異世界ロア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/26 15:34 UTC 版)
「魔法戦士スイートナイツ」の記事における「異世界ロア」の解説
ティアナ・リリアン・トランシルヴェール→プリンセスティア 声 - 島香麗子 『PT』よりメインヒロインとして登場。 異世界ロアを治めるクイーン・グロリアの娘で、第一王女。聖涙石を使ってプリンセスティアという魔法戦士に変身する(ただし、地上の魔法戦士にはカウントされない)。ゼーロウに追い詰められていた所をスイートルージュ達の手で救出され地上界へと逃がされる。性格は純粋無垢で清純といかにもお姫様な性格だが、それが災いして騙されやすいという欠点もある。 私立国際教導学院で出会った水瀬蒼也(メッツァー)に恋してしまっており、正体を知った後も、愛してしまったメッツァーに対する乙女心故に完全な敵意を示せないでいる。 『SK2』では、メッツァーのアジトから脱出した後にロアに戻り、自らの身体を聖涙石と一体化する事でスイートナイツ達に新たな力を授けている。 フェリセス・レクシア 声 - 飯田空 元・女神近衛団第一騎士団「エンジェルナイツ」の団長にして、女神近衛団最強の魔法戦士。ロアにてメッツァーに捕獲され、メッツァーが地上界侵攻を拝命する直前まで彼の手で調教を受けていた。 『PT』にてメッツァーの二人目の副官としてゼーロウより地上界に派遣されるが、実はメッツァーの監視と、失敗した場合のメッツァーの抹殺が真の任務であった。 『SK2』では、どんなに尽くしてもメッツァーが自分を一番に思ってはくれない事に気付き、自らの意思でメッツァーの元を離れ、女神近衛団時代に純血を捧げた相手であるエルウィンの副官として妹のエレニスと共に行動するが、若干メッツァーに未練を抱いてもいる。ルート次第では、裏切った自らを許してくれたメッツァーを、洗脳から開放されたエレニスの攻撃から庇い、命を落とす事になる。 エレニス・レクシア 声 - 彩世ゆう 『PT』より登場。女神近衛団第一騎士団「エンジェルナイツ」副長で、フェリセスの実妹。フェリセス捕獲の後も団長への昇進を固辞したまま騎士団を率いている。真面目な性格だが、それ故に恋愛や性的な事に関して免疫がない。地上界に脱出させたティアナをロアへ連れ帰るため地上界に現れるが、メッツァーに捕獲されてしまい、調教を受ける。 『SK2』では、ティアナと共にメッツァーのアジトから脱出するべく次元転移をした際、その衝撃に別の場所へと飛ばされた上に記憶を失ってしまい、エルウィンに捕獲・洗脳され、姉のフェリセスと共に彼の忠実なる手駒になっている。 続編のレムティアナイツでは、女神近衛団に復帰し、エンジェルナイツの団長に就任している。 クイーン・グロリア 声 - 白井綾乃 ティアナの母親で、ロアを支配するトランシルヴェール王家の現女王。王家に伝わる聖涙石の力を行使し、聖涙石のかけらを宿した魔法戦士により構成される女神近衛団を率いる。ゼーロウが魔導資源マナを地上界に求めたことを察知し、その目論見を阻止するべく地上界に女神近衛団の13番目の騎士団「スイートナイツ」を設営した多くの者達からの信頼を得ているが、王家の秩序を優先してエルウィンの実母が追放された事を黙認したり、更には実子であるティアナのみに愛情を注ぎ、覇王となる素質のあるエルウィンを異端視して追放するなど、自己中心的な一面もあったようである。 『SK2』のストーリー後は、ティアナが女王の座を引き継ぐ。 エルウィン・ヨアキム・トランシルヴェール 『PT』で存在が明らかになるトランシルヴェール王家の元第一王子であるが、クイーングロリアの実子ではなく、ティアナの父と彼に仕える女性との間に生まれた。ティアナの義理の兄に当たる。卓越した軍才の持ち主であるが、その野心を義母であるグロリアに見抜かれ、公には処刑され死亡したことになっていたが生きており、姿と名を偽り現実世界にいるメッツァーに接触してくる。『PT』で自らの姿を偽っていた際には、「紫苑寺(しおんじ)」と名乗り、私立国際教導学院にて教師をしていた。 『SK2』にて真の姿を現し、フェリセスとエレニスの二人を配下として引き連れ、自らの野望実現のため、本格的にメッツァーに共闘を申し出る。独自の聖涙石の研究によって、自らの魔力と引き換えに聖涙石の力を完全無効化する対消滅呪文を会得している。 クイーングロリアによって自らの実母の追放を黙認され、更には自分まで放逐されたことで、「守る者」のいなくなったエルウィンの心は大きく歪むこととなった。当然クイーングロリアを憎んでいるが、ティアナに対してはグロリアが彼女のみに愛情を注いでいた事を妬んでいた反面、若干兄妹としての感情も持っており、彼女を傷つける事に何処か抵抗感を持っている。また、内心では自らの野望を止められない事に苦悩していたようで、ルートによっては抵抗しないまま自らティアナに討たれる道を選ぶ。 メッツァー事を「歪んだ秩序の狭間に産み落とされた稚児」と例えている事から、彼の出自についても、何か知っていたらしい。 小説版『SK2』では逃亡した地上世界(日本)の社会制度を目にしたことで大陸全土を一つの王家が支配する絶対王政の歪みを実感し、その歪みを正すためにゼーロウを民主制に近い体制の国家として独立させようと戦っている。
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