美吉錦【ミヨシニシキ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9232号 |
登録年月日 | 2001年 8月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 美吉錦 よみ:ミヨシニシキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北脇敏匡 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県美嚢郡吉川町水上729番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 北脇敏匡 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、無名実生種の自然交雑実生の中から選抜して育成されたものであり、花は濃赤茶色に鮮緑黄色の爪斑が入るやや小輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度及び厚さは中、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みはやや低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数は極少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや小、幅は中、外花弁の表面の色は濃赤茶(JHS カラーチャート0709)で先端部は鮮緑黄(同2706)、裏面の色は明緑黄(同2705)に赤茶(同0715)の筋斑、舌状花表面の色の分布状態は爪斑、外花弁の角度は上向き、花盤の色は緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさはかなり小、総ほうの大きさは小、花首の太さは細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「コカルデ」及び「華のジュリアン」と比較して、舌状花の重ねが1.5列までであること、外花弁の表面の色が濃赤茶で先端部が鮮緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に育成者のほ場(兵庫県美嚢郡吉川町)において、育成者所有の無名実生種の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「白水エミリー」であった。 |
- 美吉錦のページへのリンク