素細菌の概要
水素細菌と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 水素細菌のページへのリンク